命賭けないかわら版

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7月31日(土)
 出勤途中の本屋で、今日発売の京都の街角情報誌「CF」を発見。とらの会の山田会長執筆のコラム「京都ハリウッド通信」の今回の特集は‥‥「部長刑事」の京本政樹インタビュー!(卯之介さんの喜びそうな記事だ) 尚、以前から、ここのあとがきで、山田会長による「極秘映像企画」が進行中…と書かれていたが、後日判明した「真相」とは‥‥(以下、8月4日分へ)
 店に来ると、音羽屋の坂井さんから「殺・殺」最新号のあとがき依頼のFAXが着ていた。今日中に要るみたいだったので、早速ワープロで打ってFAXで送る(同時にニフティー宛に、メールでも送付)。内容は、GWの必殺・京都ロケ地オフと新作の必殺同人誌二冊の紹介文だ。


7月26日(月)
 らみさん(西田健ファンクラブ・ホームページ)…しののめさん(鬼平犯科帖ホームページ)経由で、「旋風編」の与力・鬼塚様こと西田健さんが、ホームページ「必殺仕置人のアジト」を来訪。正に「ヒデキ、感激〜〜〜!」の気分!


7月19日(月)
 最後に残しておいた名作「 主水、友情に涙する」の原稿を書き終えて、フロッピーと一緒に音羽屋へ送る。さすがに見所の多かった作品なので、制限内の字数に収めるのに苦労した。さあ、これで音羽屋の原稿は終わった!今度は、自分の同人誌の番だ!


7月18日(日)
 以前関東で放映されて、肝心要の関西ではなかった「藤田まことのお笑い仕事人」が放映された。必殺に触れている部分は中心ではないが(藤田氏の今までの芸歴を追ったり、「はぐれ刑事」に関した堀内孝雄氏と対談したり‥‥)、笑福亭鶴瓶との対談や、東京の必殺舞台公演の時のリハーサル風景が見られたのは良かった!


7月16日(金)
 早川さんから、「藤田まこと特別公演 必殺仕事人」(広島公演)のチラシが来た!何でも、広島在住の必殺ファンから、ツテを辿って入手した物らしい。こう言うのも、やはり全国を繋ぐインターネット網のお陰だと言えるだろう。


7月12日(月)
 引き続き、「主水、三味線にビクビクする」の原稿を、音羽屋へ送る。


7月9日(金)
 「殺・殺」新・仕事人特集号用の原稿‥‥「主水、出張する」と「主水、表の仕事に熱中する」が出来上がったので、プリントアウトしてフロッピーと一緒に、音羽屋へ送る。


7月某日
 「ミステリーSP」Vol.4を購入。「必殺始末人」の第二話が載っている。「必殺仕置長屋」が終わってしまったので、こちらはもっと続いていってほしい!


7月6日(火)
 京極先生の新作「百鬼夜行−陰」を購入。またまた面白い!


7月5日(月)
 今日から、朝日放送系で「新・必殺仕事人」の再放送開始。「新・仕事人」は撮り逃してる回が多いので、今から大いに楽しみだ!またビデオテープを用意しなくちゃ。


7月2日(水)
 「闇の仕事師全名鑑」と「必殺!花嫁慕情」の文章部分が完成。プリントアウトして、版下作りに掛かる。だが、映像取り込みはこれからなので、まだまだ道程は長い……。果たして、夏コミまでに間に合うのだろうか?ちなみに‥‥今日は私の誕生日。


7月1日(木)
 今日から、古谷一行主演の現代版・仕置人(ハングマン?)風の「京都始末屋事件ファイル」が始まった。オープニングは「スパイ大作戦」風。絵馬による依頼は「旋風編」を思い起こさせるが、内容に関しては些か物足りない。でも、ロケ地には京都の見知った場所がどんどん現れた。今後に期待!


6月30日(水)
 今日発売の週刊TVガイドに、今秋に土曜ワイド劇場枠で放映される、中条きよし主演の「京都マル秘仕置き帖」(仮)の記事が載っていた。製作スタッフ・キャスティングとも、必殺ファンのツボを付くメンバーだ!「京都始末屋事件ファイル」と共に、楽しみな番組がまた一つ増えた。


6月28日(金)
 猛牛さんから、「必殺・京都ロケ地オフ」の写真が届いた。しののめさんの時にはなかった(撮られている当の本人だったので)「お堂での人体二つ折り」があり、大いに笑った!少しロングだったので、出来得ればアップで見たかったところだ。


6月24日(木)
 予約してあった「必殺仕掛人」LD−BOX(下巻)が入荷。早速幻の二編から見始める。「〜〜大仕掛け」の梅安の仕掛けは、いつもと違ってハードで素晴らしい!これから、順々に楽しんでいこう。


6月23日(水)
 「必殺!花嫁慕情」の原稿を、夜中まで掛かってやっと完成させる。さあ、次は映像の取り込みだ!


6月某日
 映画「必殺!三味線屋勇次」のビデオが、レンタル開始となる。が、余り沢山置いてないのと、貸し出し中になっている事が多いので、なかなか借りられないのが残念だ‥‥。


6月14日(月)
 まことさんのホームページ「猫目堂」に、研究「京極夏彦の必殺的大研究・完全版」を送る。京極夏彦先生の、今まで出版された単行本の中の「必殺ワード」を網羅した研究で、以前音羽屋に寄稿した二つの研究文(パート2はまだ未掲載)を一つにまとめたものだ。


6月某日
 「闇の仕事師全名鑑」の資料用にお願いしていた、早川さんの「新・必殺仕事人」その他…のビデオがやって来た。早速活用させて頂く。


6月某日
 卯之介さんのホームページに佐神さんが書き込まれた「三味線屋勇次」の話がきっかけになって、秀のラスト・ストーリー「必殺!花嫁慕情」を書き始める。


6月3日(木)
 ホームページ「西園寺君の研究室」を開設されてるみほにゃさんが、「必殺仕置人のアジト」に来られた。同人誌「巡査・西園寺守」の原稿、せっせと掛かろう。


5月31日(月)
 しののめさんから、「必殺・京都ロケ地オフ」の写真がど〜〜ん!…と届く。あの写真・この写真と見る内に、あの時の想い出が甦ってきた!しののめさん、ありがとうございました。


5月14日(金 )
 音羽屋の秋田さんから、「殺した奴をまた殺す」新・必殺仕事人特集号用のストーリーガイド原稿分担決定リストがFAXで来た。私の担当決定分は、第一希望の…#35「〜〜友情に涙する」(やった〜〜〜!!)・#43「〜〜表の仕事に熱中する」・#49「〜〜三味線にビクビクする」。プラス、次点希望の…#27「出張する」。さあ、これから頑張って書き上げよう!


5月13日(木)
 本日、「ZOKZOK」発売。「必殺仕置長屋」のパート3を見る。以前、京都オフの際に、絵コンテを山田会長に見せて頂いたものだが、やはり完成作は迫力がある!掲載紙休刊の為に、三話で終わりになるのが、実に残念!


5月某日
 「闇の仕事師全名鑑」の資料用にお願いしていた、まことさんの「必殺仕事人V」のビデオがやって来た。早速活用させて頂く。


5月某日
 「殺した奴をまた殺す」新・必殺仕事人特集号用のストーリーガイド原稿分担リストの中から、希望回として#25「〜〜猫を逮捕する」・#30「〜〜御用納めする」・#35「〜〜友情に涙する」・#43「〜〜表の仕事に熱中する」・#49「〜〜三味線にビクビクする」を選ぶ(尚、次点は#27「出張する」・#36「凧市で交通整理する」・#51「ビックリする」)。どれだけ希望が通るだろうか?


5月2日(日)
「中之島橋を渡ります」
 5/2(日)京都・必殺ロケ地見学も、いよいよ二日目。前日、山田会長から「嵐山へ行くなら、早い時間帯の方が混まないでしょう」とのアドバイスを頂いていた為、早めに起きて朝食を取る(その間に、猛牛さんも到着)。私の車に同乗するメンバーはバスで四条大宮へ行き、早川さん運転のレンタカー組と、京阪電車の始発駅付近で待ち合わせ。かくして車二台で、京都観光のメッカ・嵐山へと向かう。
 GWと言う事で、本当なら渋滞また渋滞になるところが比較的早めに到着。最初の見学場所は、「新・仕事人」#1で、加代を脅迫者と勘違いした勇次と秀が対峙した中之島橋だ。土手から石畳の河原に降り、一人のおじさんが釣りをしているのを横目に、細い石組みの道を、我らが一行は、勇次が立っていた行き止まりの場所まで、ゾロゾロと連なって歩いて行く。足場は非常に悪く、こんな所で撮影するのは大変だったろう。尚、秀が横から駆け出してきた場所は、ほとんど道などない所だ。
 その後、またゾロゾロと引き返した私たちは、橋の上と下から写真を撮り、必殺シリーズでは「三条大橋」として、良く撮影されている渡月橋へと向かう。途中、「新・仕置」濡衣無用で、庚申の月三が掴まった大川の棒杭(他にも、土左衛門が上がる河原のシーンで、良く撮影)を目にしながら、嵐山の土産物屋が立ち並ぶ中心街へと向かう。

「嵐山主水に冥福をどうぞ」
 観光名所である天竜寺に目もくれない(笑)我ら一行が、途中立ち寄ったのは‥‥竹細工の土産物屋!耳掻きや扇子・キセル&財布(二つで夢次の火鉄砲!)‥‥とにかく、ありとあらゆる物を目にしては、仕事師たちの得物に見立てる私たち。廻りの観光客は、一体この連中は、何をしてるのか?…と呆れ返っていたかも知れない。ちなみに、帰りがけに早川さんは、ここで竹で編んだ菅笠を買われた。
 そして、いよいよ嵐山での目的地…藤田氏が経営されていた「嵐山主水」に到着する。夏草や強者どもが夢の跡‥‥それが、私の感じた印象だった。駐車場スペースには雑草が生い茂り、閉鎖された店の前にはロープが張られ、門灯は倒れている。それでも、私たちは、今尚残っている錆びた「主水」の看板の前で記念写真を撮る‥‥合掌!

「大覚寺の裏の裏のそのまた奥に何があるのか?」
 嵐山を出発した我ら一行が目指すのは、本日の決戦場!‥‥もとい、一番の見学ところの大覚寺だ。先ずは、南町奉行所として度々登場する明智門前で記念撮影(‥‥ところで、ここが南町なら、北町はどこだったのだろう?)。普通の観光客なら、このまま大覚寺内の庭園と寺院を見学するところだが、ここでも我らが一行は中に入らずに、寺の外側を回って裏手へ行く。
 目指すは、タダで見られる掘割・お堂・広沢池!‥‥の筈が、いつの間にか「八幡橋の通行料徴集所」ならぬ、大覚寺付近の自然を守る為の寄付金を募る関所(笑)が出来ていた。全員、そこで200円を払って、いよいよ目的地へと向かう。最初は大覚寺の周囲を取り囲む掘割!‥‥数々の出陣シーンで、秀が水飛沫を上げて走り、「主水死す」では、権の四郎と清太が堀の中を通り、「始末人」では只次郎が地獄から甦る。「新・仕置」牢獄無用で、主水とおていが打ち合わせをし、「主水死す」では、主水が水野忠邦を仕留めた石橋も伺える。広沢池から通じる薄暗い水路は、映画「三味線屋勇次」で、才蔵が富貴屋のアジトから逃げ出すのシーンで登場。その先は、必殺シリーズを見ている人には、どこかに記憶に残っている背の低い石鳥居と相撲の土俵‥‥そして、今回一番の舞台・白壁の白いお堂!ここでは、地元の人らしき叔父さんが「ここでは、よく時代劇の撮影なんかするんですよ」と親切に教えてくれる。一応、私たちもフムフムと言った感じで頷いていたが‥‥それらが目当てでここに来ているとは、叔父さんも思い浮かばなかっただろう(笑)。

「備えはできた いざ撮影」
 この白壁のお堂は、「新・仕置」裏切無用…での闇の重六が張り子の虎を発見するシーンや、「仕掛人」で左内がヤクザの用心棒と対峙したシーンなど、数多くの場面で見られる場所である。やがて、我ら「素人演技集団エクラン」(笑)の活躍が始まる!
 黒子スタイルで簪を持つ女衒の達さん。紺の縦縞の着物に女鬘で、悪党の下っ引き風の早川さん。早川さんが嵐山で購入した菅笠と、縞の合羽で渡世人スタイルに扮する全覚さん。早速、達さんが早川さんを仕留める(笑)殺陣シーンが撮影される。先程の叔父さんも、我らの撮影風景を何も言わずに見つめていたが、さすがに呆れ返ったのか、いつの間にか姿を消されていた‥‥。
 この後、青龍の元締が菅笠に黒の上っ張りで、嵐山の人力車夫風の出で立ちとなり、「仕留人」#1で半次とおきんが「写真撮影」のイカサマで侍を手玉に取った縁日のシーンを撮った朱色の小塔前に移動。更に、仕事人III・最終話の別れのシーンとなった大木の前で記念撮影をする。そこから、半右衛門や主水・新次たちが釣りをしていた広沢池沿いに戻って来て、再び白壁のお堂前へ。そこで、本日のメインイベント‥‥早川さんの人体二つ折りだ!お堂の曲がり角を利用し、しののめさんと五名の清エ門さんの双子コンビ(笑)が重なり合って、人体二人折りを再現!(ところで、どちらが上半身で、どちらが下半身でした?)二人が、紺の上着と紺のズボンだった為、物の見事に雰囲気がマッチしていた!写真がちょっと遠景気味だったのが残念!ここはやはり、アップがほしかった!(上半身とか半身の暴れ具合からしても、出来ればビデオカメラがあったなら、もっと良かっただろう)その後、掘割に降りる早川さんと五名の清エ門さん?‥‥で、本日の主戦場・大覚寺は終了となる。

「大沢池のお助け地蔵に願いをどうぞ」
 大覚寺を後にした我らは、次なる目的地‥‥木更津のお助け地蔵へと向かう。と言っても、千葉県へ行く訳ではない(笑)!広沢池から少し離れた場所の大沢池に位置している小さな祠がそれだ(写真によると「壹美白弁財天社」となっている)。家族連れの行楽客が数グループ来ていたが、ここでは渡世人スタイルになった早川さんとオリコカードを構えた青龍の元締を撮影。
 ここでは「仕事人」のお助け地蔵の他、「黄金の血」で主水と鎌イタチのおむらが会話する場面で登場している。また、社のある箇所を取り巻いているもつれ合った大木は、「裏か表か」のクライマックスで政が隠れていた場所を思い出した。

「妙心寺の白壁を探ります」
 ここからは、京都中心部のお寺を順番に巡って行く事となる。最初の妙心寺は、映画第一作で、主水がお陽がの誘いを拒絶した白壁‥‥の筈だが、延々と歩き回っても、どこだかさっぱり分からない為、適当なところで引き返す羽目となる。

「墜落技五重塔落とし」
 ‥‥次は仁和寺。「裏か表か」でおゆみが突き落とされた五重塔だ。その他、SP「闇討人」や「激闘編」や「激突!」での京都での出張仕事の際にも、度々登場している。だが、実際にその場所まで行って分かったのだが‥‥この塔の屋根は、各階の回廊からかなり張り出している為、ちょっと突き飛ばされたくらいでは、屋根に引っかかって落ちそうにない。印玄の「行けい!」くらいの迫力がなくては、突き落としは到底不可能だ(笑)。
 その後、「仕事人大集合」で棺桶の錠が、おりくたちにバタビアへ渡る…と宣言した仁王門へ行く。ここで早川さんともう一人(誰だか忘れてしまいました)が、必殺シリーズでおなじみの「仕事料の分配シーン」の再現に挑む。さすがに、他の面々は恥ずかしかったのか、それには加わらず‥‥。その後、向かいの店で、全員昼食を取る。

「提灯下がってないの見た」
 次なる場所は北野天満宮。正面の大鳥居は、「(秘)必殺現代版」のOPで、現代人の主水が座って新聞を読んでいた場所だ。ここから、前日宴席から参加の糸井さんが、おなじみの自転車で参戦!(笑)ここは、「ブラウン館」での森健VS主水たち、「必殺4」でのおみつ対主水。映画では夜のシーンで、提灯が下がっていた場所だが、見学日には提灯は下がっていなかった。

「殺られた津川は塔の下」
 引き続いて相国寺。「仕置屋」#2で、津川の屋根落とし&人体真っ二つが見られた場所だ。他にも「仕事人IV」#2で、過酷な鍛錬に音を上げた十津川塾の塾生がお民を人質に取って立て籠もった場所、「激闘編」で闇の会が開かれた場所でもある。塔の周囲の具合(植え込みや入口…ここは鍵が掛かっていた…等)から、鳶辰が落ちてきた場所が分かるが、TVでの画面の様な幅広の堀(二つにぶった斬られた鳶辰の体が離れていた)はなかった。やはり、あれは特撮で掘らしき場所を作りだしていたようだ。また、捨三が潜んでいられるような場所も皆無である(笑)。
 更に、「新・仕置」裏切無用で、鉄の「金見屋さ〜〜ん!」が見られた白壁で、鬘を被った猛牛さんを撮影。通りすがりの観光客の視線が厳しい‥‥(笑)。だが、早川さんは、この役は紅一点のお駒姐さんにさせたかったそうなのだ。ちなみに、ここは「新・仕事人」主水、悪い夢を見る…で、悪党一味の絵師が口封じに仲間の手で殺されそうになった為、主水に救いを求めるシーンで登場。もしかすると「新・仕置」の抜穴無用も、ここではないだろうか?そこから少し離れた場所では、「仕置人」で半次が標的の十兵衛を錯乱させていたシーンを、早川さんが演技も見事に「十兵衛〜〜〜!」と熱演していた。

「馬が走った!あんた信じるか?」
 続いて向かうは下鴨神社。ここは、映画「必殺!」のクライマックスや「ブラウン館」の政対丑寅の角助。また、「必殺4」のおけら長屋や「三日殺し軍団」の馬比べ等‥‥広い敷地を使って、馬が登場する場面によく使われるが‥‥行って見るや、何と馬が走っていた!あんた信じるか?(笑)実は、翌日から、ここで流鏑馬が行われるとかで、その準備だったのだ。さすがに、お駒姐さんは職業柄か、一人馬の方に近付いて行った。あいにく、馬の疾走シーンは見られなかったが、行進やギャロップを見物。誰が言ったかは忘れたが、「走ってきたら、全員で十字手裏剣を投げるんやぞ!」と「必殺4」のおけら長屋のシーンを思い出した。結局、我ら一行はそこまでで満足して、本殿に向かう事なく引き返す。後で、門前の案内図を見ながら、「おけら長屋の鳥居はどこだろう?」と探していたのだが、後で資料を見ると、あの鳥居は作り物だったらしい。
 その後、上賀茂神社へと向かうが、ここではどんな場面が「必殺シリーズ」に登場したのかは分からなかった。糸井さんは、仁和寺以降、自転車で車の後を追走されたが、さすがバテて来たのと道を間違えた事から、次第に遅れ始める。

「仕事人 鴨川の滝へ行く」
 場所的には、一番北に位置する鴨川の滝。場所的には住宅地の近くであり、家族連れのキャンプが大勢来ている。TVシリーズを見れば見るほど、「ここにも!」「あ、ここにも!」と登場する場所だ。映画「必殺!」では、滝の中の小さな穴をくぐって秀が登場、その後水の中からジャンプした(笑)所でもある。我らは、岩がゴロゴロしている足場の悪い場所を、出来るだけ近くまで近寄って行って写真を撮影した。やる気があれば、何でも出来るという見本だろう(笑)。ちなみに、滝のある場所そのものへ近寄る事は、危険防止の為の柵があって、不可能だった。

「必殺!ブラウン館のマニアたち」
 その次は、レストランや結婚式場・ボーリング場・プール…等のある、広大な行楽施設「しょうざん」の一角にある西洋風の建物‥‥「ブラウン館」だ!駐車場に車を止めたマニアたちは、延々と歩いて行く。有料の場所には入らず、結婚式場の通路を通り(女性の係員が、ゾロゾロと歩いて行く我らを見て、何者かしら?…と言った表情だったのを覚えている)、遂に映画で見られた場所の正面へ!
 ‥‥あそこに竜が、あそこから政が…と声が上がる。内容に関しては不評の「ブラウン館」だが、実際のロケ地を自分の目で見ると言うのは、全く別物のようだ。更に、よく見ると‥‥政が飛び出してきた場所は噴水はなく、小さめのプールだった。どうやらあれは、プールの中に作ったセットだったらしい。更に帰り道で、「館」の裏手にさしかかって、そのまま中へ入って行けそうだったので、先頭切ってズンズンと入って行った。ちょうど、加代と順之助が自転車で突入したプールを、館の中から見下ろせる場所だ。ここでも皆、写真を撮る。そこに螺旋階段があって、館の中庭まで出て行けそうに思えたのだが‥‥さすがに、そこまでする勇気はなかった。ちなみに、案内板にブールの水深が書いてあった‥‥60センチ!?大人なら、腹までしか浸かりそうにない。後で資料を見ると、実際の水中シーンは、京都の踏水会(水泳クラブ)のプールで行われたようである。

  「主水、あぶり餅を食べて終了する」
 京都・必殺ロケ地見学会、最後の場所は今宮神社。門前には、名物のあぶり餅を売る茶屋が並んでいる。ここでは、「仕切人」のお国が門前で占いをし(従って、西崎みどりが茶屋娘だったのは、ここに実際にある店)、「新・仕置」では、せんとりつが主水を長刀を取り押さえ、数多くの絵馬が掛けてある絵馬堂では、「新・仕置」助人無用で虎の元締と天狗の鞍三が会見(虎と天狗の描かれた大きな絵馬はなかった。あれは大道具だったのだろうか?)。「新・仕事」#1では、おりくと勇次たちを脅迫していたかつての仲間を仕留める際、梁の上には勇次が潜み、そこから見える坂では主水とおりくの二人の殺陣が撮影されていた。
 全部のロケ地を見学し終えた我々は、門前の茶屋であぶり餅をうまいうまい!…とパクつく。その内に、遅れていた糸井さんも到着。早川さんが決算勘定をしている間に、必殺談義に花が咲き、名刺交換も行われる。‥‥ルート決定とその準備・費用の計算と、全てお世話になった早川さんのご苦労が実り、見事に足を出す事なく終了した! 最後に、お駒姐さんの要望で、予定外の「安倍清明神社」に立ち寄る事となる。

「京都見学未練なし」
 安倍清明神社で、初めて我らが一行は社に参拝し、お賽銭を捧げて、お札を買う(これまで、多くの神社・お寺に詣でながらも、そう言う事はしていない‥‥外道だ)。ここには、推理作家の京極先生寄進の瓦があると言う。‥‥ここから思いついて「京都絵図の謎を探ります」と言うパロディーを、後日書く。今回の必殺ロケ地見学をネタにした話だ。
 かくして、天候にも恵まれ、二日間を目一杯堪能した、我ら「外道一行」は、もはや「京都見学未練なし」と言う状態で京都駅に到着。無事に解散となった。私も、今まで何度か必殺ロケ地巡りをしたが、ここまで充実した内容になったのは、事前準備を丹念にされ、二日間お世話に成りっ放しだった早川さんのお陰だったと言えるだろう。更に、ゲストとしてお越し頂いた、とらの会の山田会長と音羽屋の秋田さんに感謝するばかりである。参加者の誰もが満足できた「京都・必殺ロケ地見学」‥‥これは、後世の人の言葉(笑)によると、もはや「伝説」と化したようであった。


5月1日(土)
「集まりて候」
 5/1(土)。雲一つない晴天の青空で、正に見学日和!午前10時前に、車を京都駅八条口の駐車場に止めて、集合場所の総合案内センターへ。既に関東遠征組は到着していた。今までにお会いしている早川さん・清エ門さん・しののめさん・お駒姐さんを除くと、女衒屋の達さん・青龍の元締・元締の友人の永楽さん・全覚さん・月影さんは始めてお会いする方ばかり。早川さんがレンタカーを調達しに行っている間、先ずはHPで何かとお世話になってる青龍の元締と挨拶を交わす。その間に猛牛さんが到着。以前の「三味線屋勇次・オフ会」の時と同じく、近鉄のロゴマーク入りのTシャツ姿である。しかし、菅笠や小判・秀の簪を取り出して話をしている訳の分からない連中(笑)を見て、行き交う外国の方々はどう思われただろうか?

「闇に走る黒い酒蔵」
 ようやくレンタカーの用意が整い、私の車と合わせて二台で分乗(ちなみに、私の車にはしののめさん・お駒姐さん・全覚さん。七人乗りのレンタカーは、既に現地の下調べも済ませた早川さんが運転手となって先導)。備えはできた、いざ出発!‥‥車中では、必殺BGMのカセットテープをガンガン流し、時間潰しに用意しておいた「殺した奴をまた殺す」他の雑誌に見入り、何やかやと必殺話が弾む!
 最初の見学地は伏見の酒蔵。「主水死す」のオープニングで奉行所の捕り方が、「黄金の血」では地獄組が夜の闇の中を走り抜けた、黒塀に白枠の窓がズラッと並んでいる印象的な建物だ。TVシリーズでもたびたび登場している。だが、陽光の下で見ると、結構黒い板が剥げていた。これが夜になって照明が当たると、かなり風情のある光景になるのが不思議だ。しかも、画面では建物の直ぐ前を走っていたように見えたのだが、実際には酒蔵の直ぐ側は堀になっていて、人は近づけない。実際に役者が走ったのは、酒蔵から少し離れた畦道らしい‥‥これを、重なり合って見えるように撮影しているようだった。ロケ地へ行って、始めて分かった事実である。ちなみに、ロケ地の写真と参加者が並んでの記念写真は、以後は片っ端から撮られていた。

「木津の流れ橋を渡ります」
 続く見学地は、一日目のメイン−流れ橋!八幡市の木津川に掛かる上津屋橋だ。京都市中心部からかなり離れて南に走る。非常に辿り着きにくい場所で、それと知っていなければ先ず分からないだろう‥‥。「助け人」での龍の最後・映画「必殺!」でのオープニングと主水の出陣・「必殺仕事人」での左門の別れ・「旋風編」のラスト・「始末人」のお駒の死、また映画「ジパング」での刺客100人斬り‥‥と、名場面が目白押しのこの場所。砂地の上に掛かっているのと、河の流れの上にあるのと…二通りのつのイメージがあったが‥‥行ってみて分かった。とにかく橋が長いのだ!両端は橋脚が短く、砂地の上にあり、中央部は川底がかなり深くなっていて(当然橋脚も長い)、その下は急な流れの木津川だ。「必殺!」のOPでおりくたちが仕事料を受け取っていた場面は、この橋の中央部の砂州で行われたようである。しかも橋脚はコンクリート製なのだが、これが遠目では「木製」にしか見えない!ただ、橋桁を固定する為にワイヤーロープが張ってあったのには始めて気付いた(夜のビデオ鑑賞会で目を凝らして確かめたら、確かにかすかにワイヤーが映っている!)ちなみぁw),u付近の住民に とっては川を渡るのに便利な場所なのか、自転車やバイク(「仕置屋」OPの印玄の如きお坊さんもいた!…笑)がよく通ること、通ること!藤田まこと氏寄進の石碑には、裏側に藤田氏の名前が刻んであるが‥‥削って持って帰る者(このバチ当たりめ!)が多いのか、ずいぶんとすり減っていた。

「天下技錦水亭一品攻め」
 続く場所は、長岡天満宮の大きな池に面している錦水亭。「仕掛人」で半右衛門が左内をスカウトするシーンや、「主水死す」冒頭での権四郎が最初に顔を見せる場面‥‥等、池に面した高級料亭がらみのシーンでよく登場する。周囲には真っ赤なツツジが咲き乱れているのだが、我らが一行はそれに目もくれず(笑)この構図のこのアングル…とカメラを構えている!
 淀の競馬場に行く人で道路が渋滞していた為、到着した時間も丁度昼頃となり、長岡天満宮の向かい側にあるラーメン屋「天下一品」で昼食。知る人ぞ知るこってりラーメンで有名な店だ。ちなみに青龍の元締は、ここのラーメンが後々まで尾を引いたようである(笑)。

「石段無用」
 その次は、大原野近辺(私が現在住んでいて、しののめさんもかつて住まいしていた地の近く)にある光明寺だ。「解散無用」で辰蔵が鉄に「辰の会」への誘いを掛ける場面、「裏か表か」でおこうを見送る主水‥‥と、印象的な場面でよく使われている石段だ!実際の場所は、広々とした開放的な雰囲気なのだが、これが「TV画面」と言う枠に切り取られると、一つの限定された空間となる!ここでも、我らは本堂まで赴く事なく、石段だけを眺めて満足して戻って来たのだった(笑)!ちなみに、「裏か表か」のラストでは「光明寺」と書かれた大きな木の看板は、巧みに画面フレームから外されていた。

「あんたこの庭園どう思う」
 今度は松尾大社を横目に通り過ぎ、梅の宮神社へ。「主水死す」で、清太が池の中に潜んで捨蔵を見張り、主水に脅しを掛けられた場面だ。3日から祭があるらしく、参道ではその準備をしている。拝観料を払って入ったので、一応池の廻りの庭をとぼとぼと見て回ったが‥‥それにしても、余り綺麗な水とは言えない。水の中に入った野村祐人氏も、さぞ大変だったろう。時間の関係で、今日は後一箇所‥‥京都映画撮影所に寄って終わりだ。

「一筆啓上 撮影所が見えた」
 ロケ地見学一日目のラスト‥‥京都映画撮影所に向かう。途中、「仕置屋」のOPで現代人の印玄が駆け下りた広隆寺の階段(「(秘)必殺現代版」の冒頭で、現代人の加代が駆け上がった場所でもある)の前を通り過ぎて、帷子ノ辻にある京都映画撮影所前へ。現在は見学できないので、撮影所の門前で記念写真を撮る。ちなみに遠目で見て分かったのだが、撮影所の建物の入り口には「剣客商売」のポスターが貼ってあった。

「主水、宿泊する」
 予定の見学が終わり、宿泊場所…京都中心部・木屋町の松華楼へと向かう。私は、車を会社の駐車場(嵐山・太秦・嵯峨へ向かう京福電車の始発駅のある四条大宮)に止めて、しののめさんたちと宿泊場所へ向かう。もう少しで到着‥‥と言う時に、早川さん運転のレンタカーが私たちに気付かず、旅館を通り過ぎてしまった!その後携帯で連絡が付いたが、通り過ぎたのに気付いた時は、既に後のまつりだったそうだ。もう一度戻って来るのにはかなり時間が掛かった。やっと全員が集まったのは4時半頃。部屋割りを決めて荷物を運び込む。交流会の集合時間は6時なので、それまで部屋で休憩‥‥だった筈が、いつしか皆、自分の必殺コレクション&スクラップを取り出し、互いに食い入るように見入るのであった。

「特別ゲストに拍手をどうぞ」
 5時45分頃、旅館を出て鴨川の涼風に吹かれながら、交流会集合場所の南座へ。ここは「(秘)必殺現代版」のクライマックスで、現代人の秀が出陣した場所だ。しかし、ここから暴走族がたむろしている桂川(推定)まで行こうと思えば、阪急電車に乗って、途中で乗り換えて行かねばならないのだが(笑)‥‥。6時を過ぎ、交流会参加の京都組を待つ内、音羽屋の秋田さんから私の携帯に連絡が入る。とらの会の山田会長共々、集合時間には遅れそう…との事。その為、猛牛さんが、まだ来られない糸井さんを待っている間に、皆は交流会場の串焼屋「串八珍」へ先に向かう。
 幹事役の早川さんの乾杯で、食事と話に花が咲く!やがて、糸井さんと猛牛さんの二人が到着。続いて、京都の森本さん。そして音羽屋の秋田さんが、得意のボケ・パフォーマンス(?)と共に到着され、場もますます盛り上がって来た!お互い、始めて顔を合わす人もいるので、全員が自己紹介を始める。ラスト、特別ゲストの山田会長が登場されると、大きな拍手がわき起こる!会長は歯の治療(?)で食欲が余りないらしく、私と早川さん・秋田さん&会長の四人で、先に旅館へ戻り「ビデオ視聴」の準備をする事となる。

「必殺大視聴」
 ビデオの準備が整い、交流会場からオフ会参加の面々が戻って来る。伝えられる闇の参加者の総数‥‥15人!最初は、山田会長自身が出演されてるCSの「京都ハリウッド通信/シネマ汁」から「必殺!三味線屋勇次」紹介の回と深作欣二監督の回の二回分。前者では、画面に映る司会者陣の絶妙の演技(笑)や「勇次の予告編映像」を見ながら、山田会長の生ツッコミが鋭く入る!また、深作欣二監督の方では、山田会長によるインタビューもあり、全編に漂う「仁義なき戦い」のパロディーが笑いを誘った(さ、さむ〜〜)。しかし、CMなしで60分喋り続けの番組を作るのは、本当に大変だ!
 その後は、会長持参の「必殺仕置長屋」第三回の脚本や絵コンテ・生原稿を目にしつつ、各自が持ち寄った必殺映像(「バック・トゥ・ザ・必殺」や編集版「必殺15年!」・各種の必殺関連映像…等)に見入る。音羽屋の秋田さんを筆頭に、あちこちで入る必殺ファンの濃いボケとツッコミ!‥‥時間が経つのも忘れる程熱中していたが、やがて森本さん・秋田さん・猛牛さん・山田会長と、時間の関係で順々に席を立って行く。やがて、宿泊組も睡魔に勝てなくなったのか、視聴会もお開きとなり、皆寝床に着いて行った。

 『二つの眼を閉じてはならぬ。そのまま眠ると思われぬ。TVの映像見るがいい。解散無用かどたんば勝負か‥‥。眠気が呼んだか摩訶不思議。画面を見ないでおかりょうか!一太刀浴びせる西村左内。二太刀浴びせる中村主水。合点承知の必殺視聴!』


4月30日(金)
 音羽屋の秋田さんから、夏に刊行予定の「殺した奴をまた殺す」新・必殺仕事人特集号用のストーリーガイド原稿分担リストが来た。手持ちのビデオをチェックして、どれを担当するか希望回を選ぼう。




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