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一人ひとりの世界が詰まっています。 まだ数は少ないですけど、これから団員の音楽体験や趣味の話など、 載せていきたいと思っています。 |
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♪ ♪ ♪ エマニュエル・パユの公開練習を聞いて Fl Y・K
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演奏会3日後の11月28日、東京FMホールにて、ソロ・フルーティストのエマニュエル・パユ氏の公開練習が開催されました。 エマニュエル・パユ氏は、1970年生まれ、著名なコンクールで1位受賞後、93年からベルリン・フィルの首席ソロ奏者をしていましたが、現在は、ソロ・室内楽・教育に大活躍の若手フルート奏者です。(ベルリンフィルに、また返り咲きするという話もあります!) 以前、パユ様が来日し、フランクのソナタを演奏したとき、その表現力の豊かさ・艶やかな音色に大感激してファンとなったのですが(その時は、演奏後しばらく拍手を忘れていたほど、皆感動していたのでした)一ファンとしては、どんなことに留意しながら、パユ様が曲を作り上げていくのか、とても興味があったので、駆けつけたわけです。 課題曲は、マルタン:バラードと、ジョリべ:リノスの歌の2曲(有名な曲で、難易度も高い)。これを各々音大生さんが演奏して、パユ様が実際にレッスンしていきました。会場は、若い音大生の皆さんが多く、著名なフルーティストの方も何人かいらしてました。 マルタン・バラードで、どんなことが指摘されたかというと、 ・正しい呼吸法を! ・音・音程のコントロールのために―― 低音で音程がぶら下がらないよう 音色の統一性(音域により、音色が変わらないよう) フォルテでアンブシュアをつぶさない、むしろ緩めて豊かな音を出すように ・楽譜を忠実に再現し、音楽を表現するよう、アーティキュレーション、リズム、音の大きさを正確に 2曲目のジョリヴェ・リノスの歌では、 ・良い音作り、音程のコントロールのために―― 自分のエア・シュトリームに、歌口を合わすよう (鏡をみて直してもよい、耳でも注意する) 良い音が鳴るように、息のスピードをコントロールする とにかく、良い音を自分の耳で探す。音の質を良くしてから音量を出す練習を フォルテでは音程が高くなりがち、正しい音程のためには、替え指を使用 “音が大きくなるのは許されるが、音程が高くなるのは許されない!” フォルテ、フォルテッシモの時に、身体を緊張しすぎないよう (フォルテ位の感じで余裕もって吹くとよい) ・楽譜を忠実に再現し、音楽を表現するために―― テンポのキープしっかり、楽譜に書いてある指示どおり演奏する (早過ぎないように) 速いテンポのところでも、十分楽器を鳴らし、音符全部の音が聞こえるように ビブラートの工夫をする (ダイナミクスとビブラートは、個々に独立。フォルテで速く、ピアノでゆっくり……と単調にならないよう) ブレスにより、フレーズを切らない! 表現の柔軟性のためにソノリテを! すばらしい演奏は、正しい呼吸法、楽譜の正確な再現、そのための基本技術の積み重ねから成り立つということを実感した講義でした。つい甘くなりがちな音程についても、”音程が高くなるのは許されない!”という厳しいお言葉があり(プロにとってはあたりまえ?)、そのお言葉を、少しでも練習や演奏にいかさねば……と肝に命じたしだいです。 後日談 その何日か後、トッパン・ホールでパユ様のモーツァルトのフルート四重奏の演奏会があったのですが、楽譜を目で追いながら聞いていたところ(コンサートの聴き方としては邪道?)、本当に楽譜どおり正確に、音色・ビブラートもモーツァルトらしく、軽々と余裕をもって演奏していました。それも全6曲(モーツァルト・ロッシーニ)約2時間、ずっと吹きっぱなしのコンサートで! すごい集中力、体力です。 アンコールでは、背広の下に隠していたフルートを、手品のようにパッと出して演奏したり、プレゼントのバラの花1本を、フルートの足部管側に刺して(いけて?)退場したり、とてもユーモアがある人で、会場からも拍手喝采でした。 |