■ラスベガスをやっつけろ
2000年3月16日 上野スタームービー

 ジョニー・デップとクリスティーナ・リッチの初共演作。原題『FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS』。原作:ハンター・S・トンプソン。監督&脚本:テリー・ギリアム。脚本:トニー・グリソーニ&トッド・ディヴィーズ&アレックス・コックス。音楽:レイ・クーパー。1998年、アメリカ映画(製作:ユニヴァーサル映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間118分。1999年12月18日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。上野スタームービーでは2000年3月17日まで上映。配給:東北新社。
 1971年のアメリカが舞台。デューク(ジョニー・デップ)は記者、友人の弁護士ゴンゾー(ベニチオ・デル・トロ)とラスベガスに向かっている。実は、2人ともコカイン、マリファナなどの薬物中毒者。終始、白昼夢の世界でトリップしている彼らは、行く先々で騒ぎを起こす。画家志望の少女ルーシィ(クリスティーナ・リッチ)にLSDをかまし、ホテルに連れ込んだことで、警察に捕まると考えた2人は、さらに珍妙な行動に走るが……。
 上記以外の出演者は以下の通り。ヒッチハイカー(トビー・マグワイア)。金髪のTVレポーター(キャメロン・ディアス)。雑誌記者(マーク・ハーモン)。ミュージシャン(フレア)。ハイウェイ・パトロールの警官(ゲイリー・ビジー)。判事(ハリー・ディーン・スタントン)。ウエイトレス(エレン・バーキン)。
 正直、だまされた気分。ストーリーなんて、あって無きが如し。とにかく、イカれた大の大人が見る幻覚と奇行を、これでもかと見せられる。酒場の客が皆、ゴジラみたいな爬虫類になったり、カーペットの草木の模様が人の足に絡み付いたりと前半は何とか楽しませてくれるが、後半の暴力的な演出には……(冷汗)。特に、ゲロの場面や排泄物のシーンなど、目を背けたくなる場面が続出する後半は頂けない。嫌悪感がつのるばかりだ。不思議の国のアリスのような裁判のシーンや、ゲイの警官など、笑える場面ばかりに編集し直せば、良くなるかもしれない。
 ジョニー・デップが髪の毛を剃って、頑張っているが、どうにも物語がダメだ。予告編の出来が良かったために騙されたようである(不覚)。『ヴァン・ダム イン コヨーテ』を観れば良かった……(涙)。

●おすすめ対象
 オススメしかねます(苦笑)。

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●一言で言えば……
 なんで、こんなのがヒットしたの?


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