股関節で地面を捉える!


「スーパーボディーを読む」(随筆の「オススメの武道本」で紹介しています。)
の中で「股関節で地面を捉える」という表現が出てきます。
「股関節で地面を捉える???何のこっちゃ?」と最初は思っていたのですが、最近は大分実感できるようになってきました。

骨盤(腰骨)が左右平行に足の股関節に乗っかっており、重心がストンと親指の付け根の拇指丘に落ちている状態です。
両脇を持って持ち上げようとしても上がらない状態です。
・・・と書くと難しいですが、レベルの差はあれ、一流スポーツ選手やダンサーなどはみんな当たり前のようにできています。

このいつでも動ける「居着いていない立ち方」がなければ素早く動くことができませんし、安定した突き蹴りもできません。
本を読んで自分であれこれ思考錯誤して実感できるまで色々試してきたので、その練習方法を紹介したいと思います。


●練習方法その@ 
正座になります。前から胸や肩を強めに押してもらって後ろへひっくり返らないような姿勢を見つけます。
ポイントは骨盤を前に回転させること。イメージとしてはちょっと腰をそらしてお尻を軽く突き出す感じです。
横からみたら綺麗な正座で安定感があるはずです。

●練習方法そのA
正座でできるようになったら、体操座り、もしくはあぐらをかいて座ります。同じように前から胸を強めに押してもらって後ろへひっくり返らないような姿勢を見つけます。ポイントは正座と一緒です。お尻の骨の2点で相手の力を吸収する感覚があればOK!

●練習方法そのB
開足中段構えになります。ドンドンと音が鳴らないように拇指丘で衝撃を吸収するイメージで何度も軽くジャンプします。
ジャンプして着地した姿勢。軽く膝が曲がって、いつでも動けるこの状態が居着かない構えです。
野球の野手、テニス、バレーボールなどスポーツ選手も上体の倒す角度の大きい小さいはありますが、みなこの立ち方をしています。
上手くできていると両脇を持って抱え上げようとしても重くて持ち上がりません。
骨盤のイメージは正座やあぐらのときと一緒です。下腹と太ももの境界線の角度が大事です。
親指の拇指給→股関節→肩へ垂直の軸が貫いているのをイメージします。(軸をつくる)
この軸をイメージしながら基本の突き蹴りをすると少林寺拳法の上達度合いが全然変わると思います。

●練習方法そのC
同じように今度は片足でドンドンと音が鳴らないように拇指丘で衝撃を吸収するイメージで何度も軽くジャンプします。
上手くできていると片足でも両脇を持って抱え上げようとしても重くて持ち上がりません。
この状態が上手くできるようになってきたら、頭の位置を変えないように前蹴、上中下の廻蹴、足刀蹴などを突きを入れながら練習します。片足立ちのままやるのでなかなか難しいですが、バランスをとるいい練習になります。

●練習方法そのD
日常生活で歩くときに正中線をイメージしてまっすぐに、できるだけ上下左右に揺れないように頭が同じ高さでス〜っと歩きます。拇指丘で地面を捉える、股関節で地面を捉えるのをイメージしながら一歩一歩を大切に歩くとそれだけで練習になります。
まあ、ここまでやる人あまりいないでしょうが、昔、開祖は歩く練習をさせていたといいますし、上原清吉も歩きながら「あ〜り〜」と武器を持っている弟子をバシバシ倒していきますから研究余地ありですね。

※以上のようなステップでやれば誰でも「股関節で地面を捉えた立ち方」をマスターできるはずです!まだまだ発展途上ですが、何かの参考になればと思います。是非お験しあれ!
 

【最終更新日:2002年1月24日】