テレビドラマの脚本家である三谷幸喜の実体験に基づいたコメディ作品。監督&脚本:三谷幸喜。音楽:服部隆之。2001年、日本映画(製作:東宝&フジテレビ/製作協力:プルミエ・インターナショナル&クロスメディア)。カラー・ビスタ。ドルビー・デジタル。上映時間115分。2001年6月9日より全国東宝邦画系にて公開。チェーン・マスターは日劇東宝(現:日劇2)。配給:東宝。興行収入成績:12億5000万円。
2001年の日本が舞台。TVドラマの脚本家である飯島直介(田中直樹)と直介の妻で美術教師の民子(八木亜希子)は、念願のマイホームを建てるにあたり、設計を民子の後輩であるインテリア・デザイナーの柳沢英寿(唐沢寿明)に任せる。柳沢の仕事ぶりを見るため、彼の事務所を訪ねた直介。そこには柳沢の恋人であるナオミ(エリカ・アッシュ)が全裸で眠っており、直介は目のやり場に困ってしまった。柳沢が内装を担当した喫茶店に向かった直介たちは、そこで携帯電話片手に大声で会話する女(佐藤仁美)と出会う。彼女のせいで店の雰囲気は台無しだ。柳沢が女に注意をしたところ、携帯電話女の恋人(松重豊)が柳沢に絡んでくる。だが、柳沢はそれを返り討ちにしてしまった。喫茶店のマスター(小日向文世)と共に茫然とする直介は、言い知れぬ不安を感じ始める。柳沢には建築士の免許が無かったので、直介たちは民子の父親である大工の岩田長一郎(田中邦衛)に登記や施工を頼むことにした。しかし、柳沢が主張するアメリカ様式の設計に日本の古い大工である長一郎は反発を覚える。2人の対立は日々深まり、長一郎は設計士の須賀(白井晃)に別の設計図を描かせてしまった。さらに、直介の母でフィリピンパブ経営者である飯島セツ子(野際陽子)が風水の観点から設計に口を出してきて大混乱。民子の母である光代(吉村実子)や姉の青沼実栄子(清水ミチコ)は、なかなか着工に至らないことを心配するが、実栄子の夫である菊馬(山寺宏一)は彼らのトラブルに興味津々の様子である。また、中井貴一(中井貴一/本人役で出演)主演のドラマ「おとぼけマンション」の脚本を堀ノ内修司プロデューサー(布施明)からせっつかれている直介は、柳沢と長一郎の狭間で多大なストレスを感じていた。ようやく着工に至っても、左官屋の永井(松本幸次郎)、電気屋の松前(松山照夫)、鳶の米田(榎木兵衛)、ペンキ屋の八木田(井上昭文)、大工の佐野(江幡高志)、土建屋の荒川シニア(八名信夫)、そして、大工の荒川ジュニア(伊原剛志)ら、長一郎の仲間たちと柳沢は事あるごとに対立をする。設計への意欲を失った柳沢は行きつけのバーで、カクテルの出来が気に食わないと言っては女性客(戸田恵子)にカクテルを出さない変人バーテンダー(真田広之)を目の当たりにした。男性客(梅野康靖)は、それを見て「プロだね〜」と感心するが、柳沢は自嘲的な笑みを浮かべ、建築中の飯島邸へと向かう……。
通好みの豪華キャストだ。上記のほか、酒屋のケントちゃん役で梶原善、管理人役で近藤芳正、火星人役で遠藤章造、そして、ノンクレジットだが、AD役で明石屋さんま、神主役で香取慎吾、そして、ゴジラ(中に入っていたのは田口浩正?)までもが出演していた。
ところで、私の祖父は大工である。私が小学生の時に死んでしまったが、もし、長生きしていたら、柳沢と長一郎のように、私も祖父と衝突し合っていただろうとよく言われる(苦笑)。残念ながら大工である祖父からは、あまり多くのことを学べなかったが、この作品を観て、祖父もこんな感じで仕事をしていたのかなと思うと涙が出た(泣)。
それにしても「八木アナLOVE」な作品である(笑)♪三谷監督の公私混同ぶりは、かなり甚だしい(失笑)。三谷監督の妻である女優の小林聡美さんが観たら、三谷家はすぐさま冷戦状態に突入してしまうだろう(苦笑)。
●おすすめ対象
これから家を建てようと思っている人は必見!?
●関連商品
●一言で言えば……
「田中邦衛LOVE♪」ムービーでもある(爆笑)。