ロシアなひととき > メルマガ > ロシアから『風の便り - 3 -』

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 ここでは、メルマガ『ロシアなひととき』の中で、現地ロシア人スタッフによって紹介された、役立つ情報から生活術や習慣まで、様々なジャンルの情報を皆さまにお届けします。
 

  ◇2003.10.09.「ロシア人の人生観」
  ◆2003.10.23.「子供の進学問題」
  ◇2003.11.06.「空き巣対策」
  ◆2003.11.20.「サッカーヨーロッパ選手権」
  ◇2003.12.04.「部屋探しと引越し」

  ◆2004.01.08.「私たちの大晦日」
  ◇2004.01.22.「和風にリフォーム」
  ◆2004.02.19.「The Last Samurai」
  ◇2004.03.04.「サプリメント」
  ◆2004.03.18.「ペリメニ」

  ◇2004.04.01.「春になると…」
  ◆2004.04.15.「永遠のテーマ」
  ◇2004.04.29.「保険制度」
  ◆2004.05.13.「卒園と小学校進学」
  ◇2004.06.10.「日本の家紋」

  ◆2004.06.24.「ロシアの美しさ」
  ◇2004.07.08.「夏の休暇」
  ◆2004.07.22.「母親教室」
  ◇2004.08.19.「冷やしボルシチ(
Холодный борщ)」
  ◆2004.09.02.「相次ぐ爆破事件」

 


◇ 2003.10.09.「ロシア人の人生観」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 最近、私の身の回りでは公私共に様々な出来事が起こり、私自身も人生について考えたりしましたので、今回はロシア人の人生観についてご紹介したいと思います。

 ロシア人にとって「人生の意味」とは、なかなか解決されない難問です。私たちロシア人は、いつも自分の人生(生活)の中に、何らかの強い使命や宿命を見つけようと努力しています。これは恐らくキリスト教の影響からも来ていると思います。しかし、どの人にも人生における意味は何にもないと私は思います。だからこそ、私たちロシア人の人生観の中にドラマ性があるのだと思います。

 私たちは、現在のこの瞬間に喜ぶことができません。なぜならば、ソ連時代の思想という目に見えない遺産の中で、輝かしい未来を、たとえその時がこないと思っていても、期待しながら待っているからです。そして、私たちはまるで霧の中のように不透明で曖昧な未来に続く希望によって生きているのだと思います。

 私たちロシア人は、毎日激しく変化する早い時間の流れの中で、いつまでも過去の思想に囚われず、そろそろ現実に戻る時だと思います。

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2003.10.23.「子供の進学問題」◇

(ロシア人スタッフ:M)

 こちらはとても寒くなってきましたが、私の幼い息子は合気道や水泳を習って体を鍛えたり、主人と一緒にローラースケートやサッカーをして、外で元気に遊んで遊んでいます。今年は地元のサッカーチームがロシアのチャンピオンシップで大健闘していて、その応援にも力が入っています。

 最近、私はその息子の進学について頭を悩ませています。というのも、私の息子は幼稚園に通っているのですが、今年は彼の幼稚園最後の年で、来年の秋には小学校へ行かなければならず、現在、私たちは彼に合う学校を探しているからです。

 これはとても難しい問題です。なぜなら、私たちは学校選びの際に、多くの条件を付けているからです。こちらには様々な学校がありますが、私たちは学校に対して、英語や数学の高い教育水準があり、子供の学校生活をサポートするためのカウンセラーが常駐していることを望んでいます。そのような条件を考えると、必然的に選択する学校は限られてきます。

 子供のためにできるだけのことをしてあげたいと思うのは、どの親も同じだと思いますが、親にとって子供の将来を左右する進学は、色んな意味で頭の痛い問題です。学校を決めるまでにまだ少し時間があるので、子供にとって最も良い選択ができるようにしたいと思います。

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2003.11.06.「空き巣対策」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 日本は安全な国だと聞いていましたが、最近は外国人窃盗団による被害や凶悪な犯罪が増えているそうですね。もちろんロシアでは犯罪問題が日本より深刻化しています。私の両親や妻の両親も何回か窃盗に入られたことがあります。私たちは普通その対策として、不審者が家の中に入ってきた場合、すぐに警察に通報が行き、5分から10分で警察が来るような防犯装置を取り付けます。その装置の評判は良いのですが、もちろん設置費用もそれなりにかかります。

 その為、私は単にドアにこのような張り紙をしておきます。
 「出かける時は防犯装置のスイッチを入れて、リモコンで警察に知らせるのを忘れないこと」
 こうしておけば、もし窃盗団に入られても、彼らはこの家は警察の監視下にあると思うでしょう。

 その他の対策としては、例えばブルテリアのような戦闘的な種類の犬を家で飼うことです。

 概して現在、防犯警備の方法には様々なものがあります。しかし、これはいつものことですが、予算の問題に突き当たります。上をみたらきりがありませんし、どこまで防犯警備をするのかというのは頭の痛い問題です。

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◇ 2003.11.20.「サッカーヨーロッパ選手権」◇

(ロシア人スタッフ:M)

 皆さんには応援しているスポーツチームがありますか? この欄に以前何度か、私の夫と息子がサッカーをして遊んだり、地元サッカーチームを応援していると書きましたが、うちの家族はみんなサッカーが好きです。そして今、その応援にますます熱が入っています。

 今、サッカーロシア代表は来年ポルトガルで開催されるヨーロッパ選手権の本大会への出場権を賭けて戦っています。今日(19日)試合があり、私たちのロシア代表はウェールズと対戦しますが、もしこの試合に負けてしまったら、本大会への出場権がなくなってしまいます。

 私たちはもちろんロシア代表を応援していますが、熱狂的なサッカーファンである会社の同僚の何人かは、応援のためにウェールズまで行ってしまいました。私たちも行きたかったのですが、イギリスまで行くには時間と費用がかかることと、ロシア人にとってイギリスビザを取得するのはなかなか難しいということで、残念ですが行けませんでした。

 ロシア代表が勝利することを信じて、今回は家で応援することにします。

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◇ 2003.12.04.「部屋探しと引越し」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 私たちは今、部屋探しに多くの時間を割いています。

 元々、私たちが住んでいたマンションは部屋が大きく数も多かったので、少し前まで弟と一緒に住んでいたのですが、その弟が結婚したり、その他の事情により、新居が見つかるまでのしばらくの間、私たちは両親と一緒に住むことになりました。

 現在、私たちは4DKのマンションに両親と一緒に住んでいるのですが、私たちが出て行くのと同時に、両親も引越しを考えているようで、両親は3DKを、そして私たちは1DKを探しています。不動産屋は新年までには良い物件が見つかるだろうと言ってるのですが、少し不安です。

 というのも、今、候補に挙がっているマンションには何も無く、壁さえコンクリートが剥き出しのままという状態だからです。そのため、内装から家具の調達までしなければいけません。そのようなわけで、これから予定外の出費等の頭痛の種が多くあるのですが、やはり自分たちの家を持つことは嬉しいことですし、部屋探しが上首尾に行ってくれることを願っています。

 短期間に何度も引越ししているので、その度ごとに必要な、様々な手続きや連絡にはもういい加減うんざりです。仕事がとても忙しいので、なかなか物件探しの時間取れないのですが、1日も早く良い物件が見つかり、落ち着いた生活ができるようにしたいと思っています。
 

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◇ 2004.01.08.「私たちの大晦日」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 新しい年2004年になりました。日本では年末年始に長い休みがあるそうですね。私たちには、この時期にそのような休暇はありませんが、良いクリスマスと新年を迎えることができました。

 以前、メルマガ内で、私たちの国では12月25日をカトリックのクリスマス、1月7日をユリウス暦でロシア正教会のクリスマスとして祝うので、その間ずっとお祝いムードだということを書きましたが、今年も同じように、皆でお酒を飲み、クリスマスや新年を祝いました。

 私と親しい友人同士の間では、大晦日にお酒を飲んで騒ぐだけでなく、毎年必ず行うある習慣があります。それはまず、各自がそれぞれ自分の紙に、次の年をどのような年にしたいかということを書き、飲んで空になったお酒のビンに入れます。そして、翌年の大晦日にまた同じように集まり、前の年に書いた紙をビンから取り出して読み、実際にはどのような年だったのかを書くのです。私たちはそれを毎年繰り返しています。

 私はビンの中の紙を見るまで、前年の年に書いた内容をすっかり忘れていましたが、去年は公私共に色々なことがありました。今回は、自分の書いたことを忘れないように具体的に書きましたが、実現できるように頑張りたいと思っています。

 皆さんは今年をどのような年にしたいですか? 皆さんにとって、この新しい年が良い年になるよう願っています。

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 ※ロシアのクリスマスについて詳しく知りたい方は、当サイトの「編集室の
  ティータイム」の「ロシアのクリスマス」をご覧ください。

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◇ 2004.01.22.「和風にリフォーム」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 最近、賃貸ではなく、自分たちの部屋を手に入れたので、やっと自分の思い通りの部屋にすることができるようになりました。そこで、色々考えた末、部屋を和風にリフォームすることにしました。

 私は木々や自然が好きなので、普段生活する空間にも木を多く使いたいと思っていました。それに、合気道や武道を長年習っていて、畳の雰囲気も気に入っているのです。そこで和室のことを思いつき、少し調べてみましたが、木がふんだんに使われていて、とても気に入りました。

 しかし、ここロシアで和室を再現するにはいくつかの問題があります。

 まず、気候が違うということ。ご存知の通り、冬は大変寒いので、その対策をどうするかが問題です。それに、防犯対策についても頭を悩ませなければいけません。
 一番大きな問題は、やはり費用の面についてです。全て思い通りにするには、和風の一戸建てを建てるのが一番だとは思うのですが、それには莫大な費用がかかります。ここでは日本の障子戸たった1枚を手に入れるのに、1,800ユーロもかかるのです!

 結局、材料集めから作製まで全て自分自身で行うことに決めました。それにはかなりの時間と労力がかかり大変だと思いますが、和室の資料を見たりしながら、あれこれと部屋の完成像を想像するのはとても楽しいものです。いつ出来上がるのか分かりませんが、コツコツ作り上げたいと思います。

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◇ 2004.02.19.「The Last Samurai」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 こちらは現在、−19℃ととても寒い日々が続き、雪も多く積もっています。先日、日本人スタッフに薦められ、「The Last Samurai」を観ました。

 映画自体はとても素晴らしいものでした。私は以前から合気道をはじめ様々な武道を学んでおり、その精神も学ぶために新渡戸稲造の「武士道」や山本常朝の「葉隠」、三島由紀夫「葉隠入門」、更に禅に関する本を多く読んでいるため、サムライの死生観や心理はとてもよく解りました。

 ただ、とても残念なのは、アメリカ人の視点で描かれているということです。彼らはきっと自分たち抜きでは、この日本での歴史上の出来事が起こり得なかったと考えているのでしょう。
 例えば、「王様と私」というタイを舞台にした少し古い映画がありますが、その内容には共通点があるように思います。:昔、タイ人は貧しく、自分たちの問題を処理することができませんでした。しかし、そこにイギリスから英語の女性教師がやって来て、彼女はタイの王様に国の政治をどのように行えば良いか教え、全ての問題を解決してしまいました。たった1人の女性がです!

 「The Last Samurai」では勝元(渡辺謙)の側が全員殺され、アメリカ人(トム・クルーズ)だけが当然生き残り、村へ戻るのです! 映画の中で、トム・クルーズが「あなた方には信じられないでしょうが、私には誰も来なかったんだ!」と言っていましたが、現実的にはそんなことはあり得ないでしょう。

 その他の部分は私にとっては大変興味深く、感銘を受けました。実際にこの映画をご覧になった日本人の皆さんは、どのように感じましたか?

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◇ 2004.03.04.「サプリメント」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 皆さんはサプリメントを利用していますか? 基本的に栄養素は食べ物から摂取するのが望ましいとは思いますが、加齢・生活・労働環境などにより不足してしまう栄養素を補う必要がある人々にとっては大変ありがたいものでしょう。

 現在、目的に合わせた多種多様なサプリメントがありますが、一般的にこちらではそれらを利用する人はとても少なく、利用する人も美容が目的の女性に限られているように思います。その理由の1つに、西欧諸国に広く普及しているようなカルシウムやビタミンD6でさえ、ここでは医師の処方箋が必要だということが挙げられるでしょう。

 しかし、スポーツサプリメントは徐々にポピュラーになってきています。個人的には強化トレーニングの際に栄養素の不足分を補うため、それほど多くない一昼夜分のスポーツ食を時々摂取しています。これは通常、ビタミン類やミネラル、アミノ酸、プロテイン、炭水化物の混合物ことです。私はスポーツインストラクターもしていますが、自分の生徒達にも身体が弱っている時期や強度のトレーニングをする際にはスポーツ食を摂るようアドバイスしています。
 今、私はクレアチン(筋肉のエネルギー源の一つで肉や魚にも含まれる)を追加したスポーツ食を摂っています。クレアチンはドーピングの対象になるような禁止薬物ではありませんが、週単位で注意して摂取するようにしています。

 サプリメントは便利で有効な反面、過剰摂取や長期に亘って摂り続けることにより、逆に身体に害を及ぼしたり身体機能を低下させる恐れがあるものもあります。何れのサプリメントも摂取には気をつける必要があるでしょう。

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◇ 2004.03.18.「ペリメニ」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 今回は久しぶりにロシア料理のご紹介です。皆さんは「ペリメニ」をご存知ですか?「ペリメニ」は庶民の料理で簡単にできるので、私たちは普段からよく食べます。

 本日はこの「ペリメニ」のレシピを皆さんにご紹介します。

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  <ペリメニ> −3〜4人分−

  [材料] 小麦粉   2カップ(約200グラム)
      水     約2/3カップ(あらかじめ冷やしておく)
      卵     1コ
      合挽肉   300グラム
      玉ねぎ   小1コ
      ブイヨン  1かけ(手元にあれば)
      塩・コショウ  皆さんのお好みの量で

  [作り方:生地]
  1.小麦粉をふるいにかける。
    ボールの中へふるいをかけるようにすれば後々作業しやすい。
  2.小麦粉に卵を混ぜ、冷やしておいた水を少しずつ小麦粉に混ぜて
    ほどよい固さに練る。
  3.生地に固く絞った濡れぶきんをかぶせて約30分寝かせる。
  4.生地を取り出し麺棒で薄く均一にのばし、
    コップなどでで丸くくりぬいていく。

  [作り方:具]
  1.玉ねぎをみじん切りにする。
  2.合挽肉とみじん切りにした玉ねぎを混ぜ、塩、コショウを加える。
  3.粘り気が出るまでよくかき混ぜる。

  [作り方:ペリメニ]
  1.くりぬいた生地に具を適量のせ、半分に畳んで両端を合わせて円
    形にします。ゆでた時に取れないように、あらかじめ生地の端に
    水をつけてからくっつけると良いでしょう。
  2. ペリメニ同士がつかないように小麦粉を少々ふりかけておく。
  3. 鍋にお湯を沸かし、ブイヨンと塩、コショウをお好みで入れる。
  4.お湯が沸騰したらペリメニを入れる。
  5.ペリメニが浮いて2〜3分してからすくい上げて皿に盛る。

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 これで美味しいペリメニが完成!

 「ブリヌィ」と同じように、スメタナ(サワークリーム)をつけて食べます。あとは簡単なサラダを付ければ完璧です!ペリメニはもてなし料理というよりは家庭料理です。とても簡単に料理できますし、冷凍のものも売っているので、独身男性や料理が面倒という人もよく食べています。

 皆さんも是非一度試してみてくださいね!
 

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◇ 2004.04.01.「春になると…」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 日本では暖かくなって桜が咲いているそうですね。しかし、すぐにまた寒い日が続いたとか。こちらも春になり概ね良い天気ですが、まだ大変寒い日もあります。こちらの住人は、天気や気候が大きく変化しても驚くということはありません。

 私が住んでいるところでは、春になると、りんご、ライラック、ウワミズザクラなどの花々が咲き、それはとても美しい景色です。しかし、今のところその景色が見られるのは、まだまだだいぶ先になりそうです。
 日本の桜は香りがしないと思うのですが、ウワミズザクラが花を咲かせると、とても良い香りが辺り一面に漂います。日本でもウワミズザクラは見られるのでしょうか?

 灰色の景色から色とりどりの花々が咲き乱れる景色への変化を見ると、心も和み陽気になります。こちらでも早くそのような日が来ると良いのですが。

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◇ 2004.04.15.「永遠のテーマ」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 先日、会社の同僚と世間話をした際、ふとしたことからお互いの家族の話になりました。

 私が思うに、こちらでは嫁と姑との関係について多くの問題があり、この問題に関することわざやアネクドート(小噺)もたくさん存在しています。また、嫁姑問題とは全く質が違いますが、夫と嫁の母親との関係についての問題も同様に多く存在しています。

 夫婦が自分たちの親と会う機会が少ないほど、お互いの関係は良いようで、こちらではこう言います。:
 “会う機会が少ないほど、よく眠れる”
 (“
Реже вижу лучше сплю.”)

 しかし、私たち家族にはそのような問題はありません。なぜならば、私と妻は心理学者だからです。お互いをよく理解し合い、何か問題が起こった時には、それを解決すべく時間をかけて話し合います。

 世の中の夫婦が皆、私たちのようになれば、きっとこのような問題は起こらないのでしょうが、なかなかそう上手くは行きません。嫁姑問題は永遠のテーマですね。

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◇ 2004.04.29.「保険制度」◇

(ロシア人スタッフ:M)

 今日は保険の話をしたいと思います。

 保険金を受け取るためには、こちらでは一般的に、とても複雑な手順を踏まなければいけません。なぜなら、私たちの国では保険制度がやっと普及し始めたばかりだからです。

 最近、夫と彼の父が車同士で衝突するという交通事故に遭い、車をひどく壊してしまいました。客観的に状況を判断すると、道路上では彼らが正しく、相手の方に全過失があるように思われたのですが、にもかかわらず保険金は未だに支払われていません。

 保険金の請求には、最近導入された新しい正式証明書等が必要になるのですが、とても官僚主義的で遅々として手続きが進展しません。車がないと通勤等の生活にも困るので、結局、自費(500ドル程度)で車を直してしまいました。

 保険制度自体もそうですが、警察や役所の素早い対応や保険会社の的確なサポート等、改善されるべき点はたくさんあります。

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◇ 2004.05.13.「卒園と小学校進学」◇

(ロシア人スタッフ:M)

 以前、今年、息子が幼稚園を卒園して小学校へ進学するため、進学先を探しているという話をしましたが、それも無事に決まり、先日小学校の先生と面談をしてきました。

 恐らく学校の方針だと思いますが、その先生はとても厳しそうで、生徒や親への要求も多い先生でした。小学校では、子供たちは9時から16時半までいることになり、宿題も多く出されるようです。子供たちには通常の授業の他に補習もあるのですが、必修科目の中にはチェスも入っています。いきなりこれだけ多くのことを始めるのは息子にとっては大変かもしれませんが、私たちはとても満足しています。小学校へ上がったら、息子はまた水泳と空手を再開する予定です。

 今月の終わりには、息子の通っている幼稚園で卒園舞踏会があります。これはとても大きなダンスパーティと食事会のお祝いで、息子はそれを楽しみにしています。卒園舞踏会が終わると、私たち家族は私たちの両親と一緒に別荘(ダーチャ)へ行き、そこでひと夏を過ごす予定です。息子だけではなく、私たちにとってもきっと良い休暇になることでしょう。

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◇ 2004.06.10.「日本の家紋」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 私たちは以前から日本にとても興味があり、映画などではない実際の日本を知りたいと思っていました。先日、日本人スタッフがこちらに来た際、日本での生活を撮影したDVDを見せてくれました。

 何故それほど惹かれるのか私たちも分かりませんが、その中でも特に、家紋に大変興味を持ちました。私たちの家には家紋はありません。革命後、一つのコミューン(生活共同体)が望まれました。これは巨大な共同宿舎のようなものですが、他人との違いを表したり生み出すものは全て消滅させられました。もしかすると、そのために自分の歴史を調べるという潜在的な欲求を感じるのかもしれません。

 私たちには、このようなことわざがあります。:
 “人々はその人々の思い出(記憶)のある間、生きている”
  (
Народ живёт, пока живёт его память.)

 すなわち、人が自分の歴史を覚えている間のことです。

 それに、日本の家紋のそれ自体の調和性にも驚かされます。それは驚くほど単純ですが非常に表現豊かなものです。機会があれば、私自身でも家紋について調べ、収集してみたいと思います。
 

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◇ 2004.06.24.「ロシアの美しさ」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 ロシアには美しいものがたくさんあります。私が思うに、まず第1に、ロシアの自然や生活様式のつつましさが挙げられるでしょう。ロシアはご存知の通り広大な領土を持ち、人口密度は驚くほどの低さです。このため、ロシア人の性格や哲学における重要な特徴は、独立性と自由性にあります。

 皆さんはコサックについてご存知でしょうか? かつて、コサックはロシアの至る所に住んでいました。彼らは革命以前の服を着、革鞘に入った軍刀を身につけ、馬に乗って駆け回っていました。もちろん現在ではコサックは過去の遺物とも言える存在になってしまい、ごく少数派になってしまいました。彼らの生活−馬に乗り、果てしない大地を跳び回る−は、ロシアの自由の象徴でもあります。

 ロシアの美しさは農村や田舎の生活様式にもあります。都市部と田舎では大きなギャップが存在し、まるで水と油のような関係にありますが、真のロシアの美は田舎にこそ存在すると私は思っています。

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◇ 2004.07.08.「夏の休暇」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 最近、街中で日本製の高級車をよく見かけるようになりました。個人的にはそれほど景気の良さを実感していないので、少し不思議な気がします。こちらはもうそろそろ夏本番といった感じで、皆、バカンスの予定の話題がよく出ます。

 以前、日本人は外国旅行に行く際、旅行先でも和風のスタイルで過ごせることを望んでいるという記事を雑誌で読んだことがありますが、それは本当でしょうか? もし本当だとしたら、なぜ海外旅行に出かけるのでしょう。私たちロシア人が外国旅行に行く際、通常、日常で体験できることを避け、できるだけロシア人がいないところを選んで、のんびりと休暇を過ごしたがるように思います。もちろん、休暇の過ごし方は皆それぞれなので、一概には言えませんが。

 今年の私たちの予定はまだ未定ですが、私たちも例に漏れず、日頃の忙しい日常を離れてどこか人の少ない田舎へ行き、家族だけでゆったりとした時間過ごしたいと思っています。

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◇ 2004.07.22.「母親教室」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 先日、秋には赤ちゃんが生まれる友人と会いました。彼女は初めての妊娠ということで、もうすぐ子供が生まれるという大きな喜びと同時に、出産や育児に関する不安や悩みも抱えているようでした。

 こちらには、そのような親のために有料の父親・母親教室があり、彼女はその教室に通うつもりのようです。政府による無料の講習会も1時間ないし1時間半ほどあり、妊娠や初めての子育てについての講義が行われるのですが、このような講習会を受ける機会はとても少ないのが実情です。

 しかし、そのような教室や講習会に参加しなくても、妊婦が受けられる様々なサービス、教室や出産の際のサービスについての情報は産院で得ることができますし、婦人医療相談所(診療所の一種)やインターネットでも可能です。

 いずれにしても、妊娠・出産は人生の中でも大きな意味を持つものですし、良い環境で安心して迎えたいものですね。

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◇ 2004.08.19.「冷やしボルシチ(Холодный борщ)」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 長い間メルマガ編集作業から離れていましたが、皆さんいかがお過ごしでしたか? ニュースで白夜が終わるという話題を取り上げましたが、私の住んでいるところでは、既に肌寒くなりはじめ、もうすぐ秋がやってきます。

 ロシア料理というと、ボルシチを思い浮かべる方も多いようですが、ボルシチは寒い季節にだけ食べるものではありません。今日は、夏のロシア料理の代表でもある「冷やしボルシチ(Холодный борщ)」を皆さんにご紹介します。

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 <冷やしボルシチ> − 4人分 −

 [材料] ビーツ       大1コ
     ジャガイモ     2〜3コ
     きゅうり      2本
     たまご       2コ
     万能ねぎ      適量
     水         1200cc
     酢         大さじ1杯
     きのこブイヨン   1コ
     西洋わさび     小さじ1杯
     砂糖・塩・コショウ 適量
     サワークリーム   適量

 [作り方]

  1.ビーツを1センチ角に角切りにします。
  2.ジャガイモも1センチ角に角切りにします。
  3.きゅうりを小さく角切りにします。
  4.ゆで卵を作り、スライスしておきます。
  5.鍋に水を入れ、角切りにしたビートとじゃがいも、
    そしてブイヨンを入れ、約15分中火でコトコト茹でます。

  6.茹でている間、砂糖・塩・コショウで適度に味付けをします。
  7.茹で上がったスープを冷まして、冷蔵庫で冷やしておきます。
  8.スープに酢とおろした西洋わさびで味付けをします。
  9.スープ皿にスープを注ぎ、仕上げにスライスしたゆで卵と
    あらかじめ刻んだ万能ねぎを盛り付けます。

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 これで冷やしボルシチが完成!ъ( ゜ー^)イェー♪

 サワークリームは各自お好みの量でドウゾ。温かいボルシチも良いですが、冷たいのも暑い季節にはさっぱりとしてとても美味しいですよ。皆さんもお好みで色々アレンジして、試してみてくださいね!

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◇ 2004.09.02.「相次ぐ爆破事件」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 そちらでも報道されたようですが、先日、民間航空機が2機同時に爆破され墜落するという事件が起きました。また、モスクワのバス停や地下鉄でも爆破事件が起こりました。いずれも多数の犠牲者が出ましたが、こちらでは多くの人々がそのような話にはもう驚きませんし、興味も持ちません。残念なことに、ほとんど取り上げられないようなものも含めて、同様の事件が連日のように起こっているため、人々はそれに慣れてしまったのです。しかし、昨日起こった学校占拠事件を目の当たりにし、言いようのない不安感や緊張感が人々の間に漂っているように感じます。

 原因は政治情勢が影響しているのは明白ですが、このような手段を用いても何の解決にもなりません。危険だからと言って家の中にこもっていたり、交通機関を利用しないわけにはいきませんし、1日も早く安心できる日が来ることを願います。
 

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