民営の学童保育所「つばさクラブ」を扱ったドキュメンタリーフィルム。『放課後』、『自転車』、『雪合戦』の3作から構成される。3作とも、監督&撮影&ナレーションを小林茂が担当。2000年、日本映画(製作:映画「放課後」製作委員会&小林茂&協映)。カラー・スタンダード(16mm)。モノラル。上映時間108分。2001年3月10日から3月30日までBOX東中野(現:ポレポレ東中野)にて公開。配給:「こどものそら」上映委員会。
【放課後】 1997年、日本映画(製作:映画「放課後」製作委員会&小林茂&協映)。カラー・スタンダード(16mm)。モノラル。上映時間20分。小学1年生から6年生までの児童を放課後に保育する施設のことを学童保育所と言う。障害児も健常児も共に放課後を過ごす学童保育所「つばさクラブ」の一日を通して、その哲学を関係者が語る。
【自転車】 1999年、日本映画(製作:映画「放課後」製作委員会&小林茂&協映)。カラー・スタンダード(16mm)。モノラル。上映時間30分。小学6年生達が参加する「つばさクラブ」の夏のイベントである7泊8日の自転車旅行の記録。
【雪合戦】 2000年、日本映画(製作:映画「放課後」製作委員会&小林茂&協映)。カラー・スタンダード(16mm)。モノラル。上映時間58分。子供たちの雪合戦をメインに「つばさクラブ」の運営費を稼ぐバザーや、新たに学童保育施設を立ち上げようとする保護者たち「スタート」の活動を記録。
まず、【放課後】を見て驚いたことは、子供たちが狭い部屋の中で、まるで芋を洗うかのごとき状態で過ごしていたことである。民営のため、経済的に苦しいそうだが、こういった施設に対してこそ、行政はもっと補助を手厚くするべきだ。選挙権を持つ年寄りやゼネコンのために税金を使うことも大切だとは思うが、日本の将来を担う子供たちのために私たちの税金を使って欲しい。
次に【自転車】だが、こちらは、ちょっとしたロードムービーになっている。子供たちのモノローグが面白く、つい吹き出してしまった(笑)。ラストのトンネルを抜けて光の中に子供たちが消えてゆくシーンはカッコイイの一言(まじ)!!
最後の【雪合戦】は、少し中だるみするところもあるが、雪合戦のシーンでのナレーションが面白くて笑える(笑)。
さて、私自身、学童保育の世話になった経験があるので、自分の時と比べながら鑑賞することが出来た。私の住む江戸川区では学童保育所に小学1年から3年までしかいられない。なぜ、小学4年生になったら、退所しなければならないのか?当時、その理由が分からなかったが、この映画を観て、行政からの補助が小学3年生までしか出ないことを初めて知り、やっと理解できた。しかし、なぜ、行政は小学3年生までで補助を打ち切ってしまうのか?新たな疑問が発生した。
このように、学童保育について、考える機会を与えてくれる作品である。独立した3作品を、ただ繋げただけなので、内容の重複はあるが、意外と楽しめた。
●おすすめ対象
小学生以下の子供を持つ保護者と教職を目指す者は必見!!
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●一言で言えば……
学童保育にスポットを当てた貴重なドキュメンタリー!!