全1巻でここまでまとめるのはさすが!!

 映画化が決定した高橋ツトム氏のソリッドコミック。最近はピンポン、青い春、殺し屋1、ALIVEと漫画原作の実写映画化が目立つ。実際、近頃のドラマや映画は全然面白くない。漫画のほうがよっぽど傑作にあふれている。だから原作を漫画から持ってくるのはしょうがないのかもしれない。もっとも、この現象は日本だけのことだけでなくハリウッドでも起こっているらしい。確かに最近のハリウッド映画はファイトクラブ以降全然面白いのがない。

 この「ALIVE」は高橋ツトム氏独特の世界が味わえる。たった全1巻だが、大幅な加筆を加えられ完璧な作品となった。全1巻でここまでまとめるのはさすがである。地雷震の飯田刑事を思い出させるクールな死刑囚・八代天周が実にかっこいい。映画では一体誰が演じるのだろうか?私の中では渡部篤朗か浅野忠信ぐらいしかこの役をこなせる人は思いつかない。ラストシーンをこの2人のどちらかにカッコよく決めて欲しいものだ。


ALIVEのストーリー

 恋人をレイプした不良少年たちを殺害し、その恋人までも殺害した死刑囚・八代天周はついに死刑執行の日を迎えることとなった。しかし刑執行の直前、ある組織の条件により処刑を回避する。もう一人の死刑囚・権藤と共に連れて行かれたのは謎の隔離施設だった。そこで数日を過ごしたある日、未知の”異次物”を宿した女が現れる・・・。


ALIVEのデータ

著者 高橋 ツトム
連載期間 1999年
掲載雑誌 週刊ヤングジャンプ
出版社 集英社
巻数 全1巻

 


ALIVEと私の出会いと思ひで

 たまたま読んだヤングジャンプがALIVE新連載開始の時だった。そして何気なしに読んだら面白そうだった。それからは毎週読んでいたが、突如の休載。それは3〜4週間で終わるだろうと思っていた。しかし、休載は10週間ぐらい続いたのだ。そして、遂に連載再開!!よーし!!気合を入れて読むぞ!!と思ったらそれがなんと最終回!!とてつもない悲壮感に襲われたのを覚えている。


ALIVEの中古価格

 高橋ツトム氏の作品は人気が高く、買取・販売価格はなかなか高い。地雷震、鉄腕ガールなどはその代表とも言えるが、ALIVEも大体の値段は350円〜400円だ。私は350円で買った。大型の古本販売店を幾つか回ればすぐに見つかると思う。全1巻ゆえに新品はあまりないと思われる。