■黒水仙
2003年5月14日 千代田区公会堂(九段下)

 英語題1『THE LAST WITNESS』。英語題2『BLACK NARCISSUS』。原作:キム・ソンジョン『最後の証人』。監督:ペ・チャンホ。2001年、韓国映画(製作:シネマ・サービス&MVPベンチャー・キャピタル&テウォン・エンタテインメント・プロダクション)。カラー(一部モノクロ)・シネスコ。ドルビー・デジタル。上映時間103分(釜山国際映画祭版:120分/韓国公開版:106分)。2003年5月31日からシブヤ・シネマ・ソサエティにて公開。配給:ギャガ・コミュニケーションズ(アジアグループ)。
 出演者は以下の通りである。漢江に浮かんだ死体ヤン・ダルス(イ・ギヨン)。ソン・ジヘ(イ・ミヨン)。小作人の息子ファン・ソク(アン・ソンギ)。オ・ビョンホ刑事(イ・ジョンジェ)。「前田慎太郎」ことハン・ドンジュ(チョン・ジュノ)。日記を持っていたカン・マノ(カン・ソンジン)。麻薬の密売人キム・ジュンチョル(キム・スロ)。元警察署長で第2の被害者のキム・ジュンヨプ(キム・ドンス)。小学生の娘がいる相棒刑事(イ・デヨン)。
 第6回釜山国際映画祭オープニング作品である。監督は「韓国のスピルバーグ」と呼ばれている(らしい)ペ・チャンホ。『情事』に出演したイ・ジョンジェや、『アタック・ザ・ガス・ステーション!』でタンタラ役を演じたカン・ソンジンが出ている。原作は1974に発表され、1980年に『最後の証人』(イ・ドゥヨン監督)として映画化済みなので、再映画化という感じであろうか。
 さて、前半は昔の刑事ドラマみたいで、正直、眠かったことを告白しよう。だが、日本の宮崎県に舞台が移動してからは必見である。まず、屋台街の舞妓(?)に爆笑。ココはドコですか(失笑)?また、突然の地震は「日本=地震」と考える韓国人ならではの演出か(苦笑)?そして、前田慎太郎の日本語にも失笑すること間違い無しであろう(苦笑)。2時間モノの旅情サスペンスみたいな安っぽさも素敵だった(失笑)。ちなみに、製作費は53億ウォン(約5億円)。宮崎県も5億ウォンを出し、ロケーションに協力したそうだ。そのため、高千穂峡、飫肥城、サボテン公園など、宮崎の名所がロケ地として使用されている。それにしても、ラストシーンのアン・ソンギは良かった。韓国語なので何を言っているのか判らないのだが、それでも何かが伝わってくる迫力があった。それにひきかえ、イ・ミヨンの肌を傷付けるという理由で老婆にする特殊メイクが見送られたそうだが、女優魂を見せて欲しかったところである。残念。

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 宮崎県人なら必見!?

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●一言で言えば……
 巨済島!!


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