原題は『THE WHOLE NINE YARDS』。ミッチェル・カプナーの脚本をジョナサン・リン監督で映画化。製作にブルース・ウィリスの実弟デイビッド・ウィリスが参加している。2000年、アメリカ映画(製作:20世紀フォックス映画)。カラー・ビスタ。SDDS&DTS&ドルビー・デジタル。上映時間99分。2001年4月21日から6月1日まで全国松竹・東急系にて公開。チェーン・マスターは渋谷東急。配給:20世紀フォックス映画。
現代のカナダ、モントリオールが舞台となる。義父のスキャンダルによって生じた多額の借金を押しつけられた歯科医のオズ(マシュー・ペリー)。義父のスキャンダルから逃れるため女房の故郷であるカナダのモントリオールに移住する。しかし、オズと妻ソフィ(ロザンナ・アークェット)との間は5年前から冷えきっていた。美人歯科助手のジル(アマンダ・ピート)は、悪妻に振り回されるオズを心配する。そんなある日、オズの家の隣に新しい住人が移り住んできた。ジミー・ジョーンズ(ブルース・ウィリス)と名乗る彼の顔に見覚えがあったオズは、すぐに彼が17人を血祭りにあげた伝説の殺し屋「チューリップ」ことジミー・チュデスキだと思い出す。シカゴを根城にするハンガリー・マフィアのボスであるラズロを裏切った彼は、ラズロの息子ヤンニ(ケヴィン・ポラック)から多額の褒賞金を懸けられていた。そのことを知ったソフィはオズを脅迫してヤンニの所へと向かわせる。ヤンニにジミーの居場所を知らせて褒賞金を得ようという魂胆だ。シカゴで、ヤンニの部下である凄腕の殺し屋フランキー(マイケル・クラーク・ダンカン)と接触したオズは、彼と共にヤンニの屋敷へと向かう。そこで、ジミーの妻シンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)と出会ったオズは、彼女に一目惚れ。彼女もオズの優しい心に触れ、2人は恋に落ちる。だが、その頃、オズに多額の保険金をかけていたソフィは、ジミーに夫オズの殺害を依頼していた……。
スタジオジブリの『となりのトトロ』、『となりの山田くん』に続く「となり」シリーズ第3弾。主題歌は「となりのヒットマン♪ヒットーマン♪ヒットマン♪ヒットーマン♪ウチの隣りに殺し屋が住んでる♪……(『となりのトトロ』の曲調で)」。挿入歌は「殺そー♪殺そー♪私はヒットマン♪殺すの大好き♪ドンドン殺そ♪……(やはり、『となりのトトロ』の曲調で)」。宮崎駿監督の今回のテーマは「生きろ」でも「適当」でもなく「殺す」。……すいません。全部、嘘です(苦笑)。
アクション廃業宣言をしたブルース・ウィリスが本作で挑んだのはコメディ。でも、コメディというよりはブラック・ユーモアという感じである(失笑)。かつて、自分のボディーガードだったマイケル・クラーク・ダンカンを従えて貫祿の演技を見せていた。しかし、最近は『グリーンマイル』でオスカー助演男優賞にノミネートされるなど、ダンカンのほうに勢いがある。そんなダンカンが、ブルースにとって自分の地位を脅かす存在に映るようだ。映画では、そんなブルースの本音(苦笑)が垣間見られて興味深い。
人間がバカスカ死ぬ話なのだが、どことなくハートフルな味わいのある映画だった(失笑)。オズ役のマシュー・ペリーがドタバタして笑わせてくれるが、ラブ・ストーリーの要素もあるのでデート・ムービーに最適かも?
●おすすめ対象
結婚を考えているカップルに最適!?
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●一言で言えば……
ブルース・ウィリスの趣味の世界!?