●開祖直伝の大先輩に学ぶ!
2002年5月3,4日とe研福島旅行へ行きました。蕎麦打ち、バーベキュー、温泉、飲み、草原でのフリスビー、草笛などなど〜面白さてんこ盛りの旅行でした。そんなツアーの中で少林寺拳法の練習会がありました。
福家先生という開祖直伝の先生が来られていて30分ほどあれこれ直接お話できました。得るもの大きかったので皆さんにも公開しようと思います。
☆逆突き
「逆突はどこを突くのが正しいんですか?素手で顔叩いたことないので顔のどこに当てるのが正しいのか実感わかないんです。」
↓
「昔、乱捕りではほとんど三角(鼻)に当たっていた。順突はかわされやすいので、順突で相手の反応を見て、かわした相手の体勢を見て空いたところを突いていた。」
☆運歩
「前へ出るときは全て千鳥だと思っている有段者が多いがそうではない。攻撃するときはまっすぐ前にでる。」
☆足捌き
「最近の演武は攻撃が届いていないものだから、手先だけで受けているのが多い。できているように見えるが、実際に相手が本気で突きこんできたときには受けれない。手さばき、体さばきよりも足さばきが大事。」
「相手に分からないようにさがって、突き終わったときにはいなくなって反撃をきめる」と突天一を実演していただきました。
「上膊抜をやってごらん」とガッチリつかまれたのを強引に抜くと、
「柔法も足捌きを使うと楽にかかる。上膊抜はカニ足を使うといい」
と教えていただきました。確かにカニ足を使うと非常に楽に抜けました。
足捌きを使えば体全体の体重が利用できるので楽にかかるわけです。これは色々応用できそうです。
☆伏虎地二
「蹴りを受けたときに顔を逃げるようにして受けている人が多いが、しっかりと蹴りを受ければ顔が前に出る。それを相手が狙って突いてくるから、かわして内受突ができる。最初から逃げていては技が成立しない。」
☆昔の乱捕り
「ボクシングやK−1やキックなどの試合はよく見ますが、昔の先輩方の乱捕りというのはどういう感じだったんですか?内受や上受とかをちゃんとやっていたんですか?」
↓
「乱捕りでそういう受けはあまりやらなかった。相手との間合いと布陣、知略が大事。
こっちから攻めて倒すというのでなく、よく相手を観て、相手が動こうとする瞬間を攻めてほとんど一撃できめていた。
田村先生は強かった。3対1とかでも、壁を背中にして1対1と同じ状況に持ちこんで勝っていた。」
☆払受蹴
「級拳士は受けてから蹴るという形を覚えればいいが、有段者になれば八方目でよく相手を観て、相手が差し込んだときにはもうこっちの蹴りが決まっていなければならない。法形と乱捕りはつながっていなければならない。」
僕が廻し蹴りをしようと差し込んだときにはバシッと帯の辺りに蹴りがきまっていました。対の先というより、先の先に近い感じでした。こちらが蹴りはじめたときにはすでに蹴られていました。ご高齢にもかかわらずタイミングがバッチリでびっくりしました。
「私は胴をガンガン蹴る練習はあまりやらない。人間はそんなに思いきり蹴らなくてもちゃんと倒れる」
とおっしゃっていました。なるほど、タイミングがパシッと合えば相手は虚ですから軽く蹴っても効くわけですね。
☆喧嘩のやり方
「5人に囲まれたらどうする?さすがに5人相手ではかなわないからまず逃げる。そして路地へ逃げこんで角で隠れて待つ。最初の奴が角を曲がって現れた瞬間にボカっと殴るか蹴って一撃で倒す。そしてまた逃げる。また路地へ逃げこんで角で隠れて待つ。角を曲がって現れた瞬間にまたボカっと一撃で倒す。二人やっつけたらもう追ってこない。倒した奴を面倒みなアカンから。昔は第三種お神楽(喧嘩)をよくやった。」
☆団体演練
「基本突のときに、今はみんなあっちこっち見て好きに突いているが、開祖は団体演練で振子突するときは前の人の頭を突けと言っていた。すると上から見るときれいに全体が同じ動きになってくる。」
☆巻抜
「巻抜で守法になったときに相手の手を自分の体にくっつけてしまうと楽に抜けるし、そのままS字をとることができる」
☆開祖の技
「開祖の技はすごく早かった。とにかく握った瞬間にはもう投げ終わっていた。後で投げられた人にどんな感じで投げられた?と聞いて練習した。」
☆八方目
八方目の練習方法を教えていただきました。
@手をみて八方目
相手とかなり近い間合い(突きが届くぐらい)で正対してお互いに腕を横に伸ばします。
相手の目を見ながら、相手の左右の手が握られたら、こちらも反応してすばやく握ります。
赤上げて!白上げて!の要領です。ゲーム感覚でやるとおもしろそうです。
A足も追加で八方目
ギリギリ足先が視野に入る間合いになって相手と正対します。
相手の目を見ながら、手を握るのと、足首を反らせるのを真似します。
B普通に対構えして八方目
@,Aを練習した後で普通に演武や乱捕りをすると非常に相手全体がよく見えるようになるよとのことです。
これは非常に根本的かつ超重要ないい練習方法だと思います!
※閂と丁字の話など詳細はe研レポート参照ください。
【最終更新日2002年5月18日】