ロバート・ゼメキスとジョエル・シルバーが設立したホラー専門映画会社「ダークキャッスル・エンタテインメント」の第1作。原題『HOUSE ON HAUNTED HILL』。脚本:ディック・ビーブ。監督:ウィリアム・マローン。音楽:ドン・デイビス。1999年、アメリカ映画(製作:ダークキャッスル・エンタテインメント)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間93分。2000年7月22日より全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは渋谷東急3(現:廃館)。配給:ギャガ=ヒューマックス共同配給。
1931年、アメリカのバナカット精神医療刑務所では、収容された囚人相手に非人道的な人体実験が繰り返し行われていた。しかし、囚人の暴動によりバナカット院長は殺される。殺される間際、建物を完全閉鎖し火を放ったバナカットのため、5人の職員を除く院内にいた全員が炭と化した。そして、現在。バナカット精神医療刑務所は、修復されて今もその場に建ち続けていた。レジャー会社の社長であるスティーブン・プライス(ジェフリー・ラッシュ)は、100%安全なスリルと恐怖を追求するプロデューサーとしての顔を持つ。彼は自分の妻エブリン(ファムケ・ヤンセン)の誕生日を祝うためにバナカット精神医療刑務所を借り、スリルとサスペンスたっぷりのパーティーを開こうとしていた。パーティー当日、招待した覚えの無い客たちが、医療刑務所の持ち主プリチェット(クリス・カッテン)と共にやって来る。元プロ野球選手のエディ(テイ・ディグス)、テレビレポーターのメリッサ(ブリジット・ウィルソン)、社長秘書のサラ(アリ・ラーター)、そして、医者のドナルド・ブラックバーン(ピーター・ギャラガー)。大方、妻が招待者リストを変更したのだろうと思ったプライスは、彼らに今夜のゲームの説明を始める。それは、この呪われた建物内で一晩無事に過ごすというもの。無事、朝を迎えられた者には1億円が贈呈されると言う。だが、建物に着くなり怯えきっているプリチェットは、すぐにでも医療刑務所の賃貸料を受け取って帰りたいと言い出した。その時、突然、建物が閉鎖されてしまう……!?
個人的には、すごく好きな映画。『ホーンティング』と設定が似ているが『TATARI』のほうが怖かった!!だから、子どもには見せないほうが良いだろう。トラウマもの映像のオンパレードだからである(PG−12指定)。
精神医療刑務所という設定のため、オウムの修行施設のような「飽和療法器」(分裂症の治療に使用。カプセルの中で映像と音を「浴びる」もの。でも、こんな治療したら、ますます症状が悪くなりそうだ)や、「電気ショック療法施設」など、気色悪いギミックが満載で、雰囲気満点!!ビデオカメラに映る幽霊の姿も不気味だ。しかし、この怖さは映像だけによるものではない。「タタリ・サウンド」と名付けられた心臓の鼓動のような重低音が身体を貫くことにより、軽い動悸や息苦しさを実際に感じるためなのだ。この感覚は体験してみないと解からないだろう。
デート・ムービーに最適な作品。だが、洋画としては初めて「お祓い」を受けたり、吉井怜が試写会場から逃げだしそうになったり、ネオジオワールド東京(現:廃館)でアトラクションとしてフューチャリングされたりと話題を振り撒いている割りには、上映館が少ない。早めに観に行ったほうが良いだろう。
●おすすめ対象
ホラー好きなら絶対観よう!
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●一言で言えば……
やはり、先祖の行いが子孫に祟るのね……。