2002年ゴールデンラズベリー賞(略称:ラジー賞)ノミネート作品(苦笑)。原題『3000 MILES TO GRACELAND』。脚本&監督:デミアン・リヒテンシュタイン。脚本:リチャード・レッコ。2001年、アメリカ映画(製作:フランチャイズ映画&ライトストーン・エンタテインメント)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間120分(米国公開版より5分ほど短くなっている)。2002年6月29日より全国松竹・東急系(旧:松竹洋画系)にて公開。チェーン・マスターは丸の内ピカデリー2。配給:松竹。配給協力:アルゼ。
2001年のアメリカ、ラスベガス近郊にある安モーテル〈ラスト・チャンス〉から物語は始まる。この安宿に、トーマス・J・マーフィー(ケヴィン・コスナー)、ハンソン(クリスチャン・スレイター)、ガス(デヴィッド・アークエット)、黒人のフランクリン(ボキーム・ウッドバイン)、そして、刑務所から出てきたばかりのマイク(カート・ラッセル)が集結した。彼らの目的は、ラスベガスにあるカジノの金庫を襲撃すること。逃走用ヘリコプターの操縦士ジャック(ハウイー・ロング)から武器を受け取った彼らは、「インターナショナル・エルビス・ウィーク」で盛り上がるカジノに乗り込んだ。見事、320万ドル〈約4億円〉の強奪に成功するも、フランクリンが被弾。彼は帰らぬ人となってしまった。このような事態を受け、ハンソンはフランクリンの取り分を皆で山分けしようと提案する。だが、マーフィーは、その提案を却下した。対立する2人。勝利したのはマーフィーだった。結局、ハンソンは自分の取り分も貰い損ねた上、命まで奪われてしまう。ハンソンの遺体を片付けるべく、マイクとガスが穴を掘っていると、突然、マーフィーの銃が火を噴いた。銃弾はマイクとガスに命中する。しかし、マーフィーの裏切りを予想していたのか、マイクだけは防弾チョッキを着ていたので助かった。その頃、安モーテルに320万ドルを取りに戻っていたマーフィーは、交通事故に遭い、意識を失う。そのため、マイクのほうがマーフィーよりも早く宿に辿り着いた。マーフィーに裏切られたマイクは、320万ドルを持ち逃げしようとする。だが、隠しておいた場所に金は無かった。モーテルの女主人シビル(コートニー・コックス)の息子ジェシー(デヴィッド・ケイ)が横取りしたと思ったマイクは、シビルの部屋を訪ねる。案の定、320万ドルはジェシーが隠し持っていた。金を取り戻したマイクは〈ラスト・チャンス〉を後にしようとする。すると、シビルが「私たちも連れていって欲しい」と頼み込んできた。戸惑うマイク。しかし、「家族連れに見せかければ、警察の非常線を突破しやすいかも」と考え、2人を連れていくことにした。マイクが目指す所とは、洗濯屋ジェイ・ピーターソン(ジョン・ロヴィッツ)が経営する古美術店である。そこで〈マネー・ロンダリング〉をするつもりなのだ。……が、予想外の出来事が発生する。シビルが金を持ち逃げしたのだ。自分の子供より金を選んだシビルの行動に動揺するマイク。彼はジェシーと一緒に彼女を追いかける。彼らがピーターソンの店に着いた時、既に惨劇は終わっていた。「金はマーフィーの所にある」。そう判断したマイクは、マーフィーが乗っている車の盗難届けを出し、警察に探させることにした。この作戦は成功する。だが、マイクもまた、車泥棒として警察に捕まってしまった。留置所に入れられたマイクは、自分の隣の房にマーフィーがいることに気付く。「マーフィーが捕まっている間に320万ドルを奪い返さなければ……」。マイクは保釈保証人のシンクレア(ルイス・ロンバルディ)と契約し、マーフィーよりも早く娑婆に出た。マーフィーから金を取り戻したマイク。しかし、マーフィーはジェシーを人質に取って、マイクとの決着を付けようとした。ジェシーを助け出すため、マーフィーが待つ廃工場に向かったマイク。だが、廃工場にいたのはマーフィーだけではない。マーフィーの相棒ジャックと凄腕の殺し屋ハミルトン(アイス・T)が、マイクを血祭りに上げるべく待ち構えていたのだ。一方、被害に遭ったカジノのオーナー(ポール・アンカ)に対して、事情聴取をしていたFBI捜査官のダミトリー(ケヴィン・ポラック)と、その相棒クィグリー(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は、シビルからの通報を受け、SWATチームと共に廃工場へと急行するが……。
この邦題は、2002年6月8日に封切られた『スコーピオン・キング』鑑賞希望客を勘違いさせ、本作品に誤誘導しようとする魂胆で付けられたものだろう(苦笑)。同年5月11日に公開された『スパイダー』という映画の場合、同日封切りとなった『スパイダーマン』と勘違いした客が、劇場に問い合わせをしてきたそうだ(まじ)。閑話休題。原題を直訳すると「グレースランドまで3000マイル」となる。どうして、これが『スコーピオン』という邦題になったかと言うと、本作冒頭の3DCGアニメーションに〈サソリ〉が出てくるからだ(失笑)。メタリックな2匹のサソリが『マトリックス』ばりのバトルを繰り広げる様子を観て、拙者、『漂流街 THE HAZARD CITY』の闘鶏シーンを思い出したでござるよ(苦笑)。
しかし、オープニングのCGアニメより観客たちの度肝を抜いたのは、〈エルビス祭り〉中のカジノに乗り込んだ5人の格好だった。全員、エルビス・プレスリーのコスプレ状態(失笑)。しかも、黒エルビスのマーフィー、赤エルビスのハンソン、青エルビスのガス、黄色エルビスのフランクリン、そして、白エルビスのマイクと、カラー・バリエーションが〈東映戦隊モノ〉を彷彿とさせるものだったのだ!!拙者、つい〈エルビス戦隊プレスリー〉と名付けてしまったでござる(ぉぃぉぃ)。それにしても、プレ〈スリー〉なのに〈5〉人とは、これ如何に(苦笑)?……閑話休題。マジな話、カジノでの銃撃戦はスゴかった♪『オーシャンズ11』で溜まっていたフラストレーションを見事、吹き飛ばしてくれたもの(失笑)。
あと、〈エルビス戦隊〉ほどじゃないけど、アイス・T演じる殺し屋ハミルトンも相当イカレてた(苦笑)。廃工場のクレーンに足を固定して逆さ吊りとなり、両手に持ったマシンガンを撃ちまくりながら、くるくると回転移動(失笑)。その様子は、まるで火花によって回転する〈おもちゃ花火〉のようである。だが、このハミルトンの攻撃、派手なだけで、ちっとも当たっていないのだ(爆笑)。やがて、クレーンは停止。逆さ吊りのため、身動きすら取れないハミルトンは、SWAT部隊によってハチの巣にされた……(合掌)。そうそう。エンドクレジットは最後まで観よう!!ケヴィン・コスナーのNGシーンなどが拝めるからね(コレがまた爆笑モノなのだ)♪
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〈バカ映画〉好きなら必見(まじ)!!
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まさに珍品(大爆笑)!!