命賭けないかわら版

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4/18
 ニフティーの「必殺会議室」で進んでいる「新・必殺仕置人」全エピソード・ガイド。私の最終担当分#38「迷信無用」を一日掛かって書き上げた(内容は、「あんたこの研究どう思う」に、以前の物と同様に掲載)。「新・仕置」は作品全体が高レベルなので、通常の出来・凡作と言える内容でも、後期必殺と比べると遙かに好編である!


4/10
 以前、ニフティーフォーラムの「ガメラ会議室」に書き込んだパロディーを改稿しまとめた創作四編を、「ガメラ 33 1/3 刺客降臨」として一冊の同人誌にする。ガメラと中村主水が戦う…と言うとんでもない内容もあるパロディー誌だ!


4/4
かつて、必殺の山内プロデューサーが手掛け、「必殺」と時間帯的に連続していた「ハングマン」の新作「ミッション2000」を予約録画する。チラッと見たところ、「三味線屋勇次」と同じく丸坊主の火野正平が良い味を出していたようだ。だが、今回の製作には以前のスタッフはほとんど噛んでいないらしい。ちなみに番組内で流れたテロップによると、5月に未放映シーンも含めた完全版が発売されるとか。


4/3
 「必殺仕掛人」LD-BOX(下巻)の予約をするが、売場の担当の店員が「新・必殺仕置人」と間違えて、話がなかなかスムーズに進まないのが悲しい‥‥。


4/1
 とらの会の山田会長の連載「京都ハリウッド通信」が載っている、京都の街角情報誌「CF」は今日発売。当然「必殺シリーズの舞台裏」の事は載っているが、他にも山田会長原作のVシネマ「縁切り闇稼業」の話題もある(主演:萩原流行)。あとがきを読むと、まだ口外出来ない秘密の企画も進行中だそうだ。
 また、ゴールデンウィークの5/1〜2に京都で行われる必殺オフの宿泊場所として、知人が経営している四条木屋町の「松華楼」に仮予約する。京都の必殺ファン森本さんととらの会の山田会長に、オフの際の交流会に参加されませんか?…と言う手紙を書き、音羽屋の秋田さんには電話でお願いした(何とか都合をつけて参加したいと言うお返事を頂く)。


3/27
 発売日が延びに延びていた「秘録 必殺シリーズの舞台裏」を遂に見つけ、一気に読み通す!とらの会の山田会長が、必殺シリーズの製作者(プロデューサー・監督・脚本家・撮影・照明・音楽等)にインタビューして集めた貴重な証言の集大成だ!「とらの会」会誌で既に記されている事柄もあるが、何よりも目を見張ったのは見た事もないマニアックな写真の数々だ!(音羽屋の秋田氏の話では、「とらの会10周年記念号」の為に用意された数多くの資料写真の一部だとか) 出版予定のまま、その後延期やどうなっているか分からない「映画・必殺!全作の本」や「藤田まことインタビュー本」も、この調子で是非とも実現させて欲しい!


3/23
 かねてより予約してあった「必殺仕掛人」LD-BOX(上巻)を購入!録画ビデオで一応は持ってると言うものの、改めて見る「仕掛人」ハードで凄い!なかなか一辺には見られないので、ゆっくり楽しんで行こうと思っている。


3/11
 ニフティーのガメラフォーラムに、映画「ガメラ3邪神覚醒」を見ての贋作パロディーを書き込んでいた(必殺ではないので、必殺HPの掲示板には載せてなかった)が、最後で必殺風の展開になったので、ここに一つにまとめた改訂版を載せる事にする。

【贋作】「ガメラ4/四神集結」

《第一回》
‥‥物語はイリスが倒された、「ガメラ3」のクライマックスから始まる‥‥。古都…京都の一角・京都御所の奥深く。旧日本軍の軍服を着た男が、邪悪な雰囲気が漂う祭壇に向かって、一心不乱に何かを祈っていたが、急にその手を止め、いまいましげに舌打ちをした‥‥。
 「くそっ、イリスめ‥‥!さっさとあの小娘を取り込んでおれば、完全なる破壊神と化したものを‥‥。まあ、元々あやつ一匹で、この国を廃墟と化すには役不足だ。ガメラよ、戦いはこれからだぞ‥‥。はは、ははははっ!」
 高笑いを上げた謎の男が、ゆっくりと振り返った。その顔は…帝都の魔人・加藤!

 そして自衛隊参謀本部では、津川航空司令が官房長官から掛かって来ていた電話をゆっくりと置いた‥‥。その険しい表情に、参謀がおそるおそる声を掛ける。
 「司令、官房長官は何と‥‥?」
 それに答えず、津川司令が聞き返す。
 「‥‥この映画は、ガメラが北の玄武・イリスが南の朱雀の役廻りだったな?」
 確かその筈ですが‥‥それが何か?…と答える参謀に、津川司令が、納得言ったとばかりに頷く。
 「たった今、内閣の巨大生物被害対策審議会から入って来た情報によると、東の札幌に青龍…キングギドラが出現したそうだ!」
 どっとどよめく参謀本部!
 「それに、西‥‥関空には、白虎・ゴジラが上陸した。二大怪獣とも、どうやら京都を目指しているらしい!」
 「そんな馬鹿な!何でゴジラが虎なんだ?」
 納得行かない!…とばかりに叫ぶ渡良瀬の声も、わき上がるどよめきにかき消されてしまった‥‥。
 「どうやら、何者かが四神を操って、我が国を廃墟にしようと考えているようだな‥‥」と、そう呟いて立ち上がった津川司令の目が光った。

 かくして、魔人・加藤に操られた青龍・キングギドラと白虎・ゴジラが京都に襲来!玄武の巫女・浅黄と朱雀の巫女・綾奈の二人の心に支えられたガメラが、ゴジラとキングギドラを迎え撃つ第2ラウンドが、いよいよ迫りつつあった‥‥!

 「ゴジラよ‥‥さあ、来て!」嵐の京都御所で、三枝美希が妖しい笑みを浮かべる!

《第二回》
 ‥‥東京。「巨大生物被害対策審議会」の席上、政府筋から「怪獣の専門家」の名を賜った斉藤審議官が、政府関係者を前に得意げに説明している。
 「‥‥と言う訳です。つまり私の調査によると、内閣調査室の朝倉美都は、全く個人的な動機により、イリスを操る少女・比良坂綾奈を拉致・監禁していたと言う事実が判明致しました」
 「つまり、彼女は日本政府の意向を無視し、勝手な行動を取っていたと言う訳なんだな?」
 内閣官房長官が「日本政府に責任はなかった」と言わんばかりに念を押す。その態度に、むっとした表情になる斉藤審議官。
 「まあ‥‥そう言う事です。それで朝倉が秘匿していたデータを解析した結果、ギャオスの大量発生並びにイリスの出現には、明らかに何者かの意志が関与しているらしい‥‥との結論が得られました」
 「‥‥と言う事は、一連の現象は自然発生的な現象ではなく、人為的なものだと言うのか?」と尋ねる佐竹一等陸佐。大きく頷く斉藤審議官。
 「そうです。これは朝倉の個人的な推論ではありますが、多くのデータを相互検証させた結果からも、ほぼ『事実』と考えて間違いありません。つまり、ギャオスが世界中に大量発生した結果、その殲滅を第一と考えるガメラの行動は、当然これまで以上に過激化して行きます。それによって、ガメラの闘争本能も異常に拡大する結果となりました。それがどう言う結果をもたらしたか‥‥一般大衆、並びに我々がどう言う態度を取るに至ったかは、ここにおられる皆さんは、よくご存知でしょう。
 また、ガメラを憎む少女の強烈な念により、本来は朱雀の守護獣である筈のイリスが結果的に「憎悪と破壊の化身」と化しました。更に、青龍と白虎の二大怪獣が時を同じくして出現したのも、重ねて申しますが、明らかに第三者の意志によるものだと思われます」
 「‥‥で、我々は、それに対してどうすれば良いと言うのだ?」
 内閣総理大臣の質問に、今まで得意げに話し続けていた斉藤審議官が口ごもった。
 「‥‥何一つありません」と、苦渋の返答をする斉藤審議官。
 「Gフォースはどうした?」と聞く自衛隊長官。
 「省庁再編と予算削減で解散致しました」と答える総理府長官。
 「では‥‥では、メカキングギドラは?…メカゴジラは?…モゲラは?」
 「総て、東宝倉庫入りです!」
 斉藤審議官の答えに、一斉に天を仰ぐ政府首脳!事ここに至っては、もはや彼らに何一つ打つ手はなかったのだった‥‥。
 『こうなれば‥‥私が何とかするしかないのか?』
 佐竹一等陸佐は、懐の中のスティック状の物体に触れながら、密かに想うのだった‥‥。

 ‥‥闇の中、美都は不意に目覚めた!ガメラとイリスの激突によって崩壊した京都駅の下敷きとなって圧死した筈の美都だったが‥‥不思議な事に、彼女の体には何一つ傷が付いていなかったのだ!
 「‥‥私は死んだ筈なのに。どうして?」
 思わず恐怖に捕らわれ、自分の体をひし!…と抱きしめる美都。
 「それは、私が亜空間を通して、お前を助けてやったからだ!」
 「誰!‥‥あなたは?」
 美都の前に現れた男‥‥それは、四神総てを京都に呼び寄せた魔人・加藤保憲だった!
 「私がお前を操って、朱雀の巫女である綾奈を‥‥ここ京都へ移送させたのだ。多分お前は、すべて自分の意志で行っていたと思っていただろう。イリスが綾奈を体内に取り入れれば、完全なる破壊の化身として、更なる進化を遂げる筈だったが‥‥それは果たせなかった。美都よ‥‥お前をガメラとイリスから助けたのも、もう一働きして貰う為だ。お前には『青龍の巫女』として‥‥」
 美都を見つめる加藤の瞳が妖しく光る!魔に魅入られて夢うつつとなる美都‥‥。
 「‥‥『朱雀の巫女』美希と共に、私の手助けをして貰おう!」

 かくして、玄武・朱雀・白虎・青龍‥‥四人の巫女が京都に揃った!‥‥燃えさかる古都。イリスにやられた箇所を遺伝子転換によって回復させ、白虎と青龍の守護獣−ゴジラ&キングギドラに立ち向かうガメラ!だが、いくらガメラが強大であろうと、二大神獣を相手にしては劣勢は隠せない!イリスにやられた傷が治りきらないまま、尚も浅黄たちを‥‥心を通わせた人間たちを守るかの如く必死に戦うガメラを見つめる内、綾奈の心から憎悪の念は完全に消滅していた。
 「ガメラ‥‥私を許して!」
 綾奈と龍成に支えられながら、涙ながらに訴える綾奈。緑色の血飛沫を上げ、呻き声を上げるガメラの姿が、綾奈の心を強く揺り動かしたのだ!
 『誰か、ガメラを助けて‥‥お願い!』
 少女の涙が、爆散したイリスの断片に触れた‥‥その時、奇跡が起こった!美都が奪い取った綾奈の勾玉が、京都駅の破片の中でピカッ!…と光ったかと思うと、イリスの細胞が凄まじいスピードで再生・巨大化したのだ!だが、復活したイリスは、綾奈の憎悪の念に捕らわれ、魔人・加藤に支配されていた時の「憎悪と破壊の化身」−青と黒に彩られた凶悪な姿ではなく、光輝く天使‥‥朱雀の守護獣たる真の姿で出現した!
 「‥‥イリス!」
 綾奈の歓喜の声に、微笑むかのように振り返る守護獣・イリス!そして、守部龍成が持ってきた神剣も巨大化!神剣の本来の持ち主であるイリスが手にした途端、そこから眩いばかりの光輝が迸った!次の瞬間、甦ったイリスはガメラを助けるべく、キングギドラに向かって宙に舞い上がった!

 京都駅から東へ‥‥清水寺に戦場を移しつつ激突する、ガメラ・ゴジラ・イリス・キングギドラの四神獣!四人の巫女がじっと見守る中、遂に世紀の戦いが始まった!

《第三回》
 ‥‥東京。自衛隊総合対策本部から、「巨大生物被害対策審議会」に次々と新しい情報が入ってくる!
 「ナゴヤ球場に、第二のレギオン草体出現!」
 「阿蘇上空には、ギャオスの大部隊が押し寄せています!」
 「東京湾から、再生したデストロイアが上陸しました!」 
 遂に頭を抱え込む内閣総理大臣!
 「なぜ、私の任期中に、こう次から次へと厄介な問題が起こるんだ!これじゃ、景気対策どころじゃない。これも‥‥世紀末の世の中だからなのか?」
 虚ろな目で宙を見つめる総理に、突如厳しい声が飛んだ!
 「いや‥‥これは、総て日本から『マナ』が大量に失われた為なのです。今や日本は ウルトラゾーンに入り込んだのですぞ!」
 突如会議室に「ドンッ!カ〜〜ッ!」という不気味な音が鳴り響く!はっとなって顔を上げた総理の目に入ったのは、白髪に白い髭の白衣を着た初老の男性だった。
 「‥‥あなたは、一体誰だ?」
 その姿を見て、待ってましたとばかりに立ち上がり、笑顔で紹介する斉藤審議官。
 「この人こそ、私が頼りにしている民間の古生物学者・一の谷博士です!」

 ‥‥京都。四神獣が激闘を続ける中、御所の奥深くで炎を上げる護摩壇に向かって、一心に呪文を唱えている魔人・加藤が、背後に強烈な気配を感じ振り返った!
 「何者だ‥‥我が祈りを邪魔するものは?」
 「あんたに日本をめちゃくちゃにして貰っちゃ困るモンだよ!」
 加藤の目に映った姿は‥‥津川航空指令!だが、彼は着物に身を包み、手には一本の反物を持っていると言う自衛隊の幕僚とは思えぬ姿だった!
 「津川航空指令とは仮の名‥‥俺の本当の姿は、遙か昔より日本国を霊的に守っていた土御門家の末裔・柳次だ。我が国に仇なす呪術者を密かに裏で始末するのが、俺たちの役目なんだよ!」
 「ふふふっ‥‥!貴様如き輩に、我が野望を邪魔させるものか!‥‥行け、式神よ!」
 加藤の手から生まれたスモールレギオンが、柳次目掛けて襲いかかった‥‥と思った瞬間、式神はその寸前で消滅した!
 「馬鹿な!‥‥なぜだ?」
 狼狽する加藤の前に、物陰から一人の男が現れた。黒づくめの衣装に清明桔梗を染め抜いた痩身の男だ‥‥。
 「‥‥私も『週刊アスキー』に、ガメラ3の題字を書かせて貰った縁があったんでね。それに、同じ安倍清明の末裔の私としても、あんたの所業は放っておけなかったんだ。あんたの魔力は、すべて私が封じ込めた」
 必死になって呪文を唱える加藤!だが、その祈りは何一つ成就しなかった!
 「だ、誰だ‥‥貴様は!?」
 「私の名は一刻堂‥‥。妖怪専門の憑き物落としさ!」
 一刻堂の足元には、魔人・加藤によって呪縛されていた二人の巫女−美希と美都が倒れ伏していた。
 「彼女たちの呪いも、私が解いた‥‥もはや、お前に組みする者はない!」
 次の瞬間、柳次が翻した反物が宙に舞い、魔人・加藤の目の前に「餓鬼」を描いたの刺繍が現れる!
 「てめえの魔力は、もう俺たちにゃあ通用しねえ‥‥死んで貰おうか!」
 柳次の目が非情に光り、鋭利な金糸が反物の中から引き出される。そして、一刻堂の黒手袋に包まれた右手が、バキバキッと凄まじい音を立てた!御所の夜空に、高らかに鳴り渡るトランペットと「殺しのテーマ」!(何なんだ、この話は?)
 魔人・加藤の命運も、もはや尽きようとしていた‥‥。

 「見て!怪獣たちが戦いを止めたわ!」

 京都タワーの展望台に上って、情勢を見守っていた浅黄たちが、動きを止めた四匹の怪獣を指差した!‥‥加藤の呪縛から介抱された怪獣たちは、もはやこれ以上戦い続ける事の無意味さを悟ったのだ。そしてその時‥‥天空から、光り輝く粒子が四神に向かって舞い降りてきた!
 ‥‥自衛隊総本部。「衛星軌道上から‥‥ビオランテです!」
 人と融合した天空の守護神・ビオランテによって、京都の街を焼き尽くしていた炎の海は消滅!我に返った四神は、ギャオスやレギオン・デストロイアを倒さんと、四方に別れた。それと同時に、ビオランテの光の粒子が日本列島を被った‥‥マナが復活したのだ!名古屋のセカンド・レギオン打倒に東へを向くガメラ!神剣を手に、大量発生したギャオスを掃討すべく、西を向くイリス!‥‥そして、宿敵デスロイアと、親子二代に渡る因縁に決着を付けるべく、キングギドラの背中に掴まるゴジラ!(彼だけ空が飛べないのだ)。そして、そのまま宙に舞い上がるガメラとイリスを見送る浅黄と綾奈‥‥。
 「行っちゃったね‥‥」龍成の言葉に、綾奈が頭を振った。
 「ううん!‥‥イリスはいるわ。いつまでも、私の心の中に‥‥」
 笑顔を取り戻した綾奈を見た浅黄も大きく頷いた。
 『私も同じよ。ガメラ、ちょっとだけ‥‥さようなら!』

 廃墟と化した京都の街に被る「完」!(‥‥おいおい!)


3/11
 朝。出勤途中で寄った書店で、とらの会の山田会長原作の「必殺仕置長屋」パート2が載っている月刊マンガ誌「ZOKZOK」と、インターネットで得た情報…「勇次の殺し技の力学」を科学的(?)に絞殺‥‥いや、考察した柳田理科男氏のエッセイが載ってる「週刊SPA!」を購入した。
 前者は、メインキャラクターの鈴木主善の過去を描いていたり、悪党が闇の御前風だったりと「必殺仕置人」第一話を連想させた。後者では、勇次に300kg以上の体重がないと、逆に悪人に引っ張られてしまうとの事!(何だか、小錦と曙が出陣して、二人で一生懸命悪党を引っ張り上げてる図を思い浮かべてしまった!)かつて、志村けんがやった必殺パロディー…三味線の糸を巻き付けた悪党に引っ張り返されてしまう光景は、実は正しかったのだ!(笑)


3/7
 京都駅がクライマックスの戦場となっている「ガメラ3邪神覚醒」を見に行く‥‥凄まじい迫力の映画だ!映画の詳しい感想は、ここでは場違いなので書かないが、何と冒頭で前田愛ちゃんの比良坂綾奈の父親役で三田村邦彦が出ていた!
 三田村氏演じる役は、1995年のガメラVSギャオスの戦いであえなくお亡くなりに‥‥。そこで、公開前に思いついた話を一部修正して、ここに載せてみる事にする。
 
 贋作「新・必殺仕切人」最終話/もしも 主水がガメラと戦ったら

 「お願いです‥‥!秀兄ちゃんを殺したガメラを、ガメラを殺して下さい!」
 親代わりだった秀をガメラに殺されたお民(前田愛)の悲痛な願いを受けた仕切人たちがアジトに集結する‥‥。
 「で‥‥そのガメラって野郎を殺りゃあいい訳だな?」と言う中村主水。
 「八丁堀!何で、お前ェがここにいるんだ?」
 仕切人チームの中に一人混じっている主水を、きっと睨み付ける勇次!
 「そりゃお前ェ‥‥必殺シリーズの顔と言やあ、この俺…中村主水しかいねえだろ?俺抜きで、どうやって仕事が片づくと思ってるんだ。秀の仇を討とうってえのに、俺が出ない訳に行かねえじゃねえか!それに、俺ぁ‥‥勇次が他の仕事人と組むなんてのは、到底耐えられねえんだ!」
 そっと手を握ってくる主水を、思わずブルッとなって払いのける勇次!
 「やめてくれ!田中様じゃあるめえし!」
 仲の良さ(?)を見せている勇次と主水に、苛立った新吉が言った。
 「とにかく‥‥!今度の的は大怪獣ガメラとギャオス・イリスの三人だ。幸い、奴らは揃って京都駅で祝宴を上げてるらしいから、そこが狙い目だ」
 「でも‥‥いくら何でもありの必殺だからって、怪獣まで出てくるのはどうかしら?」
  と、首を傾げながら言うお清に対し、諭すように言うスキゾー。
 「それでも許されるのが『必殺仕切人』なんだよ、おねえ!」 
 他のメンバーも、スキゾーの言葉に同意するが如く、ウムウムと頷いた。
 「それはともかく‥‥。ガメラを影で操ってるらしいのは、新吉さん。あんたの娘さんじゃないのか?」
 そう虎田龍之助に問われた新吉が、思わず顔を伏せた。
 「分かってる‥‥だが、俺が仕切人である以上、例え娘であろうと、殺らなきゃならねえ時は殺る‥‥それが、裏稼業の掟ってもんだ!」
 勾玉を操って、ガメラを意のままに動かしている娘・浅黄の姿を思い浮かべるや、新吉は思わず涙した‥‥。声を掛ける事も出来ずに、し〜んとなる一同。

 「それで、勘平さん。あの大きな怪獣にどうやって立ち向かうんですか?」
 いきなり呑気に聞き返してくるお国に向かって、勘平が明るく言った。
 「そうそう、そこや!忘れてた、忘れてた‥‥。それで今回は、この人の協力を仰ぐことにしたんや‥‥入って来とくんなはれ」
 勘平に招かれて隣室から入って来たのは‥‥三人の男に支えられている地獄組の頭領・鉄眼だった!はっとなって立ち上がる主水!
 「お久しぶりですね‥‥中村さん。まあ、そう慌てずに!今回は、あなたと事を構えようと言うんじゃないんですから‥‥」
 勘平に制されて渋々腰を降ろす主水。だが、その眼は未だに厳しい。
 「あいつらに立ち向かおと思たら、尋常の手段ではあかん!そこでこの人が持ってはる科学力を利用させて貰おうと思いましたんや‥‥。鉄眼はん、頼んどいた物出来てますやろか?」
 頷いた鉄眼が、懐から万年筆状の物を四本取り出した。
 「ここの目盛りを3に合わせて、腕に突き刺すと巨大化出来るんですよ。私はこれを『巨大バッテン』と名付けました」
 「‥‥ええ出来や!これやったら、ガメラにも立ち向かえそうやな‥‥で、鉄眼はん。支払方法はいつもの通り。月末締めの翌月十日払いで宜しおまんな?」
 「都の…いや、浪花の商売人にはかいまへんな〜〜!」
 仕切人の番頭振りを発揮する勘平に、鉄眼はしょうがないな…と言った表情を見せた。 「でも、これ四本しかないじゃないですか?僕たちの分はどうしたんですか?」
 そう言ったスキゾーに向かって、ピシリと言う勇次!
 「お前とお清は、奴らが巣くってる京都駅に火薬を仕掛ける役目だ。必要ねえ!」
 「でも‥‥勘平さんは?」
 更に言うスキゾーを勘平が制して言った。
 「わいは良いんや‥‥わいには、これがあるさかいな」
 勘平が、サングラスのような物を懐から取り出した‥‥その時!不意に立ち上がった勇次が、アジトの戸を引き開ける!それと同時に、戸の外で立ち聞きしていた人物が、不意を食らって転がり込んで来た!すかさず、その喉笛に三味の糸を巻き付ける勇次!
 「俺たちの話を聞いた以上、死んで貰おう!」
 だが、その人物の顔を見た勘平が、あっと叫んで立ち上がった。「お勝!」

 「‥‥それじゃ、話が着いたら言って下さいよ。勘平さん」
 勘平とお勝の二人を残して、隣室へ移動する仕切人&主水&鉄眼たち。お勝を「仲間にする」か‥‥それとも「殺す」か、勘平にその手を委ねたのだ。
 「お勝‥‥立ち聞きしてたら分かったやろけど。わいはただの髪結いの亭主やないんや。ほんまは、裏で悪党を始末する仕切人なんや。もしわいを軽蔑するんやったら、それでもええで!何せ、わいは『人殺し』やさかい‥‥」
 自嘲するような勘平に対し、微笑んで首を振るお勝。
 「ううん‥‥。例え、あんたが『仕切人』かて関係あらへん!だって‥‥あんたはあんたなんやさかい!」
 「お勝!」「あんた!」‥‥突如、画面が煌めく水面のようになり、二人の姿が逆光に照らし出される!バックに流れるクラシックのBGM‥‥。

 「‥‥と言う訳や。お勝は、わいの正体を知った今でも、わいに付いてきてくれるそうや。これで問題はないやろ!‥‥話は戻るけど、わいはこれを使わさして貰うさかい」
 これで「問題」は片づいた!…とばかりに、懐から取り出したウルトラアイを、皆に見せる勘平。備えは出来た、いざ仕置き!「巨大バッテン」を腕に当てた仕切人たちは、見る見る内に巨大化!そして勘平は、ウルトラアイを顔に装着した!「デュワッ!」
 瞬時にして、勘平が(些か小太りの)ウルトラセブンに変身。巨大化した!
 身長100mの仕切人たちが、ズシ〜ン、ズシ〜ンと地響きを上げながら、夜の京都の街へと出陣する!清水寺から鴨川沿いに南下する勇次。一条戻り橋から堀川通を進む新吉。嵐山から太秦を経由して向かう虎田龍之助。東寺を横目に見ながら九条通を東行するお国。山科方面から東山を飛び越して来るウルトラセブンこと勘平。そして‥‥国道一号線沿いに、名神高速道路を跨ぎ越してくる中村主水!目指すは、ガメラ・イリス・ギャオスの三大怪獣が巣くう京都駅‥‥かくして、役者は揃った!

 「行くよ‥‥おねえ」「了解!」
 スキゾーとお清の仕掛けた導火線の火が、京都駅目掛けて進む!京都駅の広大なスペースにどっかと腰を降ろし、酒宴に耽っていたガメラ・イリス・ギャオスの三人が、火薬の臭いに気付いた時は、既に遅かった!次の瞬間、京都駅は轟音と共に大爆発を起こしたのだ!
 「ヤバい!火薬の量、間違えちゃったよう〜〜!」
 陽動作戦の筈が、京都駅を木っ端微塵に吹っ飛ばしてしまったスキゾーとお清は慌てて駆け出した。そして、ビックリした三大怪獣が、残骸と化した京都駅から飛び出して来た‥‥その時!影の刺客・仕切人が姿を現したのだ!
 空中に舞い上がろうとしたギャオスの顔に巨大風呂敷が絡み付いた! 「血を見るのは嫌いでね!」そう言った龍之助の鉄ギセルが、ギャオスの首を打ちすえる!もんどり打って落ちて来たギャオスの口を縫い止める新吉のマチ針!必殺の超音波メスを封じられたギャオスの心臓に、新吉の仕込み刀が打ち込まれた!そのままギャオスは、東寺の五重塔へと倒れ込み‥‥串刺しとなって息絶えた。 
 一方、勇次に向かって、自由自在に伸びる触手を伸ばしてくるイリス!‥‥と、目にも止まらぬ早業で、ウルトラセブン=勘平の小指に仕込まれた剃刀が一閃!イリスの触手は、ズタズタに切り裂かれて地面に落ちた!それを見て取った勇次の糸が瞬時に伸び、イリスは京都タワーの展望台まで高々と吊り上げられ、苦悶の内に自らの巨大な自重で絶命した!
 最後に一匹残ったガメラの寿命を占うお国‥‥。
 「あなた様のご寿命を占のうております‥‥『ガメラ3』の興業成績は上々。大勢の観客が押し寄せ‥‥」
 そこまで言って、はっと我に返るお国。
 「いえ!これは占う対象を間違っておりました。あなた様の運命は‥‥九星、暗剣殺。卦は凶!」
 お国の放った巨大な筮竹で足を滑らせ、仰向けに倒れるガメラ!その瞬間、物陰から現れた主水の刀が、ガメラの柔らかい腹部を刺し貫く!
 「‥‥お命、終わります」
 そして、お国の鋭い筮竹が、ガメラに止めを刺した!断末魔のガメラのウルティメイトプラズマが天空高くへ伸び‥‥やがて、ちらつきながら消えて行った。
 「京都の街を火の海にしようって輩には、これが相応しい末路だぜ‥‥」
 刀を引き抜いた主水は、そう静かに呟くのだった‥‥。

 やがて目盛り1で元の姿に戻る仕切人たち。だが、仕事はまだ終わっていない。
 「もう一人黒幕が残ってるぜ」そう言った主水に、ゆっくりと頷く新吉。
 「あいつの始末は‥‥俺が着ける!」
 三大怪獣を影から操っていた巫女‥‥娘の浅黄を黄泉路に送るべく、仕立屋新吉は一人キャバレー竜宮城へと歩んで行った‥‥。浅黄を仕留めた後、彼は生きるつもりはなかった。地獄への道行きは親子で共に歩む。それが彼の決意だったのだ。
 標的は二人−外道と化した(?)娘とその用心棒・皆殺しのセガール!闇の中に消えて行く新吉を、主水たちはいつまでも見据えていた‥‥。
                             【終わり?】


3/1
 京都の街角情報誌「CF」。山田会長が書かれている「京都ハリウッド通信」のメイン記事は、もちろん映画「必殺!三味線屋勇次」。「とらの会」会誌でしか見られないメイキング写真も、1〜2枚載っていた。‥‥でも、「勇次」もそろそろ公開終了だ。


2/某日
 仕事で出たついでに、四条烏丸の十字屋に寄る。2FのLDコーナーに行くと‥‥「必殺仕掛人」LD-BOXのチラシを、遂に見つけた!‥‥十数枚頂いて帰る。


2/19
 青龍さんの暗闇掲示板に、「野村サッチーが元締役をやったら面白い」と言う書き込み(どなたの発言だったかは忘れました。申し訳ない!)があったのと、先日高知でキャンプをしてる阪神球団の所に、TV局がお膳立てしたサッチーの偽物(ダチョウ倶楽部)が現れたと言う記事から、こんな話を思いついた。

「必殺夜宮人」
 ‥‥時は真夜中。今、江戸の一角に五人の仕事人の元締が密かに集まっていた。三味線屋勇次や髪結い弥助と言った、ホスト系の仕事人を率いる花屋のサッチー。仕事に赴く時には、必ず雨が降ると言う伝説を持つ雨降りの権藤。喧嘩っ早いが涙もろい鉄拳の龍。配下の仕事人たちが全員赤い頭巾を被っている赤頭巾の鯉太郎。つい最近サッチー元締の元から独立した神宮の小次郎。
 彼らの目的はただ一つ‥‥鍋奉行の悪名を持つ非道の南町奉行とつるんでいる元締・巨人の茂王を裏切者として、闇の掟に従い成敗する為だ!

 「‥‥じゃ、皆分かったね?あたいは三味線屋勇次と二刀流の新庄を出すから、あんたたちも配下の仕事人を二人ずつ出すんだよ。それで、鍋奉行と茂王の始末を付けるから!」
 この場を取り仕切るサッチーの言葉に、無言で頷く元締たち。そして、いよいよ手打ちに移ろうとした時‥‥隣の部屋から、一人の大きな男が駆け込んできた!
 「何だ、大魔神?‥‥邪魔をするなと言ったろうが!」
 権藤の元締の叱咤を無視して、耳元に何かを囁く仕事人・大魔神‥‥。その途端、権藤の顔色がさっと変わった!片頬に手を当てながら、サッチーを見つめて言う権藤の元締。
 「サッチーの姉御。今、こいつから奇妙な事を聞いたんだが‥‥。実は、隣の部屋に『もう一人のあんた』と、あんたの旦那−月見草の南無三がいてるって言うんだ‥‥」
 サッチーの元締がギクッとなって立ち上がった途端、今まで囚われの身になっていた「本物」のサッチーの元締が、隣室から旦那の南無三に支えられながら入って来た!
 「あたしを監禁し、すり替わっておいて、江戸の裏稼業を壊滅させようって企んだんだろうが‥‥そうはいかないよ!さあ、誰なんだい?正体をお見せ!‥‥外道照身霊波光線!」
 サッチーの元締のサングラスから放たれた眩い光を浴びた「偽物」のサッチーが、その正体を現した!
 「ばぁ〜れ〜た〜かぁ〜〜!」
 偽サッチーの声と共に、奥の襖が開き、更に二人の男が現れた!ニコニコと笑みを浮かべている長身の男が言う‥‥。
 「こうなったら、仕方がありません。教えて上げましょう!レオ‥‥いや、オレたちは、鍋奉行の命令で、あんたら全員を罠に掛けて、一気に捕らえようとしてたんです。私たちの正体は‥‥」
 偽サッチーが、顔を覆っていたマスクをベリベリと剥がす。その下から現れたのは三人組の仕事人・大鳥軍団だった!
 「や〜〜!聞いてないよ〜〜!」
 しら〜っとなるその場‥‥。全く受けないギャグの連発に、怒った元締たちはじりじりと大鳥軍団に迫って行った‥‥。
 「この冷え切った雰囲気をどうしてくれるんだい!」 

                              【終わり?】


2/17
 映画「必殺!三味線屋勇次」のパンフレットに、必殺シリーズ登場人物と言うコーナーがあったが‥‥あれは、スペースの問題もあるだろうから、仕方なかったのかも知れないが、余りにも物足りなかった。抜けてる仕事師が山ほどいる!
 ない時には自分で何とかする!‥‥これは「音羽屋」のモットー(?)だが、自分の必殺同人誌作りも兼ねて、正道/外道・レギュラー/ゲストを問わず、総ての闇の仕事師の名鑑を作ってみようと思う!完成はいつになるか分からないが‥‥。(何とか5月の京都必殺合宿までには目途を付けたい!)


2/15
 TV情報誌で見つけて、事前に録画しておいた「マダムんむん」。ゲストは中条きよし氏と野村サッチーである。TV局は、「今、いろんな方面で話題になってる野村サッチーが出演してる映画」と言う事で、「三味線屋勇次」が取り上げられる結果になってるようだ。嬉しいような、悲しいような‥‥(by きんさん ぎんさん)


2/14
《必殺オフ・パート1》
 今日は必殺オフ!午後、京阪三条駅の高山彦九郎の銅像前へ行く。私は目印に、舞台の勇次の扇子を持って行ったが、既に関東遠征組−早川さん・五名の清エ門さんらが来られていた(前日、関東遠征組はしののめさんの車で、「京都ロケ地見学」をみっちりと…流れ橋まで!…行ったらしい)。何やかやと話し出す内に、髪結美談さん・しののめさんが到着!最後に、今日の「仕切人」猛牛さんが来られて、全員が揃う(掲示板で言ってられた、近鉄の真っ赤なジャンパーを着てこられたので、直ぐに分かった)。
 喫茶店へ移動して、私が持ってきた必殺資料や同人誌等を肴に、あっちこっちといろんな方へ話が盛り上がった!この後初めて映画を見るメンバー(私もそう)がいる為、映画のネタバレは最小限に。コーヒーやジュース一杯程度で2時間以上居座ってた為、喫茶店の方は呆れ果てただろう‥‥。映画の時間が迫って来た為に、「殺した奴をまた殺す」数冊を残して、私と髪結美談さん・猛牛さんは京都ピカデリーへ(残った面々は、ひたすら「殺・殺」を読んでいたらしい?)。映画の入りは、公開直後の日曜日だが全席の6〜7割くらい。必殺グッズと言えば…映画パンフレット&チラシは別として、中条きよし=勇次が出演している必殺ビデオ各種に、中条のサイン付き新曲CD‥‥ちょっと寂しい。ちなみに館内では、中条きよしの「あの日の嘘のつぐないに」が流れていた。

《「必殺!三味線屋勇次」の感想》

「一筆啓上 キャラクターが見えた」

  ◎主役は勇次だが、事件の進行役(見届け役)は相棒の髪結いの弥助が務めいていたのが良かった。舞台の「三味線屋勇次」を見て思ったのだが‥‥TVでは日常性&ギャグのパートを主水が一手に引き受けていたが、勇次が主役となった舞台ではそう言う訳には行かなかった。被害者にかなり感情移入したり、三枚目的な部分を結構見せたりしていた為に、TVでのクールでニヒルな一匹狼‥‥非情な殺し屋という、勇次が人気を獲得した面が薄らいでしまう結果となっていた。
 その点、今回の舞台では、感情にまかせて突っ走る面を弥助、ギャグっぽい場面を伝兵衛に委ねていた為、勇次はTVの勇次のイメージをそのまま持続出来たと言えるだろう。
(従って、勇次が自ら殺しに乗り出すのは、ラスト…彼の怒りが吹き出した時となる!)
 ラストの見せ場‥‥殺しの場面では、しっかりと主役を主張していたが、仕留めるのが富貴屋一人だったのはちょっと物足りなかった。ただ、あの直前になって『もしや、ここでスローバラードが流れ出すのでは‥‥!』と危惧したが、幸い杞憂に終わった‥‥。

 ◎髪結いの弥助(阿部寛)は、勇次の相棒である点・簪が得物である点・惚れた女の為に命を賭けようとする点、等‥‥明らかに「秀」的役回りだ。だが、仮に三田村邦彦が「秀」として登場し、同じ役回りを演じたとしても、弥助と同じくらいの感慨を受けただろうか?それは、弥助が「秀」の二番煎じではなく、素晴らしいキャラクターだった事もあるが(また、「ある人物」の裏切りで、志半ばにして命を落としたと言う悲劇性も、それに拍車を掛けただろう)、秀が‥‥(余り言いたくはないのだが)既に「手垢にまみれたキャラクター」と化してしまったような気がするのだ。

 ◎持ち役の「中村主水」ではなく、新しいキャラクターの伝兵衛を演じた藤田まことは、非常に良かった!末期必殺では、藤田まことはむりやり中村主水を「演じて」いたような印象を受けるのだが‥‥伝兵衛は、藤田まことが舞台で見せる「中村主水」ではない顔‥‥コントの場面で見せる「下世話な関西人」のイメージ=素の表情に近い面が出ていたようだった。相変わらず、ギャグ面(かつての仲間たちの双子の娘と繰り広げるやりとり)は巧みな上、しっかりと自分の見せ場は確保した上で、必要以上に主役を喰ってしまわなかったのには、さすが!…と感嘆した。
 ラストの「久しぶりやさかい、スーッとした!」には爆笑!ちなみに、下世話な雰囲気で関西弁を使い、自分を老いぼれの小者扱いするが、実は老練な仕事人。得物は吹き矢と短刀‥‥と言う伝兵衛の原型は、「新・必殺仕置人/助人無用」に登場する、嵐寛寿郎の天狗の鞍三だろうか?

 ◎他の三人の殺し屋。小唄の師匠で実はスリの元締・お喜和(名取裕子)と、勇次に志願して仕事人となる丈吉(三国一夫)は描写不足で、ラストで殺しに加わるのも唐突な感じがするが‥‥逆に、殺しの場面では生き生きと動いていた!(丈吉の殺し技は、壁に激突させた所で、仕切人の勘平を連想したが、最後念仏の鉄ばりの技だったのにはビックリ!でも、弟の健作が全然絡んでこないのは、どうだかなあ‥‥)また、内田平内(清水健太郎)の行動も一貫性がないようだ‥‥。ちなみに、富貴屋の診療所でお喜和に殺られる青年医師は、何だか田原俊彦=山村只次郎に似ていたような気がした。

 ◎ヒロインのおとよ(天海祐希)は、父の死を知らないまま、恋心を寄せていた弥助が獄門晒し首となった事に生きる力を失い、食を断って自死したのは、何か蜻蛉のような儚い生命力を感じさせて非常に印象的だった。‥‥結局、彼女は仕事人に対して、何一つ依頼をしていない。勇次も、金による依頼ではなく、恨みを残して死んでいった頼み人(弥助&おとよ)の心の叫びに揺り動かされたのだと言えよう。(弥助の依頼を勇次が断ったのは、全く面識のない仕事人と一緒に仕事をする…とまで思い詰めていた弥助の頭を冷やしてやろうとしたのでは?)
 もう一人のヒロイン(?)‥‥花売り娘(笑)の野村沙知代は、宣伝媒体としては役立ったと思う。芝居については何も言うまい。ただ、「勇次」の第二作が製作される時には、また出演するのではないか?…と言う恐怖が!

 ◎悪役−中尾彬の富貴屋、石橋蓮次の火盗改・坂巻、本田博太郎の岡っ引き・朝吉、火野正平の悪徳高利貸・烏山検校‥‥はパターンだが、それなりに好演と言う感じだ。特に映画「鬼平犯科帳」同様、狂犬のようなチンピラを演じた本田博太郎が良かった!

「必殺ばいあくら!」

 若い女の子とナニしたいという下世話な願望(笑)から、薬の副作用で次々と廃人になって行く被害者たちは、「自業自得」と言うには可哀相だが‥‥結局、直接の依頼人は、この一連の騒動に巻き込まれて命を失った弥蔵とおとよだと言えよう。それ故、終盤までは仕事人たちにとっても「他人事」であり、怒りをかき立てる要素が少ないと言える。ただ、殺しの場面で、富貴屋たちが仕事人の来襲を予期していて、臨戦態勢だったのはパターン破りで良かった!
 総じて言うと、キャラクターは勇次以外は総て未知の人物であり、久しぶりに見た必殺として大いに堪能したのは確かだが、腹六分目くらいだったのが本当に残念だ。

「あんた このBGMをどう思う」

 「あの日の嘘のつぐないに」のインストルメンタル他、新曲を交えたBGM構成はまあまあだったが、やはりオープニングで口上のナレーションがほしかった!(たとえば、舞台で中条きよし自身が述べた「必殺仕切人・改訂バージョン」等‥‥)「主水死す」の時のような、既製曲と新録曲を交えたサントラCDの発売を期待したい。

 この日記を書いているのは、ほぼ一ヶ月後‥‥細かい箇所は忘れかけているので、発売予定の「勇次」のビデオを楽しみに待とう。最後に一言‥‥第二作に期待!

《必殺オフ・パート2》
 映画を堪能した後、二度目の集合時間が迫っていたので、慌てて高山彦九郎前へと走る!今度は後半参加組−京都の糸井貢さん、音羽屋の秋田さん、中村敦夫・命!の森本さんがお子さま連れで参加。今度は居酒屋で必殺オフ・第二弾だ!
 横に長い席の関係で、私と糸井さん・猛牛さん・森本さん親子の5人と、宴会大魔王(?)振りを発揮する秋田さんとしののめさん・髪結さん・清エ門さん・早川さんの五人に別れ、それぞれが見聞きした必殺体験を中心に大いに話が盛り上がった!遠方から来られた人から順番に帰られていったが、皆終電ギリギリまで楽しみを引き延ばして行ったようだ。


2/12
 今日の朝のワイドショーは、昨日の東京での「必殺!三味線屋勇次」公開の出演者一同による舞台挨拶。ここでも遅れて登場した野村サッチーが、スケスケの黒のロングドレスで注目を浴びていた。(後日、京都必殺オフの際、五名の清エ門さんから、この日の舞台挨拶の写真を頂きました。ありがとうございました) ♪主役は〜どっちだ〜〜?


2/11
 今日が、全国一斉に「必殺!三味線屋勇次」公開!「必殺始末人」が単館公開で、劇場で見た人も限られた事から考えると、「必殺!主水死す」以来三年ぶりだ!


2/10
 京都新聞に、明日公開の「必殺!三味線屋勇次」の広告が載る。惹句に「帰ってきたぞ、仕事人!」の言葉があったのと、その隣に同じ松竹系で3月6日から公開予定の「ウルトラマンガイア」の広告があった事から連想して、こんなものを思いついた。

「必殺!三味線屋勇次」のうた

  ♪ 君にも〜なれ〜る、必殺の主役〜〜!
    遠〜く、離れて〜幾年月ぞ〜〜‥‥。
    悪党退治に命を懸けて〜〜。
    熱い心で〜、まっ〜しぐら〜〜!(ん?) 
    主水の死んだの確かめて〜〜。
    帰ってきたぞ〜、帰ってきたぞ〜、三味線屋〜〜!
  ♪ 三味線〜糸で〜、狙った的は〜〜!
    必殺技で〜〜宙に舞う〜〜‥‥。
    遙か昔の「仕切」想えば〜〜。
    あれが〜俺の〜故郷だ〜〜!
    「始末」の終焉〜耳にして〜〜。
    帰ってきたぞ〜、帰ってきたぞ〜、仕事人〜〜!


2/9
 4月からパート3が放映される「古畑任三郎」のHPで、最初の2時間スペシャルのゲストが、監察医役の緒形拳氏だと知る。そこで、こんな話を思いついた。

「同心・古畑任三郎」
 いつものように、中村主水が南町奉行所に入ろうとすると、見慣れぬ同心が顔の長いへらへらした岡っ引きを引き連れて、主水と入れ違いに出ていく。目つきの鋭い男だ‥‥。主水が、同輩に彼の人物の素性を尋ねると‥‥。
 「ああ、あの方は今日北町から南町に転任になられた、新任同心の古畑任三郎と言う方ですよ。何でも解けない事件はないくらいの切れ者なんですがねえ‥‥。
 上司の言う事は聞かない。一人っきりで捜査する。おまけに、ろくに奉行所に出てこない‥‥と言う事で、ほとんどやっかい払いみたいなもんですな!何でも、着任そうそう、本当にいるかどうかも分からない「闇の仕掛人」探索に回されたそうですよ?」
 その言葉に、思わずギクリとなる中村主水であった‥‥。

 黒バックに同心姿の古畑がピンスポットに照らし出されて振り向く。
 「え〜〜、完全犯罪と言うものは、例えどんなものであっても、必ず露見します‥‥。事故に見せたけたもの然り。病死に見せかけたもの然り‥‥。
 犯罪の証拠というものは、どんな小さなものからでも見つけ出すことが出来るんです‥‥。そう。例え、針の穴一つからでも‥‥」
 ♪ バ〜バ〜ラ、バ〜バ〜ラ、パパラバ〜‥‥(「古畑任三郎」のテーマ)


2/8
 あらかじめ情報を得ていたので録画しておいた「笑っていいとも」。今日はテレホン・ショッキングに中条きよしが登場だ!映画のポスターが貼られ、公開が全国一斉2月11日からと言う話が出るが、それ以上は話題が広がらなかった。ちなみに明日は、仕舞人の直次郎こと本田博太郎氏だ。


2/6
 仕事で出たついでに、京都ピカデリーへ行って、「必殺!三味線屋勇次」の前売り券を購入してくる。その際、窓口付近に同映画のチラシがまとまって置いてあったので、4〜5枚GETして来た。
 夜。毎日系の「ブロードキャスター」‥‥いきなり必殺のトランペットが鳴り響く!何だ、何だ…と思ったら、東京都知事選がらみで野村サッチーが国会議員になるかも?‥‥と言う話題だ。映画の登場シーン−花売りのサッチーが勇次に声を掛けられて「私の事かい?」と振り向く場面が映っていた。ますますサッチーの露出が多くなって行く。まあ、これもマスコミに対する宣伝塔と思えば文句も出ないか?


2/5
 仕事を終えて家に帰ると、「とらの会」会誌45が!特集は待ちに待った「必殺!三味線屋勇次」!映画のメイキング記事に詳細なキャラクター紹介。だが、こちらは松竹のHPと違って、ストーリーのネタは割ってない‥‥さすが!
 他にも、音羽屋の秋田さんによる、LDの解説書に載った「完成作品と脚本との違い」の更に詳細な解説や、スペースの問題で載せられなかった「京都必殺案内」(京都での必殺のロケ地紹介だが‥‥音羽屋の「殺した奴をまた殺す」最新号での、私の「京都必殺案内2」と完全にネタ被りだ)も読み応えがあった!
 また、山田会長から依頼されてお手伝いした、とらの会宛のお便りのワープロ打ちだが、今回の号では私が打った文の半分程しか使われていなかった。やはり分量の問題もあるのだろうが、次の号に回るのだろうか?


2/4
 朝、TVのワイドショー番組に、昨日東京で行われた映画「必殺!三味線屋勇次」出演者による豆まきの風景が映っていた。野村サッチーがやけに目立っている‥‥。
 そして、松竹のHPを覗いて見るや、「必殺!三味線屋勇次」がトップ位置に!だが、ストーリー紹介で「見てはならぬ物」を見てしまった。XXXXが裏切るだの、XXが死んでしまうだの‥‥もはや、後の祭りだ。ああっ!

 それと、卯之介さんのHPで「魔界転生」が話題になったので、こんな話を思いついた。

「魔界転生〜必殺の章〜」
 ‥‥とある墓地の前で、壮絶なまでの美貌を漂わせた一人の男が、一心に祈っている‥‥。
 「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム‥‥古き骸を捨て、蛇は再び甦るべし!」
 柳生十兵衛との死闘を経て、再びこの世に甦った魔人・天草四郎だ!四郎の呪文が墓地に響き渡ったかと思うや、朽ちた墓標の下から土を掻き分けて、一人の男が姿を現す‥‥それは、何と念仏の鉄だった!そして、天草四郎の妖術により、一度死んだ筈の闇の仕事師たちが次々と甦って行った!
 糸井貢や赤井剣之介、虎・死神、鍛冶屋の政に組紐屋の竜、壱‥‥そして中村主水!かつては、「晴らせぬ恨みを晴らし、許せぬ悪を消す」事に、己の命を掛けていた闇の仕事師たちが、今や「人を殺す事を楽しむ」き妖鬼と化したのだ!そして、彼らを率いて、天草四郎は徳川幕府転覆を企む!
 だが、主水たちと同じように、冥界からこの世に復活しながらも、人間の心を失わず、四郎の魔力に屈しなかった一人の女性がいた‥‥おばさんだ!。
 「先生‥‥あんただけが頼りなんだよう‥‥!」  
 
 かくして、おばさんの必死の願いを受けた先生は、天草四郎と彼の手下と化した〈闇の仕事師たち〉の野望を粉砕すべく立ち上がっる!先生が呼び掛けた仲間は、藤枝梅安・棺桶の錠・中山文十郎・村雨の大吉・市松・秀・勇次・山田朝右衛門‥‥そして、おりく!
 中村主水VS中山文十郎!念仏の鉄VS棺桶の錠!政VS秀!竜VS市松!死神VS村雨の大吉!‥‥虎VSおりく!
 現世の仕事師と冥界の仕事師たちの激闘が続く中、先生の祈りによって、次々と魔性の心を失い、消滅していく冥界の仕事師たち!そして、最後にたった一人残った中村主水の前に‥‥死んだ筈の彼の娘の霊が、奇跡の如く現れる!
 『‥‥お願い、お父様。もうやめて』
 今は亡き娘の涙に触れた途端、中村主水の悪鬼の如き表情が消え失せた。うずくまり、苦しみに喘いでいた彼が振り返った時、そこには再び「弱き者の為に悪党を倒し続けて来た一人の男の顔」が甦っていたのだ!
 「てめえだけは‥‥許せねえ!」

 先生の祈りの力に支えられた中村主水は、遂に天草四郎を打ち倒す!そして、再び人間としての心を取り戻した中村主水は、娘を抱き上げるや、秀や勇次たちの前から笑顔のまま消えていくのだった‥‥。

                                 【完】


2/3
 以前「必殺! 主水死す」特集をやったTVBros.が出る。特集は「スクリーンで蘇る『必殺!』三味線屋勇次の魅力」!
 山田会長による「必殺!三味線屋勇次」公開までの経過と中条きよしインタビュー。音羽屋の濃いメンバーによる座談会。三味線屋勇次のキャラクター解説に、映画出演者の必殺出演プロフィール‥‥と、「必殺を知らない初心者」が対象ではなくって(本当か?)、「必殺をより楽しみたいファン&マニア向けの記事」になってるのが嬉しい!
 1月に山田会長にお会いした時に聞いた話によると、当初映画は昨年の秋に公開する予定だったので、この一連の記事もある程度まとまってたらしい。が、結局延びてしまったので、予定していた号は「キングギドラ特集」に差し替えになったと言う事だ。


2/1 
 特撮情報誌「宇宙船」冬号が出ていたので購入。必殺情報は特にないが、遂に「必殺仕掛人」LD-BOXの広告が載る!‥‥それにしても宣伝しないなあ。




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