錬金術師の工房

1.動画生成ソフト(ビジュアルコンポートネントツール)の制作

2DCGや3DCG、ビデオ編集など、様々な趣味に関わるソフトが低価格帯で販売 ・フリーソフトで提供され、そしてそれらはいわゆるプロ用のソフトに近づくべ く高機能化し、匹敵するといわれてもおかしくないほどの能力を得ました。

しかしながら、プロ用のものとされてきた様々なものが一般のユーザーへと 提供されていく流れのなかで、当然その中にあってもおかしくないはずの汎用 の動画加工作成(生成)ソフトがなぜかAdobe After Effects以上(9万〜、すぐ 上は19万以上)の価格帯にしか存在していないようです。これは趣味での創 作に対する大きな壁にほかなりません。そういった状態を打破することこそが 起業家の使命ですし、またそれが需要の創出に結びつくのはまず間違いないで しょう。

この計画では、Windows用のソフトをC++を使って作るつもりです。ユーザー の数、マルチメディア能力の高さ、開発環境や資料の充実といった点からこの 組み合わせを選びました。マイクロソフトが打ち出した.NETにより、VS.NETの リリース後.NET用に作り直すだけで容易に他のプラットフォームに対応できる ことやUnixやMacのAT互換機エミュレータ―の存在、Linux上でWindowsAPIをエ ミュレートするWINEの存在なども、この組み合わせを選んだ理由としてあげら れます。

多プラットフォームでの使用を可能にするという点で当然JAVAも選択肢にあ がったわけですが、マルチメディア用のソフトを作るには動作パフォーマンス が低い、まだ模索的なところが多くマルチメディア用のソフトを作るには開発 環境も資料も十分ではないといった理由から退けました。その上で、JAVAのよ うなインタプリタではなくコンパイルしたものが他プラットフォームで使用可 能になるといった、.NET構想が打ち出されたことが止めになったことは間違い ありません(オーストラリアの方が既にLinux(UNIX?)に.NETプラットフォーム を移植中)。同様にDelphi+Kylixという選択肢も、不安要素の多さから退けま した。

もちろんただ作るわけではありません。.NETへの移行を容易にするため、機 能の拡張性を高めるため、他のソフトから内部を利用しやすくために、ソース や仕様・設計の公開とソフトの部品化を行ないます。――この行動には他にも メリットがあります。例え私が何らかの事情によってソフトの開発を中断した としても、有志による活動がソフトの進化を支え続けるということです。

今回の計画ではとりあえずソフトの完成までを目指しますが、できれば After EffectsのStandardに迫る+Pro版エフェクト幾つか+各種plug-inもど きまでいきたいと思っています。

使用予定ツール:
Visual C++ Ver.6.0 + GTL + k2glib + LEAD TOOLS Raster Imaging Pro
(+ Boland C++ Builder5?)
ソフト完成の絶対条件:
きちんと動画を生成できること、致命的なバグがないこと、
決まりきったものではなく、想像力によって無限のものがつくれること
理想としては:
After Effects + plug-inに匹敵、使いやすい、バグなし、
Photoshop6.0形式のPSDに対応、外部ソフトとの連携、
Painterのようなペイント能力を持つ、
Photohop・Premiere・After Effectsのplug-inを使用可能(特許に絡まないのであれば…)

2.正規HTMLを出力するWYSIWYGエディタの制作

正規HTMLであるかどうかという話が、Web上でしばしば論争を引き起こしま す。これがなぜ問題となるのかというと、見るブラウザを限定してしまうから です。その具体例としては間違ったHTMLに寛容なブラウザでなければきちんと 表示することができない、ひどい時には全く意味をなさないことがある、視覚 障害者のための読み上げるソフトにとって不都合である、などがあげられます。

それにもかかわらず現在のエディタは正しくないHTMLを吐き出しますし、規 格が指し示すマナー『視覚障害者を配慮して、マウスではなくキーボードのシ ョートカットキーによる操作を可能にする。自動的に文字コードを判別できな いブラウザを配慮して文字コードに対する指定を埋め込んでおく、など』が満 たされていません。また、デザイナーの方々が見せるのを目的に間違ったHTML の書き方を使ったテクニックを用いることさえもあります。

だからこそ、正規HTMLを出力する高機能なWYSIWYGエディタの制作行なおう と思います。  多プラットフォームですぐに使えるよう、JAVAでの開発を行ないます。1で あげたマルチメディア用のソフトとは違いJAVAでも十分なパフォーマンスをも てること、ワープロソフトですが一太郎ArkというWYSIWYGソフトの立派な前例 があること、JAVAで作るXMLソフトの開発といった書籍が存在することが、この 選択を後押ししました。

ただし、すぐに制作に取り掛かるわけではありません。このためにはJAVA・ HTML(正規HTMLを出力するエディタを作る以上、HTMLに対する完全な理解は必 須です)ともに学ばなければなりませんし、計画が共倒れにならないようある 程度1の完成の見通しがたってから始めるべきでしょうし、そしてさらには現 在のPC以外の分野における統一規格策定の最中であり、これからどうなるのか 知っておく必要があるためです。どうなるのかきちんと把握した上で設計を行 なわなければ、バージョンアップの際に確実に破綻を招くことになるでしょう。 正規HTMLを出力するという目的から考えると、できるだけそれは避けたいとこ ろです。

最後に、もし開発着手前に上記の思想を満たす高機能WYSIWYGエディタが安 価(数千円以内)で提供されるのであれば、この計画は放棄されます。代わり にそのソフトの宣伝活動を行なうことになるでしょう。

またその場合、作ろうとしていたソフトの機能の一部であるプログラムを組 むためのソフト並に厳密なエラーチェックをするタグ打ちエディタを、独立した 一つのソフトとして制作するつもりです。なぜならWYSIWYGエディタを使わず、タ グ打ちエディタを使う自称中級者のミスや知識不足がWYSIWYGエディタを 使う人以上に間違ったHTMLの温床となっていますし、またそういう方々がマナ ーに対する配慮を行なっていなかったりするからです。

使用予定ツール:
Boland JBuilder 4 Foundation
Boland JBuilder 4 Professional
ソフト完成の絶対条件:
正規HTMLを出力すること、バグが少ないこと、
チェックが優秀であること、高機能であること

声なき言葉へ