●少林寺拳法の基本功
最近、中国武術(通背拳、形意拳)の基本功を少し習いました。
基本功というのは、中国武術各門派特有の力(剄けい)の出し方を学ぶ基礎トレーニング法です。ただぐるぐる腕を回したりして一見すると単純な動作を繰り返しているばかりに見えるのですが、これがなかなか難しく、やってることの意味を正しく学ばないとただの体操になってしまいます。
全身の協調のさせ方、身体の使い方を学ぶもののようです。中国四千年の歴史?さすがによくできています。
この中国武術の基本功が少林寺拳法にもすごく役立つんですね。例えば肩の力、腕の力が抜けて柔法のかかりが良くなる、威力ある突きがスムーズに出せるとか、手足が連動して動くようになるとか効果は色々です。まあ、人間として効率的に身体を使って力を出す訓練法なのでどんな武道、武術をやっても応用が効くということでしょうか。
少林寺拳法には基本功の部分が欠けているなと最初は思っていたんですが、ふと思ったのは入門して一番最初に習う開足中段構からの振子突って立派な基本功なのではないか?ということです。
・正中線、左右の軸のイメージをつくる
・重心移動をともなった全身の連動と力の徹し方を学ぶ
・突き蹴りのための手と足の使い方を学ぶ
などなど・・・こじ付けかもしれませんが、考えたら色々と含まれているように思えてきます。
少林寺拳法として正しいとか正しくないとか、開祖がそんなこと言ったとか、言わなかったとかは関係ありません。自分で自分の身体をとおして実感し、納得し、体現し、人を説得できるものがあればそれはそれでいいのだと思います。
振子突ひとつにしても、ちゃんと深い意味まで細かく指導してくれる先生に教われば上達早いんじゃないかなと思います。