■ケス
2003年2月8日 新宿武蔵野館4(現:新宿武蔵野館2)

 原題『KES』。原作&脚本:バリー・ハインズ。監督&脚本:ケネス・ローチ。製作&脚本:トニー・ガーネット。1969年、イギリス映画(製作:ウッドフォール映画)。カラー・スタンダード。モノラル。上映時間112分(オリジナル版:110分/オランダ公開版:90分)。2003年2月8日から2月21日まで新宿武蔵野館でレイトショー公開。配給:シネカノン&武蔵野興業。
 出演者は以下の通りである。中学卒業を控えたビリー・キャスパー(デイヴィッド・ブラッドレー)。母(リン・ペレー)。炭鉱労働者の兄ジャド(フレディ・フレッチャー)。理解ある国語教師ファーシング(コリン・ウェランド)。サッカー狂いの教師サグデン(ブライアン・グローヴァー)。鞭打つグリース校長(ボブ・ボウズ)。就職担当役人(バーナード・アザ)。パブのコメディアン(ジョーイ・ケイ)。ビリーの友人(ジョージ・スピード&ステファン・クロスランド&フランク・ノートン&マーティン・ハーレイ)。図書館司書(ズー・サザーランド)。母親の友人(ジョー・ミラー)。フィッシュ&チップス店の男(ビリー・ディーン)。数学教師(ジオフリー・バンクス)。牛乳配達員(ダギー・ブラウン)。新聞販売業者(ハリー・マーカム)。
 ケネス・ローチ(ケン・ローチ?)による長編2作目である。素人俳優の起用、徹底したロケーション主義など、禁欲的で知性あふれるスタイルに注目したいところだ。ちなみに、監督自身が、自らの最高傑作に本作を挙げている(自画自賛?)。さて、トニー・ガーネットは本作のためにローチとケストレル・フィルムズを興した。脚本は、バリー・ハインズの未発表小説『Kestrel for Knave(邦題:少年の長元坊)』を基に、ハインズとローチが共同で執筆。ロケ地の炭鉱町は原作&脚本のハインズの生まれ故郷バーンズレイである。主要な舞台でもある学校では、彼が実際に教鞭を取っていたこともあるそうだ。1969年カルロヴィ・ヴァリ映画祭でグランプリを受賞している。

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