■遠い空の向こうに
2000年1月27日 千代田区公会堂(九段下)

 原題『OCTOBER SKY』。仮題『ROCKET BOYS』。原作&脚本:ホーマー・H・ヒッカム・ジュニア。脚本:ルイス・コリック。監督:ジョー・ジョンストン。音楽:マーク・アイシャム。1999年、アメリカ映画(製作:ユニバーサル映画)。カラー・シネスコ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間108分。2000年2月26日からシャンテ・シネ(日比谷)にて公開。配給:UIP映画。
 NASAのホーマー・H・ヒッカム・ジュニアの自伝を映画化した。舞台は、ソ連が人類初の人工衛星スプートニク打ち上げに成功した1952年のアメリカの田舎町である。
 10月の空に瞬(またた)くスプートニクに感動し、ロケット作りに情熱を燃やすホーマー(ジェイク・ギレンホール)と、それを認めない炭鉱夫の父親ジョン(クリス・クーパー)との対立を軸に物語は進んでいくが、理解ある女性教師ライリー(ローラ・ダーン)との出会い、情け深い隣人たちの助け、親友たちとの固い友情、ほのかな恋までが丁寧に描かれ、物語に深みをもたせていた……。
 さて、有名俳優は出ないし、派手なアクションも無い。だが、面白かった。そして、泣ける。進学や就職という人生の岐路に立たされている時、私が今まさにそうなのだが、とかく人は夢を諦め、自分に勝手に合格点を与え、楽な道を選んでしまいがちだ。しかし、この映画を観て、久し振りに胸が熱くなるのを感じ、忘れかけていた夢を再び追い求める気持ちが沸き上がってきたのである。
 これが、全国拡大ロードショーではないのは残念だ。シャンテ・シネ(日比谷)で、公開されるので、お近くの人はぜひ、足を運んで欲しい。松下怜之佑、自信を持ってオススメできる1作で候(そうろう)。

●おすすめ対象
 全ての父親と息子たちへ。

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●一言で言えば……
 ハンカチをお忘れなく!!


コラム 困った人の話・その1
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