★柔らかく触れるから柔法


 少林寺拳法の柔法といえば、手首関節をガッチリ極めて非常に痛いというイメージが強いと思います。

確かにガッチリと手首を極めて捕る痛いかけ方も少林寺拳法ですので、力のある人なら問題ありません。

しかし、力のない女性や自分より力の強い人相手にはなかなか上手くかかずにみんな悩んでいることだと思います。


開祖はふわりと投げたといいますし、開祖の愛弟子の高弟の先生方もふわりとした技をかけます。

「開祖の腕は真綿のようだった」という口伝があります。

ちょっとした感覚を知ればもっと技が楽にかかるのに、ほとんどの人が知らないままやっています。どうしても試験のための形に居ついており、本当の根っこの部分がなかなか語られていません。


柔法は皮膚一枚でかける世界です。柔法というからには本当に柔らかく触れねばなりません。

触れたときに相手に情報を与えない、違和感を与えない、不快感を与えないのがポイントになります。宇城さんのゼロのポイントも同じことをやっています。

技って「えっ!?こんな小さい力でいいの?」というぐらい省エネでもかかるものなのです。


柔らかく触れるその加減は触れたものしかわかりませんが、体感することで身体に記憶されます。

ですから柔法を上達したければ、できる先生の手をとることが一番の近道なのです。