■パーフェクトストーム
2000年7月25日 東京国際フォーラム・ホールA(有楽町)

 原題『THE PERFECT STORM』。ドイツ語題『DER STURM』。実話をもとにした海難パニック映画。監督&製作は『Uボート』のウォルフガング・ペーターゼン。原作:セバスチャン・ジュンガー。脚本:ウイリアム・D・ウィットリフ。2000年、アメリカ=ドイツ合作(製作:ワーナー・ブラザース映画&ヴィレッジ・ロードショー映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタルEX。上映時間130分。2000年7月29日から全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは丸の内プラゼール。配給:ワーナー・ブラザース映画。興行収入成績:37億円。
 1991年10月、アメリカ、マサチューセッツ州グロースター港に入港したカジキマグロ船アンドレア・ゲイル号の水揚げ量は過去最低のものだった。一方、女船長リンダ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)の船は大漁続き。不振の続くアンドレア・ゲイル号の船長ビリー(ジョージ・クルーニー)は、再び、出漁することをマーフ(ジョン・C・ライリー)やバグジー(ジョン・ホークス)ら、仲間に告げた。しかし、新入りボビー(マーク・ウォールバーグ)の恋人クリスティーナ(ダイアン・レイン)は、命の危険がある出漁を快く思わない。だが、ビリーの仲間であるサリー(ウィリアム・フィシュトナー)も加わって、船は港を出て東へと向かった。いつもの漁場で操業するが、やはり、マグロはかからない。そこで、さらに東に進み、誰も操業しない海域フレミッシュ・キャップに移動したところ大漁。しかし、製氷機が故障したため、すぐに帰港しなければならなくなる。だが、既に、帰り道には大型のハリケーンが待ち構えていた……。
 実は、面白くなさそうだったのでノーマークであった作品。だが、見事、良い意味で期待を裏切ってくれた。2時間10分という長い上映時間も気にならない面白さである。これはオススメ(まじ)!!
 ジョージ・クルーニーとマーク・ウォールバーグと言えば、『スリー・キングス』で共演してから意気投合。最近では妖しい関係(苦笑)も噂されるほどの仲良しぶりである。今回はジョージ・クルーニーの強烈なプッシュもあり、マークとの共演が決まったそうだ。普通、こういったことがあると「実力もないのにコネだけで成り上がった」という声が聞こえてきそうだが、そんな声が全く聞こえてこないのは彼の人徳のお陰?既に、『ビッグ・ヒット』や『NYPD15分署』などで俳優としての地位を固めているマーク・ウォールバーグは、本作品で新たなる飛躍を遂げそう。要チェック!!一方、最近は特定の女性がなく(ホモ転向説はこれが原因?)、ペットのブタ、そして、2匹のブルドックと暮らすジョージ・クルーニー。ドラマ『ER』でのドクター・ロス役の印象が強いせいか、本作でもカジキマグロ用の釣針を手に引っかけた船員の治療をし、破傷風の注射をする場面があったりする(失笑)。個人的には日本語吹替版を用意してもらいたかった。『ER』(吹替版)のロス医師の声のほうが耳に馴染んでいるからである(苦笑)。
 前半は少し退屈かもしれないが、後半は迫力の映像で肩こりになるほど緊張。そして、涙が止まらなくなる(号泣)。ハンカチとアンメルツ(肩こり用ぬり薬)を用意しておくべきだろう。

●おすすめ対象
 泣ける映画が好きならオススメ!!

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●一言で言えば……
 漢(おとこ)なら熱い涙無しには観られない(泣)。


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