●漸々修学少林寺 りょうが行く 第1回練習会レポートA
日時:2002年10月12日(土)13時〜17時
場所:夢の島総合体育館道場
参加人数:子供も含めると24人くらい?
★操体講習会
13時〜15時まで前半は操体講習会を2時間かけてしました。
・操体の概念についての講義
・前屈、後屈、側屈の正しいやり方
・一人操体
・ねじり操体応用
操体に関しての詳細は割愛しますが、僕自身の感想としては予想以上の反響で自分が一番驚きました。
「気持ちいいという快適感覚を自分の心と身体で味わう」→良い結果が出る
この超シンプルな極意だけなのですが、これがなかなか分からない人には分からないので、たぶんそんなに効果は出ないだろうと思っていたのです。でも、いくつか一人操体をやってみると、効果覿面な人が何人もいました。これは本人の感覚の世界なので、効果のあるなしは本人の申告がないと分からないのですが、7割以上の人がうまく快適感覚を味わえていたのではないかなと思います。
どんな感じなのかを最初に実際にやって見せたからよかったんではないかと思います。
僕自身、自分の操体の伝え方にかなりの自信を得ることができました。
操体に出会えた人はラッキーです。自分で自分の身体を上手く操る=操体ですから、上手くなってくると一生肩こり、腰痛、その他筋骨格系の不定愁訴、病気から開放されます。不調になる前に未然に防ぐことができます。健康な人が増えれば言うことないので色んな人に知って欲しいです。
多人数相手にできることはほとんど全て盛りこんでやりましたので、次回やるときは違うアプローチからやってみようかなと思います。
★少林寺拳法練習
少林寺拳法の練習は,最初に僕が最近興味もってやっていることを紹介しました。
●人間の崩れる原理・法則 (操体の触れから柔法に応用)
崩れる原理・法則はおもしろかったみたいで反応はよかったです。少林寺は手首(末端)から胴体を崩して投げていきますが、いきなり胴体へアプローチすると簡単に崩れるよ。しかも人間には無理無く崩れていく方向があるよという紹介です。少林寺拳法の技はホントに難しいのが最近になってよくわかってきました。開祖がわざと難しくつくったのかもしれませんね。
●相手の背後に回りこむ練習 (蘇東成老師のビデオから少林寺拳法に応用)
残念ながら、なかなか見様見真似では伝わらなかったようです。
@攻撃意図の起こりがわかる
A膝の抜きができる(縮地法)
B全身が連動して自然に動ける
C股関節での捉えがしっかりとできている
これらの要素が複合的にできてないと体現できないのかなと思います。
でも、これめちゃんこおもしろいです。相手からしたら急に視界から消えるわけですから。背後に入れたら身体の大きい小さい関係ないですし、護身として最高です。
●柔法乱捕り (ランダムに捕ってきたのを投げる)
しんたろ君といつもの感じで自由に相手に攻撃してもらってそれに対して投げるというものでした。イメージは塩田剛三師範です。昔、本部の先生が合宿で見せてくれたような感じでしょうか?でも、タイミング的に先の先で自分から掴んで投げる、倒すというのも織り交ぜました。今の自分のもてる術理をほぼ全て入れ込んだと思います。こういう演武を大会でできたら面白いと思うんです。相手の攻撃は自由、それに対してさばく投げる。これが本当の演武のはずです。
上の3つやった後はみんな各自自由にやってました。本当にやりたいことをやりたい人とやりたいようにやる自由時間です。
僕は福島からのドウシさん、仙台からのHIDEさんと柔法の練習。
初めての人と柔法乱捕りするのは慣れてませんが、結構いい感じでできました。やはり、自分のフィールドでこういう練習会でやると非常に技がかかりやすくなります。道場に帰って意識の違う人に攻撃をされると急にできなくなりますが、この差を縮めていくのもまた修行なのかなと思います。
今回、特にみんなが驚いていたのは「けんさん」の身体の使い方。
太極拳、沖縄空手、古武道などいろいろと研究されており、身体の使い方がすごいのです。ネットで出会ったのですが、少林寺拳法の世界でこういう動きをする人はあまり見たことがありません。
僕が膝の抜きを再度意識して練習したのは「けんさん」の起こりのない動きを見たのがきっかけでした。最近は甲野さんのビデオを買って研究して大分体現できるようにはなってきてましたが、この日はけんさんの動きを見てより理解が深まりました。僕自身の収穫は大でした。自分の重心をいかに操作できるか?これはあらゆる武道・スポーツの命題ですね。
大学拳法部の現役生も何人か来ていましたが、かなりのカルチャーショックを受けてしまったみたいです。まあ、原理原則のコアの部分をいきなり見てしまうのは幸か不幸かわかりませんが、現実的にそういう術理があることを知らない人があまりにも多いのでいいことではないかと思います。井の中の蛙で終わらずに済みます。
何も演武大会の少林寺拳法が全てではありません。心に卍があれば護身術なのだから何でも有りでいいはずです。修行はまだまだ続きます。漸々修学です。
今回はおかげさまで大成功しましたので、また次回ネタが増えたらやろうと思います。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!
※e研にも練習会レポートが掲載されています!こちらもどうぞ!