■トラック野郎 爆走一番星
2000年12月22日 新文芸坐(池袋)

 新文芸坐オープニング特集の1本。人気シリーズの第2弾である。企画:高村賢治。脚本&監督:鈴木則文。撮影:飯村雅彦。脚本&助監督:沢井信一郎。美術:桑名忠之。照明:山口利雄。編集:鈴木宏治。音楽:木下忠司。1975年、日本映画(製作:東映東京撮影所)。カラー(富士フィルム)・シネスコ。モノラル。上映時間96分。1975年12月27日より全国東映邦画系にて公開。チェーン・マスターは丸の内東映(現:丸の内TOEI1)。配給:東映。
 紅葉の美しい峠道を女生徒を満載したバスが走っていく。バスの中では、女生徒達と引率教師ナオコ(研ナオコ)が声を合わせて歌っていた。その時、突然、男の声がバス内に響き渡る。声の主を探すと、バスの外に派手な装飾を施したトラックが2台、バスと並走しているのが見えた。1台は星桃太郎(菅原文太)、通称「一番星」のトラック。もう1台は松下(愛川欽也)、通称「ヤモメのジョナサン」のトラックであった。ある日、桃太郎は行きつけの食堂に新しく入った女子大生アルバイトであるエイコ(あべ静江)に一目惚れする。桃太郎は、松下にエイコとの間を取り持ってもらおうと頼むが、松下は勘違いして、女トラッカー(加茂さくら)との縁談を進めてしまった。間違いに気付いた松下は、妻(春川ますみ)を通して断ろうとするが、断ることができない。その上、松下を目の敵にするジャリトラ野郎(田中邦衛)が、松下に因縁を付けてきた……!!
 上記の他、女トラッカーの弟役で関根勤が、ジャリトラ野郎の部下役で小林稔侍が、ダッチワイフを助手席に乗せるエキセントリックなトラック野郎の役で山城新伍が出演している(わー、お宝映像満載だぁー♪)。
 さて、『トラック野郎』シリーズを観たのは、これが初めて。面白いのだが、勝手な理由でエロ本の売人を殴ったり(暴行罪!)、トラックを運転しているのに休憩時にビールを呑んだり(飲酒運転!)、警官をぶん殴ったり(公務執行妨害!)、スピード違反で追いかけてきた白バイやパトカーに幅寄せして事故らせたり(これは、ヘタすれば殺人未遂!)と、今だったら、間違いなく「R−15指定」を受ける不道徳極まりない作品(苦笑)であった。でも、面白い!!
 ところで、奥さんがいるのに「ヤモメのジョナサン」と松下が自称する理由が判らない(失笑)。シリーズ第1作目ではヤモメ(=独身)だったのだろうか?あと、ラストシーンのトラック大行進は『西部警察』のエンディングを思わせてグー。しかし、環境に優しくない映画だな(苦笑)。

●おすすめ対象
 トラック野郎たちにオススメ(マネはしないでね♪)。

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●一言で言えば……
 デコトラ(デコレーション・トラック)映画の金字塔!!


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