ワインブームですね。
結構なことです。
おかげで先生のようなワイン好きにはいろいろなワインが手に入るようになってとてもありがたいですね。
インターネットでも猫も杓子もワインのホームページを開いています。
でもどれもステレオタイプですね。
まずワインの入門書から書き写したような『ワインの選び方』だとか『保存方法』なんてのが紹介されています。
「おまえらのホームページ読まんでもちゃんとした人の本を読むわい」と突っ込みたくなりますね。
そして必ず『お薦めのワイン』のコーナーがありましてデジタルカメラでワインのラベルなんかをとった写真を掲載しています。
コメントがまた決まり切った言葉でうだうだと書かれているわけです。
完全にナルシズムの世界ですね。
たぶん作者は自分の書いた文章を何度も読み返しては悦に入っているのでしょう。
もちろん手にはワイングラス、『グラスくるくる鼻ツッコミ』です。
料理に合うワインなんてコーナーもあったりします。
先生なんかは『焼き鳥に合うワイン』なんかだと「塩焼きには白、タレなら赤がいいんじゃないですか」といった程度のアバウトな答え方しかしないんですけど、銘柄を指定しなければ気が済まない人の多いこと。
こういう人たちを銘柄指定症候群と呼びます。
塩焼きなら『シャトー ラ ルーヴィエール ’91』に限るだとか、タレなら『シャトー ラ クロズリー デュ グラン プージョー ’87』だ、とか。
じゃあそれ以外のワインと合わせてどんな弊害があるというのでしょう。
これもやはりマスターベーションですね。
とにかくいままで自分が蓄えたウンチクを披露したくてしょうがないのです。
しかしそういうホームページにも同好の志が集まって来ます。
このあたりアニメオタクと同じですね。
ワインオタクのどうしようもないところは自分がオタクだということに気付いていないの一言につきます。
アニオタはまだ多少なりとも自覚を持っています。
ところがワイオタ(ワインオタクの略)はまったく自覚がありません。
ないどころかへんに優越感さえ持っているからやっかいです。
で、ついにはオフ会なんか開いたりするんですよね。
顔ぶれはというと・・・・。
さて、それがまたホームページにオフ会レポートなどと掲載されていて大いに笑かせてくれます。
『和気あいあいのオフ会でした』などと書かれていたりするのですが、和気あいあいなのは本人達だけ、はたから見れば奇々怪々だったりするわけです。
そりゃそうです。
テーブルに所狭しと並べられたワイングラス。
誰も彼も『グラスくるくる鼻ツッコミ』、スカタンなコメント連発。
どう見ても異様です。
外国のパーティーでもみんながワインを持ち寄ったりしますがあくまで料理があってのワインだということを心得ています。
いやはや日本のワイオタたちはどこまで突っ走って下さるのでしょうか。
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