![]()
画が下手でも面白い漫画は描ける!!
週刊少年ジャンプに連載、アニメ化されて子供から大人までの幅広い人気を獲得した。これにより富樫氏は幽★遊★白書から見事に復活を果たしたこととなる。この富樫氏には色々と噂が多かった。一時期は漫画家を引退するのではという噂も聞いたことがあった。事実、幽★遊★白書の後半は明らかに連載を止めたがっていることがわかる。この頃から作品の雰囲気が大きく変わり始めた。幽★遊★白書連載終了後、しばらく休んだあと月刊ペースでレベルEを連載。幽★遊★白書の後半(仙水あたり)のような独特の黒い雰囲気と大人でも理解が難解な濃いストーリーを描き始める。幽★遊★白書では前半をあまりにも子供相手のバトル漫画にしすぎてしまったために、この作風をうまく使うことが出来なかった。だが、レベルEでは存分に富樫氏のやりたいことをやってくれて、幽★遊★白書時代の鬱憤を晴らしてくれたように思える。
さて、このハンターハンターだが私には幽★遊★白書とレベルEのいいところをちょうどミックスしたように思える。幽★遊★白書の戦闘シーン&キャラクター性とレベルEのちょっと黒い世界観が程よい感じで混じっているのではないだろうか?幽★遊★白書の蔵馬、飛影のようにキルア、クラピカの美形キャラクターが女性ファンを獲得し、目の前で繰り広げられる大冒険に胸躍らせる少年ファンを獲得、独特の不思議な世界と濃いストーリーで大人をも虜にしたのだろう。はっきり言って幽★遊★白書のような漫画ならここまで大人が読むはずは無い。少年誌の漫画なのに大人のファンを獲得したのは、ちょっとハードボイルドな黒い世界観とキャラクター、「頭」で考えなければならないようなストーリーを富樫氏が常に提供しているからだろう。
はっきり言って画はあまり上手くない。本気で描けば上手いのだろうが、(レベルEを見ればわかる)なぜだか本気で描いているように思えない。その理由はわからないが、ともかく画が下手でも面白い漫画は描けることを私は学んだ。あと、私が感心したのは戦闘シーンの使い方である。ハンターハンターは週刊少年ジャンプのバトル漫画のポジションにあると言えるが、実際思いっきり戦闘シーンを描いたのはゴンVSヒソカ、ヒソカVSウボォーギン、ゾルディック家VS団長ぐらいのものではないだろうか?それ以外では闘いそうで闘わない。もしくは最後のページで戦闘を開始するが、次の週ではすでに戦いが終わってしまっていることもあった。無駄にクライマックスシーンを見せない。それが長期で連載をやるコツではないだろうか?最近はとにかく休載が多い。週刊少年誌では休載には結構シビアである。さらに表現状の限界も多い。私としては月刊ペースにするか、思い切ってヤング誌に行った方が富樫氏には向いていると思うのだが。
HUNTER×HUNTERの中古価格
アニメ化、ゲーム化あらゆるメディアに進出したために大人気である。だから当然中古での価格も高い。大抵は1冊250円〜300円のレートだ。だが、最近ジャンプでの掲載位置も一番後ろの方になってきている。ちょっと人気が無くなりつつある証拠だ。つい最近100円コーナーで1〜4巻を見かけたこともあった。一昔前まではこんなことは絶対無かったのだが。