実話の映画化。一部登場人物を本人が演じているところが他の実話物に無い魅力となっている。原題『MUSIC OF THE HEART』。監督:ウェス・クレイブン。脚本:パメラ・グレイ。1999年、アメリカ映画(製作:ミラマックス映画)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間123分。2000年9月9日より全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは丸の内プラゼール。配給:アスミック・エース・エンタテインメント。興行収入成績:5億7000万円。
1983年、アメリカ、イースト・ハーレム。夫に捨てられ、2人の息子を養わなければならなくなったロベルタ・ガスパーリ(メリル・ストリープ)は、学生時代の友人ブライアン(ジョシュ・ペス)の紹介でジャネット校長(アンジェラ・バセット)に会う。2人の息子のパフォーマンスもあり、小学校の臨時教員となったロベルタ。しかし、周りの教師たちの態度は冷たい。ロベルタの理解者は、ジャネット校長と同僚教師イザベル・ヴァスケス(グロリア・エステファン)だけであった。スラム街の子供たちにヴァイオリンで「キラキラ星」を教え始めたロベルタ。だが、反抗的な生徒たちや保護者の無理解に続けていく自信を無くしてしまった。やがて、夫との離婚が決定的となり、家庭では息子たちに当たってしまう。そんなグロリアを何かと支えてきたブライアン。ロベルタは彼と結婚したいと思うが、母親アスンタ(クロリス・リーチマン)は反対する。さらに、ブライアンの煮え切らない態度にキレてしまったロベルタは自ら別れを切り出してしまった。どん底の私生活の中、ロベルタのヴァイオリン教室は発表会で大きな評価を受ける。それから、10年後、1400人以上の子供たちを教えてきたロベルタの教室を市は切り捨てた。途方にくれるロベルタを救ったのは、息子ニック(チャーリー・ホフハイマー)とレキシー(キーラン・カルキン)がロベルタに内緒で募集した恋人ダン(ジェイ・O・サンダース)だった。ダンは知り合の記者ドロテア・フォン・ハフテン(ジェイン・リーヴズ)に連絡してロベルタの教室を取材させる。また、彼女のアイデアで教室存続を訴えるチャリティーコンサートを開くことにした。それを聞いたアイザック・スターンやイツァーク・パールマン、アーノルド・スタインハート、マーク・オコーナー、ジョシュア・ベルといった一流ヴァイオリニストが協力を申し出る。ロベルタ教室の50人の子供たちと一流ヴァイオリニストとの共演にチケットは飛ぶように売れた。しかし、コンサート3週間前に会場が使用不可能になってしまう……。
1996年アカデミー賞ドキュメンタリー部門にロベルタ先生の活動を記録した『Small Wonders』がノミネートされた。それに感動したミラマックス社の社長ハーヴィ・ワインスタインとウェス・クレイヴン監督が再映画化した実話モノ。ロベルタ先生は、この映画のために2カ月ヴァイオリンの特訓をしたメリル・ストリープが演じているが、生徒たちは、実際にロベルタ先生の生徒たちである。彼らの芸達者ぶりにビックリ!!
また、一流ヴァイオリニストたちが自身の役で出演しているので、カーネギーホールでの演奏会は素晴らしいの一言である!!映画を観に行って、コンサートにまで行った気分になれるなんて、一粒で二度美味しいとはこのことだ!!
イザベル・ヴァスケス役のグロリア・エステファンが歌う主題歌「ミュージック・オブ・マイ・ハート」も必聴モノ。エンドクレジットで感動を噛みしめながら聴き惚れろ!!一緒に唄え!!
●おすすめ対象
教師を目指している人、現在、教師である人は、絶対観るべし!
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●一言で言えば……
心で聴く、心で泣く。