■ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
2003年3月27日 ワーナーマイカルシネマズ市川妙典/日本語吹替版

 原題『THE LORD OF THE RINGS:THE TWO TOWERS』。原作:J・ロナルド・ローレル・トールキン。監督&脚本:ピーター・ジャクソン。脚本:フラン・ウォルシュ&フィリッパ・ボウエン&スティーブン・シンクレア。吹き替え版翻訳:平田勝茂。2002年、ニュージーランド=ドイツ=アメリカ合作(製作:ニューライン映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS−ES&ドルビー・デジタルEX。上映時間179分。2003年2月22日から全国松竹・東急系にて拡大公開。チェーン・マスターは丸の内ピカデリー1。配給:日本ヘラルド映画&松竹。興行収入成績:79億円。
 出演者は以下の通りである。フロド(イライジャ・ウッド&声:浪川大輔)。サム(ショーン・アスティン&声:谷田真吾)。ガンダルフ(イアン・マッケラン&声:有川博)。アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン&声:大塚芳忠)。エルフのレゴラス(オーランド・ブルーム&声:平川大輔)。ドワーフのギムリ(ジョン・リス=デイヴィス&声:内海賢二)。メリー(ドミニク・モナハン&声:村治学)。機転を利かせてエント族を戦いに参加させるピピン(ビリー・ボイド&声:飯泉征貴)。アルウェン(リヴ・タイラー&声:坪井木の実)。ガラドリエル(ケイト・ブランシェット&声:塩田朋子)。サルマン(クリストファー・リー&声:家弓家正)。〈リヴェンデル〉の支配者エルロンド(ヒューゴ・ウィービング&声:菅生隆之)。ローハンのセオデン王の姪エオウィン(ミランダ・オットー&声:本田貴子)。ローハンのセオデン王(バーナード・ヒル&声:佐々木勝彦)。ボロミアの弟ファラミア(デヴィッド・ウェンハム&声:宮本充)。セオデン王を操る蛇の舌グリマー(ブラッド・ドゥーリフ&声:金尾哲夫)。“スメアゴル”ことゴラムことゴクリ(アンディ・サーキス&声:長島雄一)。グリマーに追放されるエオメル(カール・アーバン&声:山寺宏一)。助太刀に現れるエルフのハルディア(クレイグ・パーカー&声:安井邦彦)。“木の鬚”ことファンゴルン(ジョン・リス=デイヴィス/兼役&声:石田太郎)。セオデン王の右腕ハマ(ジョン・レイフ&声:立木文彦)。
 前作において巻き起こった字幕問題は、週刊誌に取り上げられたり、その記事が海外にまで配信されたりと、見事に戸田の化けの皮をはいでくれた(拍手)。字幕問題はPJ(ピーター・ジャクソン監督)も本作のプレミアで懸念を表明したし、これで戸田に字幕を発注する人も減るかな?……是非、減って欲しい(切実)。さて、本作の字幕は、戸田が名前貸し程度で、あまりタッチしないことで解決(?)したらしい(未確認情報)。
 ……というわけで、日本語字幕についてはパスして、映画本編の映像について語ってみよう。まず、撮影済みだったアルウェンのバトル合流シーンをカットした為に、無意味に思えるシーンが出来てしまったということだ(例:アラゴルンの川流れ)。ただ、ヘルム渓谷での戦闘場面に、アルウェンがチラッと映っているシーンが……(苦笑)。また、細かいことであるが、“ピピンとメリーをさらったウルク=ハイの丸焼き”から“ガンダルフの黄泉がえり”まで、フィルムが【裏焼き】になっている。ワーグに乗ったウルク=ハイとの戦いでも【裏焼き】が(冷汗)。ギムリの獲物を横取りするレゴラスが“左で”弓を引いていたことからも明らかであろう。
 ところで、サム役のショーンは「この映画は9.11以降に改めて編集がなされたんだ。ぼくはこの映画は、ピーターの9.11に対するメッセージがこめられていると思ってる」と語っている。その発言を真に受ければ、メリーの「世界の一員」というセリフや、サムの「この世には命に代えてでも守らなきゃならないものがあるんです」は、9.11以後に加えられたものだろうか?……個人的には、ご大層なセリフを吐かない非人間キャラに感情移入して鑑賞した。ゴラムは、もちろん、エント族も好き。ちなみに、怪鳥の名はナズグルである(ワイバーンに見えるけど)。

●おすすめ対象
 やっぱり、吹き替え版がオススメ?

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●一言で言えば……
 ガンダルフは『黄泉がえり』


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