逆小手前指固(龍華拳)←小手抜からの応用


攻:左前中段より内手首を逆の手でつかんで引く
守:右前中段より鈎手守法に入り逆小手をかけ、倒れた相手に前指固。当て身は顔面に下段突を入れる

・鈎手守法して目打までは小手抜と同じ
・目打した手を相手の右手に掛けるときは、中指・薬指を軽く母指丘に添えること。
・右手を小手抜の要領で抜きながら右肘で相手の右拳頭を押し込んでいく。左肘を張って相手の手と自分の手が一直線になるようにせめる
・自分の体から遠いところでかけないように。常に自分の体に近いところでかける。(相手の体をよせてくるくらいがよい)
・以上の操作により、相手の右肘が出て、体勢が完全に崩れるようにする。
・十分に相手の右手首をきめて、もうこれ以上は押し込めないとこまでいってからお辞儀しながら右足を軸にして体を捌く。早く捌きすぎると、相手の手が伸びるので注意。
・前指固はまず、右すねを前に押し出すようにしながら、左手は相手の右手首に添えながら手前に引いて、梃子の原理で天秤をきめる。(この時点で腰が浮くのがベスト)、次に相手の人指し指に沿って、自分の人指し指を巻き込んでせめる。腰が浮いて反撃不能の状態になるように。もし、腕を曲げられてしまって前指固ができないときは右膝をついて押指固に変化しましょう。



☆体験談☆

・逆小手三年といわれるように、できるようになるまでに3年くらいかかるという難しい技です。素人相手にはかかっても、少林寺拳法の有段者になると粘かったり、逃げ方をしっていたりしてなかなかかかりません。私の同回生で非常に手首が粘いやつがいて、偉い先生にかけられても、逆小手がかかりませんでした。そんなときは無理せず、逆手投、龍投、に変化して投げましょう。
・色んな掛け方がありますが、鈎手守法に入ったときに、崩してしまうとずっとかけやすくなります。
・ただ引っ張るのを防ぐのでなくて、相手が腕十字をかけようとしてきたときに守って逆小手するとよりリアルな練習になります。

・重要ポイントは鉤手守法を柔らかくすること。

この前、武専で八段の先生に逆小手かけられたとき、私は手首がねばいのでかからなかったのですが、足をはらわれてドカッと肩から床へ激突。「かからない、できないは通用しない。かからんかったら足かけてでも倒せ」という開祖の教えを身をもって体験してしまいました。関節痛め系ではかからない人も重心操作ではだいたいかかると思います。ただし、逆小手は相手がちゃんとひっぱってくれないと基本的には成立しません。ただ握っているのを崩して投げる方が難しいです。

逆小手を片手で投げれるようになるとこれまた面白いです!

昔、開祖は「体捌きは下手糞のためにつくった。その場で投げれるなら体捌きなどいらない」と言ったそうです。最近は体捌きなしでその場で投げるのを研究中。柔らかい接触、肩甲骨の使い方、支点の作り方が味噌でしょう。

三角技法で崩しながら千鳥で相手の右肩と自分の左肩が触れ合うぐらいにすっと入るのに凝っています。相手の攻撃は何もとどかないし、視界から消えます。相手が爪先立ちになるので後は自分がいなくなるだけで転がります。これはおもしろいです。

相手への触れ方に武術的な秘密があります。
柔らかく触って力を透す+三角理法を使うとかなり精度が高くなります。
最近は秘伝の森先生の真似事ですが、指一本で投げる練習をしています。
触れ方と角度が大事。僕のレベルではかかる人とかからない人がいるので原因解明中です。(2002/7/13)

相手の拇指丘から螺旋(らせん)をイメージして力をとおすといい感じにかかります。
これは全ての技に共通する重要キーワードですね。実は中国武術内家拳の「蘇東成」老師のビデオに触発されました。
この人マジでめちゃすごいです。(2002/10/5)

小手抜した右手だけで相手の甲に触れながら後へひっくり返す技がおもろいです。昔、東京武専でとある先生が同じようなことをやってたような〜柔らかい触れの感覚と相手とすれ違うように歩いていくというのがポイントですね。片手で相手を仰向けに転がせたら両手の逆小手は簡単にできます。自分は相手に覆い被さっていき、相手は後ろに反りかえって小さくなります。ポンと前に投げるのとは違いますが、このかけ方なら手首の柔らかい人にもわりと簡単にかかりますね。しかも少林寺拳法のカタチに忠実?です(^○^) (2003/8/22)