監督&製作&脚本は『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー脚色賞を受賞し、初監督作『ペイ・バック』を途中で放り出した(最後のほうは主演のメル・ギブソンが監督したと聞く)ブライアン・ヘルゲランド。原題は『A Knight’s Tale』。2001年、アメリカ映画(製作:コロンビア映画)。カラー・シネスコ。SDDS&ドルビー・デジタル。上映時間132分。2001年10月6日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターは有楽町スバル座。配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント。
14世紀、ジュースティング競技(=馬上槍試合)に熱狂するヨーロッパが舞台。ウイリアム(ヒース・レジャー)が仕える主人もまた、ジュースティング競技に出場する騎士であった。だが、試合途中に死んでしまう。そこで、ウイリアムが主人のふりをして参戦。平民が出場していることが判ったら大変なことになるので、ウイリアムの兄貴分ローランド(マーク・アディ)や弟分のワット(アラン・テュディック)はヒヤヒヤもの。しかし、何とかバレずに試合に勝利したウイリアムたちは賞金を得る。これに味をしめたウイリアムは、ローランドとワットにジュースティング競技で一旗上げることを提案。斯くしてウイリアムたちは貴族だと偽って試合に出ようとするが、それには貴族身分証明書が必要だった。ウイリアムたちは旅の途中で出会った文筆家チョーサー(ポール・ベタニー)に貴族身分証明書の偽造を依頼。ウイリアムの人柄に惚れたチョーサーは、やがて彼のプロデュース役を買って出るようになる。仲間の支援もあり、ウイリアムことウルリック卿は、デビュー試合で連戦連勝。ウイリアムは、ふと、父ジョン・サッチャー(クリストファー・カジノブ)の「信じ続けていれば運命は変わる」という言葉を思い出す。イヤミなアダマー伯爵(ルーファス・シーウェル)に破れ、総合優勝は逃したものの、その試合で知り合った貴婦人ジョスリン(シャニン・ソサモン)のハートを勝ち取ったウイリアム。ヤッタネ(笑)!!ジョスリンの侍女クリスティアーナ(ベレニス・ベジョー)から祝勝会への案内を受けたウイリアムは、初めての舞踏会に戸惑いを覚えるが、持ち前の明るさで人気者になっていく。次の試合こそアダマー伯爵を破ってやると意気込むウイリアムことウルリック卿。女鍛冶屋ケイト(ローラ・フレイザー)が作った新しい鎧を身に着け試合に臨む。だが、アダマーは準決勝で対戦するコルビル卿が英国王子エドワード(ジェームズ・ピュアフォイ)であると知るや闘いを棄権。決勝はウイリアムとコルビル卿ことエドワード王子とで争われることになった。チョーサーは棄権することを提案。しかし、ウイリアムはエドワードとの対戦を望んだ。結果はウイリアムの勝利。王族だからといって特別扱いしないウイリアムの姿勢にエドワードは好感を持つ。だが、アダマーとの決着が付けられなかったウイリアムは、そのやるせない気持ちをジョスリンにぶつけてしまう……。
オープニングからQUEENの『We Will Rock You』が流れ、ノリノリの観客(失笑)。ウエーブまでやる始末(爆笑)。顔には、ひいきの騎士のエンブレム・ペイントまでして、まるで、現代サッカーのサポーターである(苦笑)。また、女鍛冶屋ケイトが作った鎧には「ナ○キ」のマークが……。彼女は「これは私が作ったという証よ」と言っていたが、どう見ても「ナイ○」のマークじゃあ〜(ツッコミ)!!この時代考証を故意に無視したやり方には賛否両論あろうが、映画らしい面白さを追求したものとして私は断固支持する!!これは面白いよ〜★
物語も、友情あり、恋あり、親子の情愛ありと盛り沢山ながら、過不足無く全てを描ききっているのに脱帽。ウイリアムと父ジョンとの再会の場面は漢(おとこ)泣きでござる(号泣)!!また、ジョスリンがウイリアムの愛を確かめるために課す試練に、ウイリアムが健気に応える場面も良い。女と男というものを如実に表していて感心した。確かに女性は自分の身も心も男性に捧げる際、自分の価値を知るために男を試すもの。ラブホテルの部屋の代金をケチると、ぶんむくれるのは女性が自分の価値を男から低く見られたと感じるためだ(男にそんなつもりはないのにね)。男性諸君!!お互い苦労するね……(涙)。
さらに、ジュースティング競技の描写も大迫力と来れば、もう観るしかないだろう!!それにしても『グリーン・デスティニー』で味をしめたのか、ソニーの原題を無視した英語邦題(ヘンな日本語だな)は、もうちょっと何とかならんのかね……(失笑)。
●おすすめ対象
デート・ムービーとしても良いかも。カップルで観よ!!
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●一言で言えば……
中世に舞台を借りた熱い青春映画!!