●原理・原則とは?
少林寺拳法は人間の原理・原則に則してつくられているとよく言います。
では原理・原則ってなんなのか?
辞書でひいてみると、
◆原理・・・事象やそれについての認識を成り立たせる、根本となるしくみ。主として人間の活動にあてはまる原則とは多少意味の違いがある。
◆原則・・・多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則。しばしば原理と区別せずに用いられるが、原理は主として存在や認識に、原則は主として人間の活動に関係する。
・・・とありますが、中国武術の蘇東成老師がもっと分かりやすい言葉で言ってました。
「原理・原則というのは不変であり、普遍である。」
つまり、不変・・・絶対に変わらない。普遍・・・どこにでもあって、全てに当てはまるということです。これを聞いてなるほどなと思いました。
原理・原則に則しているということはつまり、この地球上で、ホモサピエンス=人間として生まれた魂と肉体にとって最も合理的につくられたものなんだよということです。簡単に言うと「無駄がなくて省エネ」ということです。
ここで勘違いしてはいけないのは少林寺拳法だけが原理・原則に則してつくられたもので、特別なものだと思っている人が結構いるということです。護身技術だけに限って言えば、少林寺拳法は先に「理」を教えることを重要視しているだけで、何も特別にできているわけではありません。(思想と技術が融合しているところは特別だと思いますが)
できている人は流派に関係なくみんな同じように合理的な身体の使い方をしています。見た目の形や、雰囲気や、風格はそれぞれの流派によって全然違いますが、中にとおっているものは一緒です。なぜなら、同じ人間だからです。手が4本ある人や目が3つもある人はいませんからね(^_^;)