原題『拳神』。英語題『THE AVENGING FIST』。脚本:チャン・サプ・サム。監督:アンドリュー・ラウ&コリー・ユン。VFX:メンフォンド・エレクトロニックアート・アンド・コンピュータデザイン・カンパニー。2001年、香港映画(製作:メンフォンド&スター・イーストBOB)。カラー・シネスコ。ドルビー・デジタルEX。上映時間97分。2002年6月1日から14日まで新宿ジョイシネマ3にて公開。配給:マクザム。
2050年の香港が舞台。クァン〈光〉(ワン・リーホン)と彼の親友ジャズ(チン・ガーロウ)は、エア・ボードで闘技場に向かっていた。闘技場で彼らを待っていたのは、クァンの姉ベル(クリスティ・ヨン)。彼女のお気に入りのファイターは、連勝街道爆走中のティロン〈鉄浪〉(スティーブン・フォン)だった。ティロンを倒せば、莫大な懸賞金が手に入る。金を稼ぎたかったクァンは、ティロンに挑戦した。クァンは、この闘いで門外不出の「拳法」を使用。ティロンとの闘いに勝利するも、そのことを母ウィン〈雨〉(セシリア・イップ)に咎められてしまった。クァンが使用した「拳法」とは、彼の死んだ父フォンロイ〈風雷〉(ユン・ピョウ)が、新たに編み出したものである。母親に叱られたクァンたちは、憂さ晴らしに話題のクラブを訪ねることにした。そこで、クァンはCMアイドルのエリカ(ジジ・リョン)と出会う。だが、このクラブ、ドラッグ売買の場となっているようだ。そして、ドラッグ売買の背後に、ジン21〈戦21〉(ロイ・チョン)の影がチラつく。クァンはエリカの様子がおかしいことに気付いた。どうやら、誰かにドラッグを飲まされたらしい。その時、ダーク刑事(サモ・ハン・キンポー)がクラブ内に踏み込んできた。警察に捕まるまいと「父の拳法」を使うクァン。それを見たダークは、昔のことを思い出した。それは、まだ若かったダーク(イーキン・チェン)が、「パワーグローブ」の実験に参加していた時のことである……。
上記の英語タイトルの他、『GOD OF FIST STYLE』や『FIGHT ZONE』(イギリス版DVDタイトル)、『LEGEND OF THE FIST MASTER』などの英語題でも出回っているそうだ。しかし、当初、予定されていたタイトルは『LEGEND OF TEKKEN』である。そう。本作品は、ナムコ社の大人気ゲーム『鉄拳』の実写映画になるはずだった。……が、何らかのトラブルが発生。この企画はボツになってしまう。どうやら、ハリウッドでも『鉄拳』を映画化することになり、香港サイドは版権をハリウッド側に奪われてしまったようだ。このような事態になったら、通常、香港版『鉄拳』は、お蔵入りになるところである。だが、香港サイドは、この企画をリサイクル(失笑)。『拳神』として見事(?)復活させたのだ。ちなみに、ワン・リーホンのヘア・スタイルなどに『鉄拳』の名残を見ることが出来る(苦笑)。
さて、本作を語る上で忘れることが出来ないモノと言えば、「パワーグローブ」であろう。「パワーグローブ」と言えば、「PAX〈パックス〉パワーグローブ」(失笑)。『妖獣都市〜香港魔界篇〜』(1993年)以来の登場だろうか(苦笑)?
ところで、この作品、ワン・リーホンの初主演映画だったりもする。日本での公開は、俳優デビュー作となった『SPY_N』よりも先になったけどね(失笑)♪あと、ジャズを演じたチン・ガーロウは『無問題2』の監督。何となく椎名桔平に似ていると思うのは、拙者だけだろうか(苦笑)?
●おすすめ対象
対戦型格闘アクション・ゲーム『鉄拳』のファンは要チェック!?
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●一言で言えば……
香港版『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』!?