命賭けないかわら版

ご意見・ご感想は仕置人掲示板へどうぞ
都の商売人へのメールはこちら


【2000年】《1月》
1/1 
平成12年……そして、〈ミレニアム〉2000年の幕開け。幸い「2000年問題」による突発事故は起こらず、おそるおそる立ち上げたパソコンにも、何ら影響は出ていなかった。今年も、一年頑張ろう!


1/3 
今日は、かねてより気になっていた「京極夏彦−怪−」の第一話・七人みさきの放映日!‥‥だが、WOWOWに入ってない私は見ることが出来ない…シクシク!(笑)


1/4 
仕事の関係で、今日からネット環境に復帰。まことさんのHPを訪れるや、早速昨日の「七人みさき」を見ての感激の様子が書かれている……益々見たくなる。しかも、「打ちきられた時代劇好きの紙芝居作家」さんと言う方の書き込みが‥‥これは、もしや「大の必殺ファンでイラストレーター&漫画家」のあの人では!


1/6 
音羽屋の坂井さんのところから、「殺した奴をまた殺す」第25号/必殺からくり人特集号が届く。今年は冬コミの日程の為か、いつもの年より着くのが2〜3日早い。内容は……やはり、大傑作のからくり人故、いつもに増しての大特集であり、力の入った原稿揃いだ!(←決して、自画自賛ではない) 以前、青龍さんの暗闇掲示板に、常連の必殺ファンの皆さんを仕事人に仕立てて「必殺仕事人V青龍編」#1/相手は京都の読み本作家……と言うのを書いたが、今回は、京都オフに参加された必殺ファンの方たちを中心に、オリジナルな旅物裏稼業の話を、HP「猫目洞」の掲示板に書いてみようと思い立った。

「外法弔い人」
 ナレーション(江守 徹)「時は江戸末期。数年後には、時代を大きく転換させる事になる黒船が到来する事を、未だ知らぬ江戸の庶民たちが、つかぬ間の平安を夢見ていた‥‥その裏側では、己の私利私欲の為に、平然と人を食い物にする『人の皮を被った魑魅魍魎ども』が蠢いていた。法では裁けぬ化け物どもを、闇から闇へと始末する旅芸人一座…通称『外法弔い人』‥‥これより、舞台の幕開けでございまする」

 《ナレーションバック:英名二十八衆句の無惨絵と、弔い人たちの黒白半面のアップ》 

タイトル「外法弔い人」(江戸勘亭流文字)  秋晴れの東海道を行く旅芸人の京極座。女座長の京極お駒(イメージキャスト:名取裕子)を筆頭に、一座の番頭格の東雲・清エ門兄弟(IC:近藤洋介&竜 雷太)、三味線の曲芸弾きでは日本一!…のリョウこと元・侍の早川亮之進(IC:宮内 洋)、民謡手踊りの紅一点・うさぎ(IC:西崎みどり)、舞台の戯作者・都(小野寺 昭)‥‥そして、黒子兼用心棒の達(IC:近藤正臣)が、ワイワイガヤガヤと勝手な事を喋りながら、次の宿場町へ向かっている。                            
【以下、続く?】


1/7 
‥‥では、「外法弔い人」の続き。 「外法弔い人」
第1夜「七人リング」
 秋晴れの空を一羽の鳩が飛んでいる。そこに襲いかかる鳶!後少しで、鳶の爪が鳩に掛かろうとした時、一筋の矢が空を切り、鳶はそのまま落ちてきた。

 お駒「リョウ! 遊びも程々におし!」
 亮之進「へへっ、すんません。姉さん」

 鳶を仕留めた矢は、リョウが三味線の弦で弾き飛ばしたものだった。‥‥と、間一髪助かった鳩が、お駒姐さんの元へ降りてきた。その足首には文が結びつけられている。

 お駒「江戸の元締からの連絡だよ。どれどれ‥‥」

 彼女の元へ降りてきた鳩は、実は江戸にいる弔い人の元締・浮世絵師の京極亭からの伝書鳩だったのだ。

 東雲「弔い興業(=殺し)ですかい?」
 お駒「待っとくれ。今度は‥‥ちょっと違うようだね」

 元締・京極亭の文によると‥‥かつて大御所・家康の支配地だった駿府城の城下で、奇怪な噂が起こっているという。ある幽霊を描いた浮世絵を見せられた者は、一週間以内にそれを他人に見せないと必ず死んでしまうと言う奇怪な噂話だった。まだ、どれだけ犠牲者が出ているのかは分からないが、一人の浮世絵師がその事件に関連して斬殺され、残された家族からの依頼で‥‥事件の真相を解明し、もし下手人が存在するならば、その仇を討ってほしい‥‥と、密かに弔い人の窓口となっている版元の寅乃屋を通じて、京極亭の元に頼みがあったのだった。

 うさぎ「駿府なら、後わずかね」
 お駒「うさぎ、分かりましたって返書を付けて、鳩を元締の元へ返しておやり」
 うさぎ「は〜い!」

 お駒がしたためた文を鳩の足に結びつけて、放してやるうさぎ。暫く鳩は、彼らの頭上をくるくる回っていたかと思うや、江戸と思われる方向へ向かって飛び去った(この辺りの理屈は追求せぬよう‥‥)。

 うさぎ「今度は無事に辿り着くのよ〜〜!」
 お駒「東雲、清エ門!」
 東雲&清エ門(二人同時に)「はい」
 お駒「あんたたちは、いつものように駿府に先乗りして、興行場所の下見と許可の申請……それから情報収集にかかっとくれ」
 東雲&清エ門(二人同時に)「分かりました、元締」
 東雲「よ〜し、今度は俺が一番乗りだぜ、アニキ!」
 清エ門「何おっ! 俺が弟に負けるとでも思ってるのか!」

 そのまま、あっと言う間に駆け出して行ってしまう二人。その後ろ姿を見つめていた達がポツリと呟く。

 達「あんなに張り切って駆け出しちゃあ、途中でへばっちまうぞ!」
 うさぎ「まあ、達さんたら。そんな事言ったら、東雲さんたちが可哀想じゃない!」
 達「俺は、思った事を口にしただけだぜ?」

 達のからかう様な口調に、膨れっ面になるうさぎ。そこへ、都が煽り立てるような事を言う。

 都「まあまあ、二人とも痴話喧嘩は止めにして‥‥」

 達とうさぎの二人に睨まれ、引き下がる都。‥‥と、リョウがにぎやかに三味線を奏で出す。

 亮之進「まあ、次の興業地も決まった事だし、賑やかにパア〜っと行きましょう。そ〜れ!」

 派手に三味線を弾き鳴らすリョウ。それに合わせて、うさぎも音頭を取り、達と都が手拍子をする。艶然たる笑みを浮かべるお駒‥‥。

 サブタイトル「七人リング」

 ……と、話はここまでで、これから先は出来てません。いつか必ず作るつもりです。


1/17
 「殺した奴をまた殺す」からくり人特集号を見ている内に、仕掛の天平と花乃屋とんぼの兄妹説について考えて、まことさんの掲示板に書き込んで見た。

「必殺からくり人/天平の父親を探ります」

 「からくり人」で問題になってる天平・とんぼ兄妹説ですが‥‥では、天平の父親は誰なんでしょう?

 仇吉が遠島になった時、彼女のお腹の中には、歌川延重の娘であるとんぼが既に宿っていました。また、それまでに仇吉と他の誰かの間に天平が生まれていたとしても、まさか一緒に八丈島に行くことはないでしょう。 従って、天平は八丈島で仇吉と誰かとの間に生まれた。
 ですが、天平ととんぼでは、おそらく天平の方が年が上のように見えます。故に、とんぼが八丈島で生まれてから、仇吉が天平を産んだと言うのは、おかしいような気がします。この矛盾点を解決するには;
 1)天平ととんぼは、二卵性の双子だった。
 2)天平は年くって見えるが、実はとんぼの方が1年ほど年上である。 
 ◎その場合、父親は蘭兵衛か?
 3)八丈島で、一時期夫婦になった男がおり、その男の連れ子だった。(この場合も蘭兵衛の可能性あり)
 ‥‥さて、真実は如何?


1/21
 映画「御法度」のストーリーを聞いて、こんな話を考えた。

「必殺!『御法度』の怪物たち」

 前髪立ちの美少年・加納惣三郎(松田龍平)による、裏切者の隊士の粛正を見届けた土方副長(ビートたけし)と沖田総司(武田真治)が、夜の冷気の中を行く‥‥。

 「すみません。ちょっと用事を思い出しましたので‥‥」

 そう言って‥‥加納を斬りに行った沖田を黙って見送る土方。やがて、その目が一本の木に注がれる。すらりと大刀を引き抜く土方。何を思うのか‥‥。
 ‥‥と、そこに沖田が戻って来た。
 「早かったな‥‥ん? お前は誰だ?」
 目の前の出っ歯で長身、エヘラエヘラ笑ってる男を見据える土方。
 「何言うてまんねん、俺でんがな! 沖田でんがな!」と言う沖田(明石家さんま)
 「沖田は、お前のような男ではない。第一、着ているものが‥‥違う!」
 「アホやなあ〜〜! あんた、歴史を知りまへんのか? 新選組ちゅうたら、このダンダラ羽織が常識でっせ。そんな真っ黒けの服着てたって、意味ないじゃ〜〜ん!」
 ‥‥次の瞬間、土方が裂帛の気合いと共に、沖田をたたっ斬った!
 真っ二つに裂けたダンダラ羽織の内側から、真っ黒な全身タイツの男が現れる!
 「クワックワックワッ! よくぞ見破ったな、たけちゃんマン!」                   

 改題「おれたち『御法度』族」 【完】


1/22
 雑誌「映画秘宝」に、とらの会の山田会長のショートコラムのページを見つける。
 京都で放映している(京都以外にも流れてるのかな?)番組「京都魔界案内」…京極先生が「牛祭り」に特別出演したアレ…の放送分がどうしても足りなくなったので、山田会長の所へ急遽制作依頼が来て、何とか4本?…作られたそうだ(まるで、いつも時間に追いまくられていた「必殺」の製作みたいだ!)。
 ラストの所は「京極夏彦−怪−」の今後の製作と放映予定。
 やっと着いた「とらの会」の年賀状は、「怪」のメインキャストに山田会長・京極先生・酒井監督と言う凄いメンバーの写真だ!
 ちなみに会誌の次号発行予定は3月とあったが、何やかやとお忙しいようだ……。


1/27
 京極ファンのある人のご好意で「怪」を見ることが出来た。
 感想は‥‥ウ〜ム。やっぱり、山田会長の「趣味」(笑)がかなり出てて、「必殺」してます。
 勇次ネタは‥‥映画第一作。他にも、あっと驚く犯人のドンデン返しや内田平内ソックリの東雲右近。映画「勇次」に続いて、場面食いのあの御大。出陣のテーマが、今にも鳴り響きそうな「あの」シーン。夏八木 勲のとびきりのカッコ良さとラストシーンのホラータッチ! よく分からない又市の必殺技(催眠暗示か?)おぎんの妖しい無表情!(でも、芝居は‥‥)そして思いっ切り、タガの外れた弾正!
 で、もってテーマには「主水は葵の紋が斬れるか」の影響が?(でも、次作も同じテーマじゃ?)
 TV雑誌の情報によると、次作は谷啓が事触れの治平(必殺ガチョ〜〜ン!)とか。他にも、嶋田久作が出るそうですね(ふふふ、京極ワールドなんか、みんな壊してやる!)ところで、ひかる一平の役はオリジナルだったみたいですが、ほとんどイメージが変わらなかった!
 この感想から連想して、こんな話を考えてみた。

「無責任必殺男」

 《ナレーション》 
  俺は奉行所で、一番無責任と言われた男。 
  生まれた頃から調子者で、楽して生きるのが一番だと思ってた。 
  たまに奉行所に来ても、机じゃいつでも居眠り。
  馬鹿話で一日明けて、時間が来たなら「ご苦労さん!」

 仕事人のアジトに、七人の仕事師…通称・七人御猫が集まっている。

 元締・仏像の肇 
 「今度の依頼は、寺子屋で罪もねえ子供を惨殺したイカれた辻斬り犯だ」
 仕事人・植木主水 
 「大名の次男坊だって言う肩書きだけで、俺たち奉行所のモンは、手も足も出ねえんだよ‥‥くそっ!」
 仕事人・按摩の谷啓
 「これだから。侍なんてのは大嫌いなんだ!」

 かくして、七人の仕事人達が出陣し、標的に迫った!
 スティック状の棒で、相手の急所を刺し貫く仏像の肇!
 必殺ガチョ〜〜ン!…で、相手の生気を失わせる按摩の谷啓。
 毒入りお粥で相手を屠る写し絵の伸。
 長刀を自由自在に操る浪人・服部左内。
 三味線のバチと糸で相手を仕留める、千里と英太郎の三味線屋姉妹。
 そして‥‥「カッカッカッ!いや〜、ご苦労さん、ご苦労さん!」 昼行灯を装って、影から標的を仕留める八丁堀同心・植木主水!

 ‥‥かくして、今日も悪党共が、江戸の闇に消えて行く。

 《EDナレーション》 
  この世で大事なことは、人の道踏み外さない無責任。
  とかくこの世は悪党だらけ。
  コツコツ仕留めて‥‥「ご苦労さん!」


1/31
 トヨエツと山崎努のビールのCMから、こんなパロディーを思いついた。

「必殺仕置人」温泉編

 草津での出張仕事を終えた念仏の鉄と棺桶の錠が、露天風呂から上がってきた。

 鉄「ふう〜〜、仕置きの後に一っ風呂浴びるってのは、気持ちのいいモンだぜ!」
 錠「ああ。体に染みついた血の匂いが消えるからな‥‥」

 浴衣姿でくつろいでいる鉄と錠。‥‥と、鉄の目が旅館に置かれている西洋机と先が大きく丸くなっている二枚のヘラに注がれた。

 鉄「何だ、こりゃ?」
 青年「それは、異国の遊びで『ピングポング』て言うんですよ」

 鉄に声を掛けたのは、浴衣姿のニヒルな青年だ。鉄に遊び方を説明した青年が言う。

 青年「どうです、一勝負?」
 鉄「おう、やってやろうじゃねえか!」

 かくして、ピンポン勝負に挑む鉄(山崎努)と青年(トヨエツ)!勝敗は‥‥CMの通りである(笑)。


《2月》
2/1

 今日は、季刊特撮情報誌「宇宙船」と、山田会長の連載コラムのある「CF」の発売日! 「宇宙船」の同人誌紹介コーナーには、私の同人誌「巡査・西園寺 守」が掲載されていた。
 「CF」には、「京極夏彦−怪−」パート2‥‥隠神だぬきの情報が。それに、「七人みさき」のメイキング記事も。嶋田久作が京都西町奉行所の同心・乾 勘兵衛役で出るそうだ(この人も顔が長い。と、言う事は‥‥)
 ちなみに、今回のエキストラ当選者は、作中で使用する「地獄絵馬」を製作された京都造形芸術大学&京都芸術短期大学の皆さんらしい。


2/4
 本日、京極夏彦の新作「どすこい(仮)」を購入。中身に違わず、分厚い本である。雑誌に連載されていた頃のは読んでなかったので、待ちに待った本だ! ちょっと読んだだけでも、笑って笑って笑い転げる(笑)面白さだが、相撲噺から、以前私の同人誌「必殺! 花嫁慕情」を購入して頂いた方のお便りで、「次回は、ぜひ兄弟横綱の話を」と書かれていたのを思い出し、こんな話を思いついた。

「どすこい(仮)」発行記念パロディー?

 ‥‥江戸時代。初代横綱は、明石志賀之助とされ、その後二代・三代目が定められているが、それは後世に認定されたものであり、当時の記録・古文書は一切残っていない。これは、歴史の片隅に埋もれた「幻の兄妹横綱」の物語である。

 江戸時代の相撲は、現代とは違い、神社・仏閣建立の為の寄付を集める勧進相撲が主流だった。そして、著名な力士は大名家のお抱えとなり、勧進相撲からの上がりで部屋を賄っている親方とは別に、月々の俸禄を得ていたのである(すいません。この辺り、記憶があいまいです‥‥)。
 2m近い長身と凄まじい張り手のパワーで角界に君臨してきた横綱・播磨富士。だが、彼の牙城を崩さんとする者があった。それが、双桜部屋の兄妹横綱・若鳳凰と貴桜花の二人だった。
 小柄で体力はないが、「技師」と異名を取る兄の若鳳凰。天才肌で次代を負うこと間違いなしと言われる弟の貴桜花。元大関の師匠・貴鳳凰の特訓を受け、幼い頃からいつも二人一緒に頑張って来て、遂に角界最高の地位にまで上り詰めた二人。だが、出世すると、その周囲の欲にまみれた者どもが集まって来るのも、また世の常である。

 自分の力の衰えを知り、迫り来る兄妹横綱の影に怯えた播磨富士は、自分の後援者である大名家の家老に働きかけ、兄弟の離反と双桜親方の失脚を謀る!

 そんな中、体力増進のためのバーベル作成を請け負ったことから、若鳳凰と親しくなる鍛冶屋の政。また、勧進相撲の警備に駆り出され留る主水。誰が優勝するかの相撲クジの胴元で、一儲けしようとする加代。貴桜花の化粧廻しに使う刺繍用の組み紐が縁で、顔見知りとなる組紐屋の竜。

 だが、その間にも播磨富士とXX藩の家老・OO部屋の親方による陰謀は進み、素でっち上げられたスキャンダルで謹慎に追い込まれた双桜親方は、自害の態を装って殺される!
 それを目撃した若鳳凰とその愛妻を、卑劣な手段で殺害する播磨富士! 二人か死に瀕していた時、自分が騙され、操られていたことを知った貴桜花が飛び込んできた!

 「アニキ〜〜!」
 「貴か‥‥お前を守ってやれなくて済まなかったな‥‥。息子を…頼む‥‥」

 そう言い残して絶命した兄の姿に、絶叫する貴桜花!

 「播磨富士めえ〜〜!」

 血の涙を流した貴桜花は、自分で自分の髷を切り、主水達に兄と父の仕置きを依頼。自らも出陣する!
 家老と親方・整体師・手下たちを次々と仕留めていく主水・政・竜・壱・弐・参。そして、まんまと呼び出された播磨富士と貴桜花の二人が、誰もいない土俵上で睨み合う!

 「てめえ、規則も何もねえ殺し合いで、俺に勝てると思ってるのか!?‥‥ええ、横綱?」
 「俺は、もう横綱でも何でもねえ。父と兄を、お前らに殺されたただの男だ!」

 凄まじいばかりの怒りで、播磨富士を何度も何度も土俵に叩き付ける貴桜花!

 「‥‥上手投げ!…外無双!…河津掛け!…吊り落とし!…呼び戻し!」
 「待った!‥‥待った!」

 もはや気力のかけらもない播磨富士を、尚も抱え上げる貴桜花!

 「‥‥待ったなし!」
 「ぎゃあああああ〜〜〜〜!!!!」

 強烈な閂で、播磨富士の両腕を叩き折った貴桜花は、土俵外へ叩き付け、遂にその息の根を止める!

 「てめえには、土俵の中で死ぬ資格はねえ!」

 ‥‥それから数日後。最強と噂された横綱・貴桜花は、ぷっつりと行方を立った。だが、とある田舎で貴桜花そっくりの男が、若鳳凰に良く似た子供を育てているのを見たと言ううわさが立ったが、それもいつの間にか江戸の風の中に消えて行ったのだった‥‥。

 これが、噂にしか残っていない「幻の兄弟横綱」の物語である。

 続いて、こんな唄も……。

 ♪ 地響きを立てて、奴が来る〜〜。
  腰に化粧廻し、ぶら下げて〜〜。
  ビン付け油のしみこんだ、男の匂いがやってくる〜〜。
  ああああ〜〜、大男の怖い奴〜〜。
  必殺技の頭捻り、引っさげ〜〜、
  地響きを立てて、どこからともなく〜〜、
  巨漢軍団ズラリと揃って、何思う〜〜?
   (元歌は、かまやつひろしの「下駄を鳴らして奴が来る」。題名は失念しました)


2/5
 金田一耕助ファンのHPの情報によると、「野村証券」のCMで、御行の又市こと田辺誠一氏が金田一耕助を演じているのが流れてるそうだ。「犬神家の一族」のメインテーマが流れて、加藤 武氏の「よ〜し、分かった!」まで登場するとか。何とか見てやろう!

 「どすこい(仮)」も、遂に読了‥‥大爆笑!
 ついでに、本編中に登場する同人誌の連作短編「悉く肥え太る」から、こんなのを思い浮かべてしまった。

 大相撲研究誌「肥えてる奴がまた肥える」
 WOWOWドラマ「京極夏彦−でかい−」

 もう一つ。ニフティーサーブの「京極フォーラム」での京極ファンの方の書き込みによると、「京都造形大学」の入学案内に、京極先生が文章を書かれているそうである。それを見て、「怪」#2で造形大学の美術部の方々が「地獄絵馬」を書かれていた事を思い出し、はは〜んと唸った。こう言う繋がりがあったのか(どちらが先なのかは、よく分からないが)


2/7
 偶然、再放送の時に撮った「新・必殺仕置人」休診無用を見てたら‥‥何と、バンプレスト発売のファミコンソフト「必殺仕事人」のCMが入っていた! これは、ラッキ〜〜!(映像もクリアー!)
 野村証券のCM…田辺金田一も、遂に見た。でも、ビデオにはなかなか撮れない‥‥。


2/8
 ここ暫く、「月下の棋士」を毎週ビデオ撮りしたが(田辺誠一が、仇役の将棋名人)、昨日撮ったのを見たら、何と番組冒頭に田辺金田一のCMが二連チャンで入っていた。こりまた、ラッキ〜〜!(やはり、田辺誠一繋がりでCMが入っているのだろうか?)


2/10
 「どすこい(仮)」を読んで、記念パロディー第二弾を思いつく。

「妖怪すもう」

 地響きがする‥‥と思って戴きたい。

 ‥‥‥‥と、考物の百介は、そこまで書いて筆を止めた。
 「しかし、夜な夜な土俵に力士の亡霊が出るって言うのも何だかなあ?」

 江戸は両国。春と秋に本場所が開かれる本所回向院の界隈には、多くの相撲部屋があった。その中の一つ…赤穂部屋に、近頃怪異が起こっていると言うのだ。
 既に、力士も親方もぐっすりと眠りに付いている真夜中の丑三つ時。ふと厠に立った新入りが、誰もいない筈の土俵で、「どすん! どすん!」と言う大きな音がしているのに気付いた。
 「こんな真夜中に、誰が稽古をしてるんだろう?」‥‥そう思って見に行っても、土俵には誰一人としていない。単なる自分の空耳かと思った新入りだったが、その夜から毎日「どすん! どすん!」と言う地響きが聞こえるようになったのだ!
 最初は、若いモンの悪戯か稽古熱心な力士の仕業…と思っていた親方も、自分でその音を耳にした時に、土俵に誰一人いないのを目の当たりにしてしまう!それ以来、「真夜中に出る力士の亡霊」の噂が、あっと言う間に広がったのだった。
 事実、赤穂部屋では‥‥10数年前に、大関昇進確実と言われながらも、ライバル力士の卑劣な工作で大怪我を負い、土俵生命を断たれた浅野富士が、土俵上で自害したと言う過去があった。その成仏しきれない力士の亡霊が、夜な夜な土俵で四股を踏んでいる‥‥そう言う噂を耳にした百介が、読み物にしようと考えたのだった。

 「このまま噂が続いては、弟子も怖がって、誰も土俵に上がろうとしなくなってしまうでごんす! 何とか、この怪奇を解き明かしてほしいでごんす!」
 赤穂親方の訴えに、遂に乗り出す御行の又市。そして、彼が突き止めた真相とは‥‥部屋の大関・大石川蔵右衛門の人気を羨んだ部屋のベテラン力士が、大石川の手形から創ったスタンプで、偽の色紙を量産。四十八手の解説書を付けて、一儲けしていたのだった!その、土俵の側で、ドスン!バシン!…と手形を押している音が、あたかも四股のように聞こえたと言うのが、怪異の正体だった。

 百介「‥‥しかし、こうして見ると、改めて大石山の手形は『でかい』ですねえ!」
 又市「まあ、幾ら儲かると言っても、幽霊騒ぎを起こしてしまっては逆効果でしょう」
 犯人「親方。わしが悪かったでごんす! ただ、一つだけ心残りが‥‥」
 赤穂親方「何じゃ、大野山よ」
 大野山「後一枚、頭捻りの解説書が出せれば、四十八手総まくりが出来たでごわすに‥‥それが出来なかったことが、実に残念でごわす!」

 「また、そのオチかい!」‥‥と、そう思って戴きたい。                     
    「京極夏彦−でかい−」【完】


2/11
 今日は、必殺ロケ地巡りパート2の初日だが、一日目は仕事の都合で参加できない為、夜の交流会のみの参加。夕刻に仕事を終えて、携帯で連絡を取り、四条堀川の西北側で待っている事に。やがて、早川さん運転のレンタカーがやって来る。
 今回の参加者は、早川さん・しののめさん・五名の清エ門さん・まことさん・初対面のさとうみきさんと、もう一人必殺ファンの方(お名前失念。失礼!)宿泊場所である御所の西側のホテルに到着後、全員で交流会となる場所を求めて、延々歩き続ける事になる……結局、烏丸丸太町からずっと西へ行った串カツ屋に到着。そこで、いろんな串カツを味わい、ビールに舌鼓を打ちながら、必殺談義に花を咲かせる。途中参加の某氏(この方も誰だったか忘れてしまった……)を迎えに、しののめさんか清エ門さんが迎えに行かれる。
 その後、ホテルに戻り、私が持って行ったビデオデッキで、明日の予習用のビデオを鑑賞。ロケ地巡りの勉強(笑)に励む!
 また「京都マル秘仕置帖」や、京極先生も出演されている「京都牛祭り」のビデオも。私は宿泊できないので、ギリギリまで粘ってから帰路に就く。


2/12
 ……さて、今日は「京都滋賀ロケ地巡り」パート2の二日目。朝早く起きて、阪急電車を乗り継ぎ嵐山駅へ。ジャスト、ぴったし早川さんたちが、駅の直ぐ側の駐車場に車で到着。先ずは、恒例の中之島橋で写真を撮った後、渡月橋を渡って「嵐山主水」へ。
 そこから、前回の下見ツァーでしののめさんが見つけられ、二度目に行った時には「ロケ隊」に遭遇されたと言う、「剣客商売」の秋山小兵衛宅のセットのある嵯峨へ。延々山道を抜けて、遂に到達したのは……こんな所にあるとは、関係者と地元の人くらいしか気付かないような場所だ!
 残念ながら「ロケ」には遭遇しなかったが、セットは惚れ惚れするような良い状態で保たれている。家の前を流れる小川(画面では、結構水が流れていた)は、実際にはほとんど水がなかった。
 その後、京都市内のロケ地は軽く流すが(すいません。行った場所をはっきり覚えていないんです)、相国寺で門前に車を止めて置いたところ、暫くするとパトカーが! 慌てて駆け戻ったところ、キッチリ「駐車違反」のワイヤーが止められてあった。まことさん曰く「これも、お寺や神社に行っても、お参りもお賽銭も上げなかったせい」?
 警察へ行って、厳粛(?)に手続きを済ませた後、気を取り直して次のロケ地へと向かう。更に、大原から途中を経て滋賀県へ。琵琶湖大橋を渡って、「怪」のロケ地だった彦根城へ車を走らせる。

 彦根城では、駐車場前の石垣付近で「主水死す」「春日野局の秘密」等の江戸城での死闘&逃走シーンが、あそこだここだと指摘。そして、いよいよ彦根城内へ向かい、楓姫の亡霊が現れた門前(ポッポッポッと鬼火が現れた、橋の真ん中の線状の物は実際にはなかった。どうやら、あれは「火」を出す為の仕掛を設えていたらしい)、小松の親分さんが彷徨し、川久保弾正が暴れ回ったロケ現場の場所へ向かう。 更に、湖岸を北へ……近江八幡の西の湖へ行き、「剣客商売」の本編&オープニングにも登場する橋の上で記念写真を撮る(ところが……後で見ると、我らの頭上に「未確認飛行物体」が!?)。八幡堀では、水路沿いに歩きながら「鬼平犯科帳」の世界にじっくりと浸る……。
 やがて、日も暮れて、JRの米原駅前で解散する事に。前回とは違い、また違った趣きのロケ地巡りだった。今回初参加のさとうみきさんが、実は「荒野の果てに」の山下雄三氏の従姉妹だと知り(ちなみに、山下氏の実家は、岡山で民宿をされているそうだ)、早速早川さんたちは、次の「横溝」&「荒野の果てに」岡山ツァーを計画されていられるそうである(笑)。
 今日のロケ地巡りを元に、ちょっとしたパロディーを考えた。

「必殺外道人/京滋百景探し旅」

 元締のお駒姐さん率いる「外道一座」。メンバーは、しののめ太夫・五名の清エ門・早川亮之進・都の商売人・さとうみき嬢、プラス一人(お名前失念、失礼!)の7名。
 権太が遙々持ってきた紙縒が滲んで読めず、「仕事場所」の分からない外道人たちは、ここぞと目星をつけた場所を順番に周る。嵯峨では秋山小兵衛に追い返され、相国寺では京都西町奉行所同心に掴まりそうになり、彦根城では小松の親分さんの指揮で、全員「電線音頭」を踊る。 やっと突き止めた近江八幡で、水郷巡りの舟の中で仕置き!
 だが……最後は、紛れ込んでいた密偵(笑)の通報で、全員米原で長谷川平蔵にお縄になる‥‥と言ったところでしょうか?(途中の行程をはっきり覚えてないので、今日はここまでにしとうござりまする‥‥)。


2/17
 必殺ファンの推理作家・貫井さんのHPの日記を見て、ビックリ仰天!……何と、我らが「京都滋賀時代劇ロケ地巡り」をしていた、正にその当日! 山田会長に京極夏彦先生、貫井氏、イラストレーターで必殺ファンの近藤ゆたか氏が揃って京都入りし、京都松竹映画撮影所で「怪」のメインスタッフ&キャスト、それにゲストの火野正平氏・西崎みどり嬢と記念写真を撮ったとか!……ああ〜〜〜、何と言うニアミス!


2月某日
 それまで使っていた通信ソフトの「フルバンド」が、理由も分からぬまま突如フリーズし、それっきりウンともスンとも動かなくなってしまった。メーカーに問い合わせたところ、今使っているバージョンではバックアップは取れないので、最新バージョンをアップロードします……との事。だが、ダウンロードした最新バージョンで、今までのメールのバックアップを取り、もう一度作動させて、過去のメールを読もうとしても、どうしても動かない……。
 とうとう諦めて、パソコンに最初からセットアップされていた、もう一つの通信ソフト「アウトルック・エクスプレス」を使うようにする。これで何とかメールの送受信は出来ても、過去にいろんな方から頂いたメール全部パアだ。畜生〜〜〜!
 インターネットが何事もなく利用できるのが、不幸中の幸いである。


《3月》
3/1

 今日は、いつもの「CF」の発売日。内容は「京極夏彦−怪−」#2/隠神だぬきのメイキング記事だ。


3/7
 「どすこい(仮)」パロディー・第三弾?

「どすこい(仮面)」

 ♪ 太る〜力士〜〜!
  ちゃんこが生んだ〜〜!
  吉良邸目指〜す、白い影〜〜。
  今宵の勝負を付けるため〜〜。
  ゴー、ゴー、レッツ・ゴー!
  汗ばむ額〜〜〜!

  張り手〜ジャンプ! けたぐり〜キック!
  またま〜た肥えた〜。ますま〜す肥えた〜〜。
  肥えた〜肥えた〜〜!

  赤穂部屋・大石山蔵之介は、横綱である。
  彼は、力士としての誇りを守る為、吉良上野之介と戦うのだ!
    (元ネタは、お馴染み「仮面ライダー」です)


3/10
 「アウトルックエクスプレス」の通信設定がやっと完了。これで、メールの送受信が出来るようになった。


3/13
 青龍さんのところのWebドラマ/#13「新・必殺必中仕事屋稼業」天狗で勝負…が、めでたく完結! 青龍さんに了解を求め、前々から考えていた同人誌「必殺Web人 激筆!」の製作にいよいよ取りかかる。以前に作った「必殺パロディー」に、「必殺シリーズ・オープニングナレーション全パロディー」、「バラエティー番組での必殺パロディー研究」も含めるつもりだ。 果たして、最終的に何ページになるかは分からないが、かなり分厚い本になりそうな事は確実である。


3/18
 今日は「京極夏彦−怪−」#2/隠神だぬきの放映日‥‥だが、相変わらず見られない。


3/26
 Webドラマで、「馬」が重要なテーマになってきたので、登場人物として、温泉旅館「猫目洞」&「猫目牧場」の女主人・お駒姐さんを出す。そこへ、京極堂が「馬用の鞭」のお礼を言いに訪れるという展開である(爆)。ちなみにお駒姐さんのイメージ・キャステトを秋野暢子としたところ、何と他の人の書き込みで、実は仕事人・桂馬のお銀であったと言う正体が明かされてしまった!(笑)


《4月》
4/1

 月初めは、恒例の「CF」発売日。今回の「怪」メイキング記事は、#3の「赤面ゑびす」だ。最近メールで交流している必殺仕返人さんが店へ来られ、夕方近くまで何やかやと必殺談義に花を咲かせる。

 ところで、TV情報誌で、NHKの「二人のビッグショー」に藤田まことが出ると言う情報を得て、もしかしたら何か必殺の話でも…と思って、あらかじめ予約録画しておいたら、これが何と大当たり!……南座の必殺まつりの如き舞台だった!
 主水の舞台は、最近は「大奥に参上!」ばかりなので、半分コントとは言え、また違ったものが見れたと言うだけで嬉しい。「荒野の果てに」のNHKバージョンとオープニング・ナレーションも秀逸である。


4/3
 「SMAP×SMAP」のビストロ・スマップに、藤田まことがゲストとして出演。必殺の話は出なかったが、こんなパロディーを思いついた。

「必殺仕事人・スマスマ編」(ウ〜ン、いいタイトルが思いつかん)

 ‥‥それは、一年前の初春。五人の青年による「殺し」から始まった。
 「踊り念仏」の一種で、若い男女に人気のある「薔薇薔薇踊り」の教祖的存在でもある二枚目の青年・拓(木村拓哉)。これまで、質屋の借金取り立て屋…芝居小屋の三味線引き…枕売り…と職を変えてきたが、現在は髪結い床に勤めている。
 老舗の造り酒屋・寒里屋に雇われている流れ者の杜司。キザでクール、孤独を好む物静かな青年・稲垣堂(稲垣吾郎)。
 大工見習い中の慎吾(香取慎吾)。陽気で剽軽だが、感情過多・直情径行な面があり、怒ると手が着けられない力自慢の青年。生まれつき、髪の毛が薄茶色の為、皆から「金狼」と呼ばれている。
 とにかく、走るのが大好きな飛脚屋の青年・剛(草g剛)。かつて夫婦寸前まで行きながら、お伊勢参りに行く途中で別れた恋人がおり、未だに彼女の事が諦められない。非常に世話好きな為、長屋のおばさん連中からは「いい人」の太鼓判を貰っている。
 よろず請負業をしている真子‥‥通称・何でも屋のマコ(中居正広)。仲間の中で一番計算高く、金にうるさい。

 一見、何の繋がりも見られない五人の男女‥‥だが、彼らには知られざる共通点が合った。実は、彼らは皆孤児であり、恵まれない子供達を一人前の大人に育てる事を信条としている「須磨寺」の住職の元で、幼い頃から一緒に育ってきた「仲間」だったのだ。だが、あるヤクザ者の罠に掛かった住職は、寺の土地建物全てを巻き上げられた挙げ句に殺害される! 既に、バラバラに暮らしていたものの、親代わりの住職を惨殺された事に怒りを覚えた彼らは、一致協力して極悪非道なヤクザの親分を始末する。後に何の証拠も残さなかった彼らの殺しに疑惑を抱いたのが‥‥定年を10日後に控えていた南町の同心・中村主水だった。
 永年裏稼業に携わってきた勘から、この殺しの下手人が髪結いの拓ら五人と見抜く主水。だが、証拠は何一つ無く、上司の田中様も主水の言をまるで信用しない。そして、捜査を続けて行く内、拓たちも昼行灯の主水が持つ「裏の顔」に気付く事となる。一触即発、対立寸前になった二者の間を取り持ったのが‥‥須磨寺の尼僧・緒夢尼(戸田恵子)だった。実は、彼女と住職は、かつては夫婦の仕事人であり、ある時間違って殺した男の子供を代わりに育てようとして、足を洗い出家したのが、世の孤児達を育てていくきっかけになったのだった。

 「俺は、もう明日からは八丁堀同心じゃねえ。だから、おめえらを捕まえる事は出来ねえ。だが‥‥もし、おめえ達が揃って地獄へ行く覚悟があるんなら、俺が殺しの道しるべになってやる!」

 かくして、南町を定年で辞め、うどん屋「おしん」の主人となった中村主水を元締として、五人の男女による新たな裏稼業がここに始まった!
 
 元ネタは「古畑任三郎 VS SMAP」です


4/10
 暫く調子の悪かったパソコン。騙し騙し使っていたが、とうとう本日ギブアップ!……起動させることが出来なくなってしまった。その為、クライマックスまで行ったWebドラマ#24も、ラスト直前で書き込み中断!
 本業関連が忙しかったのと何やかやで、修理に出すのが大幅に遅れてしまい、その間一切のメールとネットが出来なくなってしまう。仕方ないので、暫くの間は、パソコン購入前に行っていた、通信機能付きのワープロを引っぱり出す。ただ、これだと出来るのはニフティーサーブへの接続だけだ。いろいろとメーカーに聞いてみたが、結局この機種では、インターネットをするのは不可能なようである。
 暫くネットサーフィンは諦めて、同人誌「殺られた主水は本の中」#3/#4の「必殺Web人激筆!」の原稿作成に励む事にする。


4/30
 今日は、朝日放送開局50周年記念スペシャル番組の放映。想像した通り、藤田氏が「必殺シリーズ」の名場面と共に登場し、「中村主水の名前の由来は何か?」と言うクイズが出される。正解は「ジェームズ・ボンド」だが……確か、これはリップサービス的な答の筈。ちなみに京本政樹氏も「部長刑事」の関連で有情氏、相原部長刑事のスタチュー・クロックを見せていた。」


《5月》
5月某日

 Webドラマの原稿作成と同時に、「闇の仕事師全名鑑」の改訂版用の原稿作成にも取りかかる。前の号の作成中には視聴の叶わなかった「からくり人」「富嶽百景」その他の回を中心に、音羽屋の「新・仕事人」「からくり人」特集号も参考にして進めて行く。


5/28
 「必殺仕掛人」の音羽屋半右衛門、「助け人走る」の清兵衛役の山村聡氏、お亡くなりになる……享年90才だそうだ。合掌。


《6月》
6月某日

 コミックショックで、島崎 譲と言う漫画家の「ザ・スター」と言うマンガの中で、まんま「必殺シリーズ」と言う話の回を見つけたので本を買う。主人公は、長瀬優也と言う天才的かつ努力家の二枚目若手スター(雰囲気的にはキムタクか?)で、ASAKIテレビが製作する新・必殺シリーズ「必殺仕切屋稼業」の主人公・飾り職の政(!)。だが、その生い立ちは「組紐屋の竜、忍者と闘う」での竜の前身と全く同じだ!


6月某日
 「七人みさき」の映画公開、遂に決定! ビデオでWOWOW放映版を一度見たとは言え、大画面で見られるのが、また嬉しい! しかも、TVではカットされた映像も加えられると言う……楽しみだ!


6/19
 やっと……本当にやっとパソコンが直った。スイッチを入れるや、一発で電源が入り、起動する。早速ネットに繋ぐも、前の履歴は全て消えてしまっており、ヤフーから辿って行かなくちゃならない始末。メールも、その間に頂いた物がたくさん堪っており、すっかりネット浦島状態。 Webドラマはまるまる#15が終わってしまっていたが、幸い#16の出だしだったので、今までの鬱憤を晴らす(?)かのように、話を書き込んでいった。お陰で、ここ暫くの芸能&時事ネタと「順之助の初めてのシリアスストーリー」が上手く結び付いた!


6/20
 そして、待ちに待った「とらの会」会誌・最新号が到着! 内容は、予想通り「三味線屋勇次」&「京極夏彦−怪−」のメイキング情報満載で、かなり分厚い。だが……前号発行前に、私が山田会長宅でお預かりした「お便りコーナー」のワープロ打ちしたものが、今回かなり使われていた。ありゃりゃ?


6/21
 映画版「七人みさき」の公開が、必殺&横溝・岡山ツァーと同じ「8月12日」と言う事から、こんなパロディーを思いつく。恒例の「必殺オフパロディー」である。

「2001年京極の旅」(実際には2000年8月ですが……)

 それは、お馴染み外道一行が西へ向かう旅から始まった。

 京都の安倍清明神社で旅の無事を祈願した一行は、高雄を経て神戸へ向かう途中、ドライブインで休憩する。
 「あ〜〜、あの猿。『狂骨の夢』持って逃げよった!」
 一行が車を離れた隙に忍び込んだ一匹の猿が、車内から「狂骨の夢」をかっぱらっていったのだ! 猿が放り投げた『骨』が宙に舞い‥‥次の瞬間、真っ白な雪に覆われた地面に突っ立つ日本刀へと代わる!

 タイトル「2001年京極の旅」(BGM:ツァラトラストラはかく語りき)

 「美しき青きドナウ」に乗って、次々とロケ地を巡っていく「外道一行」。
 そして、彼らが目にしたもの物とは‥‥何と「荒野の果てに」の貴重なデモバージョンテープだった! 一行が、おそるおそるそれに触れた途端、キ〜ン!…と言う音がして、一筋の光が西の空へ飛んで行った。
 更に、西へ西へと旅を続ける一行。だが、その頃から、レンタカーのドライブナビゲーターの調子がおかしくなってくる! 休憩する旅に、一人…また一人と消えて行く仲間たち‥‥。そして、最後に一人残った某氏が辿り着いた「八つ墓村」で、彼は何者かに操られるかのように、洞窟の中へと消えて行く。暗闇の中、ほとばしる光。スターゲートだ!
 そして、彼が目を覚ました時、そこには彼のよく知っている「一人の男」がいた。


 「あなたは‥‥金田一耕助?…それとも、糸井貢さんですか?」
 「いえ、やつがれは御行の又市です。‥‥どうですか? 野村ホームトレードは?」

 ‥‥だが、慣れぬ株式投資を進められ、「支度」に手間取り、「絡新婦」の蜘蛛の網に捕らわれた某氏は、意識が「魍魎」となり、「鉄鼠の檻」の中に閉じこめられるが如く、身動きがとれなくなってしまった‥‥。

 これが、「姑獲鳥の夏」に行われた「宴の始末」である。

 『この世に不思議なことなど何一つないのだよ、松岡君』(by京極夏彦)


6月某日
 パソコンが直ったので、ワープロ機能の中に保存してあった「舞台版・必殺」の文書を読み出し、版下を作成する。以前から、「次は『必殺仕事人V』になるかも?」と聞いていたので、あらかじめ原稿を作っておいたからだ。


6月某日
 秋田さんと電話でやり取りして、音羽屋の夏号の特集が「必殺仕事人V」に決まったと知る。とりあえず「組紐屋の竜。忍者と戦う」は、担当第一希望回として伝えた。また、「V」の資料を頼まれたので、後日秋田さんの元に送る。
 この時「実は、音羽屋が関わった必殺のベスト・セレクションCDが、来月発売になるんですよ」と聞く……おおう!(だが、後日この事をチラッと必殺HPの掲示板に書き込んだところ、申し訳ないが発売日までこの情報は流さないでほしい…との事で、自主規制する事になる。その結果発売されたのは、8月23日の「必殺・ザ・ベスト」「必殺・ザ・セレクト」「必殺・ザ・サウンド」である)


6/25
 まことさんのご好意により、遂に「隠神だぬき」を見る!
 今回の必殺的要素というと‥‥。
 顔の長い熱血漢の同心‥‥中村主水か?
 乾勘兵衛と夜鷹の親子が出会うシーンの画面一杯に広がる水面のイメージ‥‥確か、必殺常連監督のどなたかがよく使う手法。
 傘で又市がゴロツキを叩きのめすシーン‥‥一瞬、指先に力を込めるショットが!
 能楽師・市村松之助‥‥略して市松? 地獄絵馬の場面は今宮神社?
 短冊に和歌を書く場面‥‥「新・仕置」の寅の会 出陣の場面、背後に砂塵を立てる又市。
 例の御人の出自は「主水は葵の紋を斬れるか?」ですね。

 後、タイトルにも掛かってる「横溝正史ネタ」としては。
 顔を隠すマスク‥‥犬神家の一族 
 梅之宮大社の石橋の上で、「化け狸」のからくりを百介に暴いてくれるよう、勘兵衛が頼むシーンで「よし、分かった!」
 クライマックス、張りぼての鐘の中に閉じこめられるのは「獄門島」  

 能楽堂でのクライマックスは「魔界転生」と「天河伝説殺陣事件」を思い出した。

 そろそろ、Webドラマの次の同人誌のネタ−「京極夏彦の必殺的大研究」最新版にも取りかかっていこう。先ずは、今までの集大成(まことさんのHPに掲載されているもの)に新刊分の研究を追加。抜けていたものや改めて気付いたもの、他の方の指摘やチェックによるものを追加し、更に「怪」の京極度チェックも進めていく。
 後は、7月の「赤面ゑびす」放映と、しののめさんによる「必殺ロケ地ツァー」の原稿が揃い次第、版下作成だ。「必殺Web人 激筆!」と合わせて、夏コミに間に合うだろうか?

 それから、前述の「ザ・スター」の研究原稿「ここにも『仕事人V』あんた信じるか?」の版下を作成し、見本として秋田さんの元へFAXで送る。


6/26
 音羽屋の坂井さんからFAXが。夏号の特集が「仕事人V」になった事の正式なお知らせと担当希望回の問い合わせだ。私の希望担当回として、#6/りつ、減量する(雪の温泉宿での密室監禁劇)・#9/主水、キン肉男に出会う(ゆでたまごゲスト出演回)・#11/主水、送別会費を全額盗まれる(ゲスト仕事人・浦島亀吉)・#12/組紐屋の竜、忍者と戦う(V最大の激闘編!)・#14/主水、上司の田中と出張する(外道仕事人集団・鹿島新念流道場の登場)…の五つを上げる。


6/27
 「怪」の隠神だぬきから、こんなパロディーをば二題。

「山猫廻しのおぎん、見合いする」  

 又市「おぎん、ちょっと会って貰いてい男がいるんだ」 
 おぎん「何だよ?」 
 又市「実は、俺の知り合いなんだが、おめえが気に入ったとかで付き合いたいてえんだよさ」 
 おぎん「へ〜え、そりゃ物好きだねえ。暇だから良いよ‥‥で、どんな男だい?」 
 又市「一刻堂って奴だよ」  

 それから数日後、おぎんが見合いした相手とは?  

 若い男「僕が」「いっこく」「堂だよ」 
 おぎん「畜生! こいつは腹話術師のいっこく堂じゃないか!」 
 又市「あれっ!? 言わなかったかな? 見合いをするのは、お互いの人形だぜ」

「終焉無用」(これは、一度使ったネタの焼き直しですが……)

 御行の又市に、仲間にならへんか?…と誘いを掛ける白子屋菊右衛門。
 それを断った為に、山岡百介が「風紀を紊乱する文を書いた咎」で捕縛され、同心・乾勘兵衛の過酷な拷問を受ける。
 いつの間にか百助といい仲になっていたお銀のお腹の中には、子供が! 百助を救い出そうとした事触れの治平は、勘兵衛配下の岡っ引き・直次郎に殺害され、一人白子屋を仕留めに行った又市は捕らえられて、右手を真っ黒焦げにされてしまう。

 もはや、打つ手がないのか……おぎんが諦め掛けた時、寅乃屋山田堂誠八が、一人の男を連れてきた。そして……!
 「あんたが、最後の一人やったんか!?」
 「そう、あんたの思った通りだよ、白子屋さん!」

 ……京極堂の死の指が、「新・仕置」殺しのテーマに乗って、振り下ろされる!


6/30
 家に帰って、ふと夕刊を見ると「ターニングポイント」と言う番組に、藤田まことの名前が!……慌ててビデオ補セットするも、素手にもうお割りの時間だった。後から掲示板を見るに、結構「必殺」の映像やインタビューも使われていたそうで、返す返すも残念だった!




都の商売人トップへ戻る