■ルール
2000年9月19日 ニュー東宝シネマ(現:有楽座)

 都市伝説にならった連続殺人事件が巻き起こるサスペンスホラー。ジャミー・ブランクス初監督作品。原題『URBAN LEGEND』。1998年、アメリカ=フランス合作(製作:トライスター映画&フェニックス映画)。カラー・シネスコ。ドルビー・デジタル。上映時間100分。2000年9月9日より全国東宝洋画系にて公開。チェーン・マスターはニュー東宝シネマ(現:有楽座)。配給:東宝東和。
 アメリカのペンドルトン大学が舞台。同大学の女子大生ミッシェル(ナターシャ・グレッグソン・ワグナー)が、大雨の夜、1人で車を走らせていたところ、ガス欠となる。仕方なくミッシェルは不気味なガソリンスタンドに立ち寄った。そこの店員(ブラッド・ダーリフ)に事務所まで来るよう言われたミッシェルは身の危険を感じ、防犯スプレーを店員に噴射。車を発進させる。物凄いスピードで去っていく車に向かって店員が叫んだ。「後部座席に誰かいるぞーっ!!」と。次の日、首を失ったミッシェルの死体が車から発見される。大学新聞の記者ポール(ジャレット・レト)はミッシェルの死を記事にするが、大学イメージの失墜を恐れる学長(ジョン・ネヴィル)の意向を受けた警備員リーズ(ロレッタ・デヴァイン)によって強制的に回収されてしまった。ミッシェルと高校時代の同級生だったナタリー(アリシア・ウィット)は、彼女の死にショックを受ける。そんなナタリーを心配する親友のブレンダ(レベッカ・ゲイハート)と、大学ラジオのパーソナリティとして活躍しているサーシャ(タラ・リード)、そして、サーシャの恋人パーカー(マイケル・ローゼンバウム)は、ナタリーを気遣う。一方、気落ちしているナタリーを見て、口説くチャンスと見たデイモン(ジョシュア・ジャクソン)は、人気のない場所に彼女を連れ出した。しかし、デイモンはナタリーの前で首吊り死体となってしまう。さらに、ナタリーのルームメイトであるトッシュ(ダニエル・ハリス)も酷い姿で発見された。ミッシェルやデイモン、トッシュの殺され方が都市伝説に酷似していることから、大学の授業で都市伝説の講義をしているウェクスラー教授(ロバート・イングランド)を、ポールは怪しむ。用務員(ジュリアン・リッチングス)から旧寮での大量殺人事件の唯一の生き残りがウェクスラーだと知ったポールは、ウェクスラー教授の部屋に忍び込んだが……。
 都市伝説とは日本で言うところの「日焼けサロンで内臓がステーキのように焼けてしまった女子高生」や「携帯電話を毎日使っていた女性の耳が癌化した」などといった噂話のこと。劇中では「後部座席に潜む殺人鬼」や「森の中でカップルがキスをすると男のほうが首吊り死体になる」といった都市伝説が多数引用されていた。なかなか興味深い。ちなみに原題の『URBAN LEGEND』とは、そのものズバリ「都市伝説」のこと。
 さて、興行のほうは公開第1週目から観客動員数が伸びず、トップ10に入れなかったほどの体たらくぶりであった。早く観にいかないと終わってしまうだろう(苦笑)。だが、決してつまらないわけではない。むしろ、私としてはオススメ作品の1つとして自信を持って推薦できる。特に驚かせる演出が巧くドキドキしながら最後まで楽しめた。俳優陣も有名な人が多い。学長役のジョン・ネヴィルは『X−ファイル』の影の政府の幹部として出演していたし、ウェクスラー教授役のロバート・イングランドは『エルム街の悪夢』のフレディ役として有名。他にもGS店員役のブラッド・ダーリフはアカデミー賞ノミネート俳優として多くのホラー作品に出演しているし、ブレンダ役のレベッカ・ゲイハートは『ビバリーヒルズ青春白書』でブレイクした経歴を持っている。
 個人的にはラジオのパーソナリティが殺される様子が生放送される場面にゾッとした。リスナーはパーソナリティのパフォーマンスだと思い、誰も気にしなかったのだ……(冷汗)。

●おすすめ対象
 ホラーや推理サスペンスが好きなら必見だ!!

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●一言で言えば……
 ハイティーン向けのアメリカ版『学校の怪談』!?


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