カワワラワ

 河童(カワワラワ)の名称は、川虎の朝鮮語読みカオーラを語源に、河童の一般的イメージである小児の姿から生まれた語のようであり、その粗暴な性格から罵りの意味をもたせ、カッパとよぶようになったと思われる(一説には河伯(かはく)を語源としているといわれる)。九州地方ではガラッパ、ガースッパなどの方言でよばれている。あるいはポルトガル人の外套capaを横にして作った雨天の外出用外套の合羽が、河童の語源だとする異説もある。

 現在、標準語の徹底と情報化とともに、方言名称を続々と駆遂しつつ日本の代表的な呼称となったカッパの名称は、もと関東圏における方言の一つであった。カッパの発音から江戸時代に中国の河神河伯との同一視が起こり、河伯が本来もつ性格である《河川の主である》《人間の娘を妻として要求する》などがカッパに受けつがれ、女性に求愛する伝承が知られるようになったようである。

 姿は古来水虎系と同じであったが、後に鼈(すっぽん)・亀系、川獺(かわうそ)系、兵主部(ひょうすべ)系、魍魎(もうりょう)系などと融合して、現在一般に知られるオカッパ頭に皿があり、亀の甲羅を背に、手足に水かきがある形として定着している。

 

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