戸梶圭太の同名原作を『ケイゾク/映画』の堤幸彦監督が映画化。脚本は『クロスファイア』の横谷昌広が担当。2001年、日本映画(製作:東映&エイチ・エム・ピィ&東映エージェンシー)。カラー・ビスタ。DTSステレオ。上映時間101分。2001年2月3日から2001年3月2日まで全国東映邦画系にて公開。チェーン・マスターは丸の内東映(現:丸の内TOEI1)。配給:東映。興行収入成績:2億200万円。
現代の日本、東京が舞台。グラフィックデザイナーとして有名な岡部哲晃(IZAM)が悪夢から目覚めると、そこは見慣れた自室であった。点いたままのテレビが銀座の映像を映し出している。場所は変わって銀座。下半身を露出したまま歩行者天国を駆け抜ける中年男性の姿があった。銀座のストリーキング男は大手フィルムメーカー「ダイトー」の幹部である。その「ダイトー」の専務である保坂(勝部演之)は「溺れる魚」と名乗る企業脅迫犯からのEメールを前にして頭を抱えていた。銀座のストリーキングに続き、渋谷で「モーニング娘。」を踊りながらダイトー首脳陣が全裸になるよう犯人からの指示が入ったからである。保坂は警視庁公安部の刑事である石巻修次(伊武雅刀)に犯人の特定を極秘裡に依頼。だが、石巻は警察庁特別監察室から目を付けられていた。特別監察室の室長である御代田警視正(渡辺謙)の指示で、相川真紀(仲間由紀恵)は、石巻の内偵に白州勝彦(椎名桔平)と秋吉宗貴(窪塚洋介)を付ける。しかし、宍戸錠(宍戸錠/本人役で出演)マニアの白州刑事は、犯人を射殺し、証拠品である現金を着服。女装趣味の秋吉刑事は、婦人警官の制服を盗んだという問題警官だった。真紀は上司である御代田警視正の人事に疑問を感じずにはいられない。石巻を内偵するため、岡部が経営するゲイクラブに出入りすることになった白州と秋吉。これといった証拠を掴めずにいたところ「ダイトー」に「溺れる魚」から4000万円を要求するEメールが送られてきた。保坂は懇意にしているヤクザの沢木(白竜)の協力を得、犯人を捕まえようとするが、現金引渡場所である新宿サメ広場で新興宗教の教祖(野際陽子)とヤクザが銃撃戦を始めてしまう……。
ホームページ管理者である松下怜之佑がエキストラとして初めて出演した記念すべき作品。エキストラ出演に関してはエキストラ体験記を参考にして頂くことにして、ここでは私がどこで出てくるかについて語ろう(苦笑)。私が出演したシーンは銃撃戦が繰り広げられる新宿サメ広場のシーン。新宿サメ像の周辺を上から撮影した場面では案内標識の前をウロウロしている(下図参照)。この時の上着はブルー。白いスニーカーを履いている。

次に金髪のカツラを付け全身を紫で包み、ピンクチラシを配る椎名桔平と絡むシーン(下図参照)。椎名の前で一瞬、立ち止まりかける黒いコートを着た男が私。残念なことに新宿サメ像の影になっている。まるでラストまで顔を見せなかった御代田警視正のようだ(失笑)。

さらに、保坂専務が4000万円を抱えて新宿サメ像の前で辺りを窺う場面(下図参照)では、ピントが合っていないのでぼやけているが、誰かを待っている演技をしている私が背景に映っている。この時の服装は黒いコートに茶色のズボン。

一番はっきりと映っているのが、宍戸錠がゲストとして出演しているTV番組の収録を見学しているシーン(下図参照)。料理をする錠さんを見て茫然とする白州(椎名桔平)の横で、錠さんのオヤジギャグに大笑いしている緑色の服を着た男が私だ。

他にも逃げる群衆のシーンで緑色の服を着た後ろ姿が拝める。映画を観るまで、こんなに映っているとは思っていなかったので正直言って嬉しかった(苦笑)。皆さんも機会があったらエキストラをやってみることをお勧めする。きっと素晴らしい経験が出来るだろう。
さて、映画の話に戻ろう。下半身まる出しの姿でオヤジたちが繁華街で走り回ったり(無許可のゲリラ撮影)、IZAMと窪塚洋介が妖しい関係になってみたり(女性ファン必見!?)、宍戸錠ことエースのジョー(往年の日活アクションのスターキャラクター、代表作は『メキシコ無宿』など)が復活したり、堤監督が歌を披露していたり(「REVERSIBLE BEAT」というユニットを組んで劇中挿入歌『BONZO』他でCDデビュー決定!?)、野際陽子がジョン・ウーばりのガンアクションを見せれば、仲間由紀恵がレストランの場面でスゴイ所を見せてくれたり……と、とにかくオモチャ箱をひっくり返したような楽しさ(失笑)。あまりにヘンなキャラクターばかり出てくるので、元々色モノキャラであったIZAMが異様にシリアスに見える(失礼)。映像的にはミュージッククリップを思わせるスタイリッシュな映像。エンディングで流れる主題歌『edge』(歌:鬼束ちひろ)も作品に合っている。
私が出演しているから勧めるわけではないが、本当に面白いので劇場で体験して欲しい。そうそう。エンドクレジットが終わって画面が暗くなっても席を立たないように。堤作品はラストのオマケまで楽しいのだから(苦笑)。
●おすすめ対象
日本映画が地味で暗いと思っている人は認識が変わるかもよ。
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●一言で言えば……
堤版『あぶない刑事』!?