●思い出いろいろE『ルイ・ヴィトンと道着』
僕が3回生になったころ、いわゆる関学生らしい、おしゃれでキャピキャピした感じのF田さんが入部しました。
とても少林寺拳法をやるような女の子に見えませんでしたが、部員数が少なかったので是非残って欲しいと一生懸命に技など教えようとしました。
それを見た一つ上のT川先輩
「どうせ辞めるに決まってるから、教えるだけ無駄やで」
当時主将だった僕
「そんなことないですって。せっかくの女子部員なんだから残してみせます。」
F田さんはルイ・ヴィトンのバッグに道着を入れて、中央芝生に練習しにくるんです。
「強くなりたいんです。」「少林寺かっこいい」「私がんばります〜」
という調子でした。
F田さんとの昼飯での会話。
「先輩〜芝生で練習したら足が汚れるんです。」
↓
「そうや。汚れるんやで。」
「先輩〜芝生で練習したら日焼けするんです。」
↓
「そうや。焼けるで」
「先輩〜相手の攻撃を受けたら手が痛いんです。」
↓
「そうや。痛いんやで。」
すぐ辞めるのかと思えば、意外と熱心に練習して上達もし、夏合宿にも参加したんです。
しか〜し!夏合宿が終わった直後にアッサリ辞めてしまいました。
「私、もういいんです。十分がんばったから。」
「・・・ちょっと待てぇ!俺が今までお前に一生懸命教えて来たんは一体なんやったんやぁ!」
と叫びたくなりました。
【最終更新日2002年2月7日】