ロシアなひととき > メルマガ > ロシアから『風の便り - 6 -』

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         [ 2002/06/13〜11/21 | 12/12〜2003/09/25 | 10/09〜2004/09/02 | 10/21〜2005/08/25 ]

         [ 09/08〜2006/08/10 | 08/24〜2007/07/12 | 08/092008/06/26 ]

 ここでは、メルマガ『ロシアなひととき』の中で、現地ロシア人スタッフによって紹介された、役立つ情報から生活術や習慣まで、様々なジャンルの情報を皆さまにお届けします。
 

  ◇2006.08.24.「不運は続くもの−自動車」
  ◆2006.09.07.「宝石職人」
  ◇2006.09.21.「久しぶりの映画鑑賞」
  ◆2006.10.05.「サリャンカ」
  ◇2006.10.26.「近況報告−休暇・職場・生活」

  ◆2006.11.09.「事故…その後」
  ◇2006.11.23.「外国映画…違和感のワケ」
  ◆2006.12.07.「給与の支払い方法」
  ◇2006.12.21.「罰金−正しいのかもしれませんが…」
  ◆2007.01.18.「異常な暖かさ」

  ◇2007.02.01.「交通警察の腐敗」
  ◆2007.02.15.「キセーリ(
кисель)」
  ◇2007.03.01.「季節はずれのダーチャ」
  ◆2007.04.12.「ロシアと日本の違い−墓地」
  ◇2007.04.26.「ロシアでの投資」

  ◆2007.05.10.「エリツィンの死」
  ◇2007.05.24.「キエフ風カツレツ(
Котлеты по-киевски)」
  ◆2007.06.07.「死について」
  ◇2007.06.21.「極端化しつつあるロシア」
  ◆2007.07.12.「将来の見通し」

 


◇ 2006.08.24.「不運は続くもの−自動車」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 日本には優秀な自動車メーカーがありますし、皆さんもきっとよく自動車に乗っているでしょう。私の弟も今年の7月に運転免許証を取得し、すぐに中古車を買って毎日乗っていました。しかし、その車はもう既にありません。

 最初の不幸は弟が免許を取って3日後に起きました。弟が運転していた車が警察官に当たったのです。幸い、その警察官は足にあざができた程度で大した怪我をしませんでしたが、その時に取り上げられた免許証返却のために1,000ドルも要求してきたのです。法律上は1,500ルーブルで済むことになっているので、これは明らかに違法行為です。

 弟はそれを知っていたので、その要求を突っぱねました。警察官は支払い金額を5,000ルーブルまで下げてきましたが、弟は2,000ルーブル以上支払うつもりはありません。そのためしばらくの間は決着せず、一時的な免許証を使っていました。

 その更に4日後、弟が自動車で走っていると、突然ボンネットが開きました。すぐにハザードを出して車を脇に寄せ、ボンネットを閉めていたまさにその時、6輪トラック(ジグリー)が高速のまま弟の車に突っ込んできたのです。そして、弟は車ごと6メートル以上吹っ飛んでしまいました。

 この事故で、怪我人が1人もいなかったのは奇跡的です。ただ、車だけは2度と走れない状態になってしまいましたが…。
 弟には保険金が下りるはずですが、それにはかなりの時間がかかりそうです。でも、何より弟が五体満足だっただけでも良かったです。

 不幸というのは続いて起こるものですね。弟は全く懲りていないようですが、今後はもう少し慎重になって欲しいものです。

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◇ 2006.09.07.「宝石職人」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 メルマガ創刊当初から編集に携わってきましたが、今まで1度も私の仕事について触れたことがありませんでしたね。今日は少しご紹介しようと思います。

 私は大学で美術を専攻し、卒業後は宝石職人として働いています。デザインから加工まで、全て自分で行っています。自分の好きなことを職業にできるのは良いことですが、この仕事はあまり儲からず、どの会社でも給料の支払いが1カ月以上遅れることもしばしばです。大きな会社に勤めれば、待遇面が改善されるだろうと期待して転職もしましたが、今度は仕事量が多すぎて、心身共に疲れてしまいました。細かい作業で目を酷使するため、元々良くなかった視力がますます低下し、医者から忠告を受けてしまったのです。

 現在は、毛皮や革製品を扱うお店で働いています。シフトは3勤3休で、仕事内容もそれほど難しくはありません。主に接客業で、お客様に毛皮の説明をしたり、試着の案内などをしています。大変なのは1日中立っていなければいけないことくらいです。

 そして、その休日にはプライベートで引き受けた宝石職人の仕事をしています。時々、仕事以外でインテリアグッズを作ったりして気分転換ができますし、今の私にはとても良い労働条件だと思っています。

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◇ 2006.09.21.「久しぶりの映画鑑賞」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 先日、妻と2人で映画を観ました。子供が生まれて以来、2人ともその世話にかかりっきりになり、もう長い間一緒に出かけることなんてありませんでした。私の母が家に遊びに来た時、子供を見ていてくれるというので、久しぶりにデートをしました。

 選んだ映画は、日本の「SHINOBI」です。映像はとても良かったのですが、内容的には少し馬鹿げていたように思います。折角主人公の女忍者が良い演技をしていたのに、それが残念です。「忍者」というテーマをもっと深く掘り下げた方がより面白かったと個人的には思います。

 何はともあれ、その後2人で食事をし、良い時間を過ごすことができました。子供ができ、彼の世話をしたり、その笑顔を見ることで仕事の疲れが癒されますが、時には夫婦だけで過ごす時間を持つことも良いものですね。

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◇ 2006.10.05.「サリャンカ(солянка)」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 皆さん、いかがお過ごしですか? こちらは既に最低気温が10℃を下回り、日中でも最高気温は15℃前後になって、すっかり秋になりました。もうすぐ長く寒い冬がやってきます。

 寒い季節には、やはり身体が温まる美味しいスープを♪ ということで、今日は久しぶりに私たちの家庭料理『サリャンカ(солянка)』をご紹介します。

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  <サリャンカ> − 2人分 −

  [材料] ツナ        1缶
      ソーセージ     2本
      ピクルス      2本
      パセリ       適量
      たまねぎ      1個
      グリーンピース   大さじ4杯
      トマトピューレ   大さじ2杯
      ブイヨンスープ   4カップ
      レモン       半分
      バター       小さじ1杯
      塩、コショウ    適量
      

  [作り方]

   1.鍋にブイヨンスープを入れて沸騰させます。
   2.ピクルスを細かく刻んでスープの中に入れます。
   3.パセリ、たまねぎを細かく刻んでスープの中に入れます。
   4.バターをフライパンに入れて熱し、トマトピューレを
     入れて軽く炒めます。
   5.炒め終わったら、それをスープの中に入れます。
   6.ソーセージを7〜8ミリ程度に刻みます。
   7.グリーンピースとツナ、刻んだソーセージを
     スープの中に入れます。
   8.5分〜10分煮た後、塩コショウを入れて味を調整します。
   9.皿に盛り付けた後、仕上げにレモンを1切れのせます。

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 これで、「サリャンカ」が完成!ъ( ゜ー^)イェーイ♪

 日本ではボルシチの方が有名とのことですが、このサリャンカも一般的な家庭料理で、肉や魚、きのこなど色んな食材を使ったものがあります。家庭料理ですし、それぞれの家庭によって味が違うかもしれません。
 日本人スタッフがこちらへ来た時、このサリャンカをご馳走しましたが、「あっさり、さっぱりしていて美味しい」とのコメントをもらいました。

 スメタナ(サワークリーム)を入れると味がとてもまろやかになるので、皆さんのお好みで入れてみてくださいね。

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◇ 2006.10.26.「近況報告−休暇・職場・生活」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 先週は急遽メルマガをお休みしてしまい、申し訳ありませんでした。実は私のパソコンの調子が悪くなり編集作業が間に合わなかったのです。

 その間、私の職場では短い休暇がありました。何をしようか考えた末、今年は諦めていたきのこがたくさん生えているとの話を聞いたので、早速家族総出できのこ狩りに出かけました。予想以上の収穫にみんな大喜びです。

 恐らく外国人にとっては、私たちがなぜそんなにきのこ狩りをしたがるのか理解できないかもしれませんが、きのこは私たちの生活と切っても切れない関係にあり、幼い子供でさえ、きのこ狩り夢中になります。私たちは食用にするきのこを採るだけではなく、貴重なきのこを写真に収めたりもします。もちろん、生育途中のきのこを無闇に採取することはありません。

 休暇が明け、またいつものように仕事が始まりましたが、早急の仕事が多く、残業は当たり前で、いつまで経っても終わらないように感じるほど忙しい日々を送っています。

 私たちが住んでいる町の生活は大変です。物価は短期間で非常に上昇したにもかかわらず、給料は依然としてモスクワに比べてかなり低いままです。それに、暖かい衣料を購入したり、これから迎える厳しい冬に備えて色々と準備しなければなりません。

 外国人から見れば、このような条件の土地に住む気にはなれないでしょう。しかし、私たちにとってここは故郷ですし、生活に不平や不満はあっても、ロシアやロシア人であることに誇りを持っています。気候の温暖な国へ旅行に行った際には思いっきり楽しみますが、移住することはきっとないでしょう。
 

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◇ 2006.11.09.「事故…その後」◇

(ロシア人スタッフ:M)

 少し前のことになりますが、こちらはひどく雪が降りました。お蔭で車での外出もままならないほどでした。どうやら冬が始まったようです。

 前号の編集後記で、弟の車が交通違反のダンプカーにぶつけられたと書きましたが、今でも修理が全く進んでおらず、どちらに過失があるのか警察の判断を待っている状態のようです。

 こちらの警察の始業時間は朝10時ですが、受付をしてもらうためには、その2、3時間前には列に並んで待たなければなりません。そのため、弟は朝7時半には警察に行き、10時半になってやっと受付をしてもらったそうです。
 しかし、やっとのことで受付まで辿り着いたものの、車の破損した部分の写真等の証拠がなければ、どちらの言い分が正しいのか判断できないと警察に言われたようです。

 結局、それを聞く10分のために彼は3時間も並んだのです! 昔から行列に並ぶのは皆慣れていますし、こんなことはよくあることです。たとえこの事故の責任の所在がうやむやになったとしても、少しも不思議なことではないでしょう。

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◇ 2006.11.23.「外国映画…違和感のワケ」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 少し前のことになりますが、土曜日にテレビで『ラストサムライ』が放送されました。私はこの映画を映画館で観たことがあるのですが、最初に観た時、なぜそれほど感動しなかったのか、やっと理解できました。

 それは、トム・クルーズの吹き替えの声が調子外れの甲高い声だったからです。実際の彼の声は低くて綺麗な声質です。この映画を英語のままのオリジナルで観た時にそれに気がつきました。これは大きな違いです。主人公のサムライの声が変な高い声だったら、どんなに良い内容の映画だったとしても、観客の誰も感動しないでしょう。滑稽でさえあります。

 一昔前まで、こちらでは外国の映画は吹き替えが一般的でした(今でもそうですが)。それはそれほど問題ではないのですが、その吹き替えがひどいのです。どんな映画でも1人の男性、もしくは女性が全く感情を込めずに淡々とセリフを読むのです。恋愛映画で男女が激しく言い合うシーンでも、男性が少し声を高くして女性のセリフを言ったりすることもあり、それはとても滑稽で、その映画を一緒に観た日本人スタッフは笑い出してしまいました。

 ひどい吹き替えをつけられて、折角の映画が台無しになるよりは、字幕もしくはオリジナルのまま観たいものです。

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◇ 2006.12.07.「給与の支払い方法」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 皆さんご存知だと思いますが、こちらはずっとインフレが続いています。それに応じて給与も増額されますが、それはいつもかなり後になってからのこと。増額された時点で、既にその金額ではやっていけなくなっているのです。

 とは言え、社会全体的には公式な最低賃金が底上げされたとは言えるでしょう。最近まで給与は封筒に入っていました。もちろん、これは全労働者が税金から逃れるためです。
 しかし、現在、ロシア人は渡される給与に対して注意深くなっています。それはクレジットカードの申請と大きなかかわりがあります。なぜならば、クレジットカードは一定の相当額の給与をもらっていない人には発行されないからです。また、低い給与しか支払わない企業は税務機関や警察に必ず目を付けられてしまうということもあります。

 今、私たちの住んでいる街でそれなりの生活をするには、一人当たりおおよそ月500ドルから700ドルが必要です。幼い子供がいる私の家庭では、妻が働きに出るわけにもいかず、その分厳しい生活を余儀なくされています。ベビーシッターを雇うことも考えてはいますが、そうすると恐らく妻の給与の半分はその費用に消えてしまうでしょう。

 妻は働きに出ることに前向きのようなので、もうしばらく検討してみたいと思っています。

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◇ 2006.12.21.「罰金−正しいのかもしれませんが…」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 最近、街全体の雰囲気がある意味で良くなってきました。ある意味でというのは、“表面的に”ということです。

 例えば、今では違法駐車で罰金が科せられるようになりました。先日、知人は団地前の芝生の上に駐車していたということで罰金を科せられました。それは正しいことなのかもしれませんが、彼の団地には駐車場がありません。団地には全部で500室ある一方で、駐車場は20台分しかありません。彼以外も皆同じように芝生の上に駐車し、そして罰金を科せられるのです。彼はそんなお金は払うつもりはないと言っていました。

 交通警察が道路上で賄賂を取っているのはもはや公然の事実ですが、このことについてはまた改めてお伝えしたいと思います。

 交通全般の問題は、現在のロシアにとって大きな病です。高速道路や大きな川、運河のお蔭でここには常に渋滞があり、スムーズに車が流れるのは夜間のみです。道路や交通の問題は長い間放置され続けています。

 こちらは既に富裕層と貧困層の格差が著しくなり、本来なら大部分を占めるはずの中間層はあまりいません。街中にはドイツ車や日本車の高級外車が溢れていますが、交通手段として、地下鉄、バス、トロリーバス、トラム、マルシルートを使っている人がほとんどです。そのため、通勤の時間帯は激しいラッシュとなり、ほんの些細なことでケンカ等の問題が起きているのが現状です。

 全てが現在のロシアの社会構造と関係しているため、どれか1つを解決すれば良いというわけにはいきませんが、将来的に暮らしやすい街、国家になるよう願いたいものです。

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◇ 2007.01.18.「異常な暖かさ」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 この冬は本当におかしな気候です。こちらは、例年ではありえない暖かい日が続いています。雪がないだけではなく、緑の草がちらほら見えるのです! 1月に草が見られるなんて、異常としか言いようがありません。風は冷たいのですが、気温が高いので、いつものように厚手の防寒コートは着ていません。冬に備えて、とても暖かくて良いコートを購入しましたが、もう2週間以上も必要としていません。

 そのせいで、ということではないと思いますが、私の家族は夫を除いて、皆ひどい風邪をひいてしまいました。夫は私たちのために、薬草とハチミツ、特別な紅茶などを使い、ロシアの民間療法を用いて献身的に介抱してくれました。

 現在でも、一般的なロシア人は、多種多様な植物で病気を治す多くの方法を知っています。ここの自然には、健康に良い植物が豊富にあります。化学療法はもちろん必要ですが、このような民間療法も大切に受け継いで行きたいと思っています。
 

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◇ 2007.02.01.「交通警察の腐敗」◇

(ロシア人スタッフ:Vo)

 以前にも少し触れましたが、今日は国家交通安全監督局の交通警察についてです。昔は国家国家自動車監督局と呼ばれていました。

 ロシア人なら皆知っていることですが、交通警察官は路上で直接賄賂を受け取っています。これはもう腐敗とさえ呼べません。なぜなら、小学生から大統領まで100%の人が知っている事実だからです。私たちとしては、非常に残念なことです。

 もし、皆さんが路上で交通違反によって呼び止められたならば、その時に皆さんがお金を持っていない場合に限り、正式な罰金を支払うことができます。つまり、現金を持っていたら、違反キップに書かれている罰金以外に、確実に賄賂を要求されるということです。

 前に、罰金なるもので、私から“お金を借りようとした”交通警察に対して、「私からお金を取る必要はないだろう。」と言ったことがあります。すると、彼は、「それならば、何のために働かなければならないんだ?」と悪びれた様子もなく言いました。

 私が思うに、この交通警察のシステムを簡単な改革のみで変えることは不可能でしょう。正しく機能するためには、新しい行政機構における、職務権限をなくした100%の人員変更しかありえません。
 私たちが住んでいるような大都市以外では状況が多少異なるかもしれませんが、恐らく当たらずと言えど遠からずといった感じだと思います。

 経済的に目覚しい発展を遂げつつあるロシア。しかし、この交通警察のように、依然として悪習慣を引きずり、進歩していない側面も多々あります。今後は名ばかりの経済大国ではなく、他国から見直されるような国になっていって欲しいものです。

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◇ 2007.02.15.「キセーリ(кисель)」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 私たちが住んでいるところでは、先日−26℃を記録し、厳しい寒さが続いています。最近まで比較的暖かかったので、このようなマロースには一苦労です。特に問題なのは交通事情です。ここまで気温が下がると、ロシアの自動車は全く動かなくなってしまうからです。

 外は寒くても、室内はセントラルヒーティングで暖房がよく効いていて、シャツ1枚でも過ごせるほど。時々冷たい飲み物が欲しくなります。今日は、皆さんに『キセーリ(кисель)』をご紹介します。

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  <キセーリ> − 200ml. −

  [材料] クランベリー    50グラム
      砂糖        大さじ3杯
      水         コップ1杯
      ジャガイモでん粉  小さじ2杯
      (なければコーンスターチでも可)

  [作り方]

   1.鍋の中にクランベリーと熱湯を注ぎます。
   2.クランベリーが柔らかくなったら、こし器に移し、
     スプーンで裏ごしします。
   3.裏ごしした後のクランベリーをガーゼに入れ、
     ひもでしばって鍋に入れます。
   4.沸騰させたらすぐに火を止めてガーゼを取り出し、
     更にそれを絞ります。
   5.鍋に砂糖を入れてよくかきまぜます。
   6.別のコップにでん粉を水溶きしておき、
     軽くとろみをつけます。
   7.常温で荒熱を取り、その後、冷蔵庫で冷やします。

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 これで、『キセーリ』が完成!ъ( ゜ー^)イェーイ♪

 このキセーリは昔からロシアにある飲み物で、最近では、クランベリーに限らず、色々なフルーツで作ったりします。またゼリーのようにデザートとして食べることもあります。
 私は今のような寒い季節には、できたてのキセーリをそのまま飲んだりしています。

 『不思議な白い鳥』や『おおきなりんご』でも登場したキセーリ。皆さんも1度お試しあれ♪

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◇ 2007.03.01.「季節はずれのダーチャ」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 新年まで全く雪がなく、暖冬や温暖化が話題になっていましたが、前回のメルマガでもお伝えした通り、今こちらは非常に寒い日が続いています。ちなみに、この原稿を書いている時点で−28℃です。

 皆さんには意外だと思われるかもしれませんが、私はこのマロース(酷寒・厳冬)の冬が好きです。こちらでは暖かい冬のことを“腐った冬”と呼ぶことがあるように、ロシアの冬はマロースと大雪なのです。冬の寒さが厳しければ厳しいほど、翌年は豊作になるとも言われています。私自身は都市部に住んでいて、農業に携わることもありませんが、それでも寒さが厳しい冬を歓迎しています。

 そんな中、私は家族で妻の両親のダーチャへ行ってきました。そこでは、暖炉に薪をくべてシャシリク (Шашлык:肉の串焼き)を焼き、熱いグリューワイン(赤ぶどう酒に砂糖や香料などを加えて熱した飲み物)の紅茶を飲んだりして、楽しい時間を過ごしました。

 しかし、ダーチャ内を暖かくしておくには、絶え間なく暖炉を焚き続けなければならなかったので、冷え込みが強くなる夜には自宅に戻ってきました。

 家庭菜園や水遊びを楽しむ夏のダーチャも良いですが、時には、真冬に皆で暖炉を囲みながら、賑やかな時間を過ごすのもまた楽しいものです。

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◇ 2007.04.12.「ロシアと日本の違い−墓地」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 最低気温はまだ氷点下ですが、この街にもようやく春がやってきたようで、雪が解けて草が生え始めました。そろそろ寒さにもうんざりしてきたところですし、とても喜ばしいことです。

 日本では、年に2回、“お彼岸”と呼ばれる時期にお墓参りをする伝統があるそうですね。正直に言うと、私はお葬式以外で誰のお墓にもお参りをしたことがありません。
 日本人スタッフがお墓参りをした時の写真を送ってくれたのですが、日本の墓地はこちらの墓地よりも整備が行き届いていて、とても上品な雰囲気だと思います。

 ロシアでは、通常、ロシア正教スタイルのお墓を建てます。日本ではどうなのか分りませんが、こちらでは、お墓と言えば、何も良いものを連想させません。ただ、人々に迷信的な怖さや恐怖を呼び起こさせるだけの存在です。

 自分たちの先祖を敬い、そのお墓にお参りする。私も皆さんのような習慣を見習うべきかもしれませんね。

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◇ 2007.04.26.「ロシアでの投資」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 時々、外国人からロシアへの投資、現在の動向や今後の見通しについて聞かれることがあります。

 率直に言うと、現在のロシアでは、証券市場が力強く育っているとは言えません。実際、個人(一般的なロシア国民)は何れにも投資していませんし、投資したいという話も聞いたことがありません。資金に余裕がある中間層の人々にとって、投資するということは、お金を捨ててしまうことを意味します。理由は、ロシア国民が国家に対して大きな不信感を抱いているということでしょう。これらは特にシロヴィキ(内務省、国防省、FSB)に関係しています。

 もちろん、例外もあります。しかし、ロシアで投資するには100万ドル単位での資金が必要となり、それを下回る少額の資金では誰も投資しようとはしません。ですから、こちらでの証券市場は、ある一部の人々に対してしか開かれていないと言えるでしょう。

 最近読んだビジネスで成功した人の意見によると、ロシアで新しいビジネスプロジェクトを始めるには最低1,000万ドルが必要で、それを維持するためにより多くの資金が必要になるとのことでした。

 これらの問題で私の頭が痛くなることはありません。なぜなら、私はそんな巨額の資金を持っていないからです(笑)。
 

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◇ 2007.05.10.「エリツィンの死」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 毎日多くのニュースが流れ、既に過去の出来事になっているかもしれませんが、今日はエリツィンの死について書きたいと思います。

 エリツィンの死、それは時が流れ、世界が変わっていることを表しています。先日、『エリツィン時代をどう評価しているか』という世論調査結果がテレビで報道されていたのですが、圧倒的多数80%対20%で否定的意見が優勢を占めていました。

 私にとってのエリツィンは、ある意味では偉大な人物であり、私は彼の歴史上における役割を評価しません。彼の出現により、私たちは“自由”を得ることができましたが、もしかしたらそれは幻想かもしれません。なぜなら、私たちは一度も本当に自由になったことがないからです。

 ゴルバチョフが始め、エリツィンがそれに乗る形で進められたソ連崩壊とその後の進路変更のように、ロシアの大多数の国民が民主主義国家への進路変更に関係しているでしょう。それゆえ、エリツィンが行った改革継続の決定は、基本的には正しかったと思います。ただ、別の側面から見ると、エリツィンは永遠にロシア軍に対する反逆者のままとも言えるでしょう。

 エリツィンに続き、2人の偉大な人物が亡くなりました。音楽家のロストロポーヴィッチと俳優のラヴロフです。彼らのような偉大な人物の訃報を聞くと、より一層、時代の移り変わりを強く感じずにはいられません。

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◇ 2007.05.24.「キエフ風カツレツ(Котлеты по-киевски)」◇

(ロシア人スタッフ:I)

 皆さん、お元気ですか? 今日は久しぶりにロシア料理のレシピ『キエフ風カツレツ(Котлеты по-киевски)』をご紹介します。

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  <キエフ風カツレツ> − 2人前 −

  [材料] 鶏胸肉    大小2枚ずつ、計400グラム
      バター    100〜150グラム
      パセリ    適量
      卵      1〜2個
      小麦粉    適量
      パン粉    適量
      油      適量
      牛乳     少々
      塩・こしょう 少々

  [作り方]

   1.それぞれの鶏胸肉の内側を下にしてラップをかぶせ、
     中心から外へ入念にたたいて伸ばします。
   2.パセリをみじん切りにして、柔らかくしたバターと混ぜ、
     塩を少々ふって大さじで丸く形を整えます。
   3.出来上がったバターの塊を3〜5分冷蔵庫に入れて固めます。
   4.そのバターの塊をたたいて伸ばした鶏胸肉の大きい方の
     真ん中にのせます。
   5.小さい方の鶏胸肉をその上にかぶせます。

   6.大きい方の鶏胸肉のそれぞれの端から中心へと巻いていき、
     洋ナシのような形にします。
   7.冷蔵庫で2分ほど冷やします。
   8.オムレツの要領でボールに卵、塩、こしょう、牛乳を入れてとき、
     冷蔵庫で冷やした鶏胸肉を、とき卵→小麦粉→とき卵→パン粉
     の順にまぶします。
   9.フライパンに油を敷いて熱し、(8)の鶏胸肉を焦げ目が付く
     まで両面をひっくり返しながら焼きます。
  10.その後、200度に熱したオーブンに移し変え、10分ほど
     焼きます。

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 これで、『キエフ風カツレツ』が完成!ъ( ゜ー^)イェーイ♪

 熱々のカツレツにナイフを入れると、ジュワ〜とバターがとろけ出て来るのがたまりません♪(バターが飛び出す時もあるのでご注意くださいね。)他にも、中にきのこやチーズを入れたカツレツもあります。

 手が凝っているようで比較的簡単にできるので、私の家ではよく作っています。こちらではビストロ(大衆食堂のようなロシアのレストラン)のメニューにもあったりするので、日本人スタッフはよく食べていたそうです。

 キエフ風とは言いますが、ソ連時代に考案された歴史の浅いものです。皆さんも是非一度試してみてくださいね。

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◇ 2007.06.07.「死について」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 こちらでは人が病気や老衰で亡くなった場合は「скончался」を使いますが、早すぎる突然の死には「погиб」を使います。いきなりこのような暗い話題で申し訳ありません。実は、先日、私に近い関係の人が亡くなったのです。

 地域によりますが、こちらでは時として表面上の(正確ではないとも言える)死亡診断が行われることがあり、事故死や突然死の原因を究明するより正確な検査をしてもらうためには、遺族から申請して追加料金を支払わなければなりません。もしくは、捜査当局がその死に関して興味を示せば、自ずと詳細が明らかになるでしょう。

 先述の亡くなった方の遺族は、あえて死因を探ることをしませんでした。なぜなら、死因が明らかになったところで亡くなった人は戻ってきませんし、その検査や捜査のために長い時間を要するからです。こちらのキリスト教の習慣では、遺体は死後3日間安置しておかなければならないということもあります。

 彼の葬儀は厳粛に執り行われました。しかし、ロシアで最も複雑な問題の1つは、宗教儀式(葬儀)の業界を取り仕切っているマフィアからの厚かましい要求や強要を、いかに克服するかということです。葬儀の時でさえ、このような問題と向き合わなければならないことは非常に残念です。現在、遺族は少しずつショックから立ち直り、日常生活を続けています。

 近い人の死だけではなく、事故や仕事でのトラブル等、私たちの生活には様々なマイナス要因の出来事が溢れています。常に冷静で穏やかな日々を送ることは大変難しいことですが、そのような生活が送れるよう努力しようと思っています。

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◇ 2007.06.21.「極端化しつつあるロシア」◇

(ロシア人スタッフ:L)

 以前はロシアと世界のニュースを詳しくチェックしていましたが、ここのところ忙しく、あまりその時間が取れません。ですが、最近顕著になってきたのは、マスメディアの極端化です。

 現在、ロシアのマスメディアは、お互いの主張を巡って激論を交わしています。:例えば、一方の番組は、非常に分りやすい反西欧・順ロシア傾向にあり、もう一方は、反プーチン体制だったりします。番組内で採用されている論文、レポート、ビデオ等の内容は全て極端なもので、客観的にそれぞれを判断できる視点を持つ余地が全くありません。

 私個人としての意見はありますが、それでも白黒はっきりと区別することができないものも存在すると思っています。体制だけではなく、宗教上のこと、生活上のこと等、あらゆる面で極端化する傾向にある現在のロシア。今後のことが心配です。

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◇ 2007.07.12.「将来の見通し」◇

(ロシア人スタッフ:V)

 今、私は転職を考えています。現在の仕事はそれほど難しいものではありませんが、仕事内容に進歩を感じないからです。そのため、私は今の仕事を続けながら学校に通ってマーケティングの勉強をし、その後、仕事を変えるつもりでいます。

 ただ、心配なのは、収入面のことです。ロシアでは35歳以上の男性の給与は上がらないと言われています。私の年齢からすると、転職後に今の給与水準を維持できるかどうかの見通しは良くありません。

 若い頃は熱い情熱もありましたが、今はそのような感情を感じなくなってしまいました。それと同時に、裕福な隣人を見て、自分の状況を嫌うということもなくなりました。ある意味では成長したと言えるのかもしれません。

 家族や将来のことを考えると不安になり、それは私を圧迫さえします。何もせずに悶々と悩むよりは、学校に通う等して、少しずつでも前進しようと思っています。
 

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