攻守当てさせ乱捕り

攻守当てさせ乱捕り(攻守当て止め乱捕りとも言う)
これはe研の明竜さん、真竜さんが考案したものです。

僕が今まで色々やった練習の中でも非常に有効だった練習方法の一つです。
たくさんの人に知ってもらいたいので、もう一度改めてご紹介したいと思います。

この練習方法を知ったのはe研がまだできる前、明竜さんの道場へお邪魔したときですからもう1年半ぐらい前です。
最初はフルコンみたいで変わった練習方法だなと思っただけでした。

でも、今ではこの練習のおかげで随分ヒントが得れて自分の拳法を変えるきっかけになったと思っています。
攻者側の練習方法としては似たようなことやっている支部、道場は多いでしょうが、ポイントは守者側の練習にもなるということです。


★攻守当てさせ乱捕りのやり方

※攻者、守者を決め、互いに拳サポ、足サポなどをつける。胴は基本的につけない。ローキック、ハイキックも有り。攻撃は自由。
※時間は適当に決めて1,2分で攻守交代してやりましょう。ウォーミングアップに最適です。

●攻者のポイント
・守者の顔面だけは寸止めしてあげる
・突き蹴りはゆっくり目で、リズムよく連攻し、攻撃の流れが途切れないよう心がける
・相対バランスを学ぶため、当身のときにしっかり体重を乗せる
・ローキック、ハイキック、後ろ蹴りなどいろいろ試す

●守者のポイント
・顔面だけ払って防御する以外はサンドバッグになって身体で相手の攻撃を受けてあげる
・ヒットポイントを意識するのでなく、相手の動き出し(攻撃線)を観ることだけを意識する(八方目)

※攻者は痛くない?大丈夫?と声かけてあげて相手のレベルにあわせて攻撃してあげましょう。
※守者はクネクネと過剰反応するのでなく、しっかりと叩かせてあげましょう。あまり下がらないように。



●攻者のメリット
@連攻がスムーズにでるようになる
この練習をすると自分の攻撃ネタがいかに少ないかが分かります。少林寺では上上、上中、上中逆蹴、上上廻し蹴りぐらいしか練習しないので、攻撃ボキャブラリーが非常に貧弱なのです。ローキック、ハイキックも織り交ぜてしっかりできるようになりましょう。慣れてくると一人でもシャドーがすごく上手くなります。連攻が自然とできるようになります。

A体重の乗った突き蹴りが身につく

実際に当てたことのない人はおかしな突き蹴りになりがちです。しかし、この攻守当てさせ乱捕りをした後に1人で基本突すればきっと正しい形に近づいているはず。生身の人間を叩くことで、体重の乗った突き蹴りを身につけることができます。

※慣れてきたら、遠めの間合いから入ってみたり、角度を変えて入ってみたり、相手の顔面パンチを警戒しながら入ってみたり、構えを色々と変えてもらったりと応用が利いて面白い練習ができると思います。


●守者のメリット
@相手の攻撃に対する恐怖心を減らすことができ、相手の動きがよく見えるようになる
過剰反応で一切叩かれては駄目だというのでなく、叩かせてあげてその起こりから終わりまでをじっくり観察することで心に余裕がでてきます。突き蹴りをくらっても結構平気なんだなというのがわかれば平常心になれます。平常心になれば視野が広がり、相手の身体全体がみえるようになってきます。

A当たった瞬間に筋肉を固める練習になる
実際に叩かれたことない人と、叩かれ慣れている人は受けるダメージも違うはず。自分は腹筋弱いなとかローキックって効くんだなとかそれだけでも随分と勉強になるはずです。当たった瞬間に筋肉を固める練習をしておけば、もしいざというときにくらってもダメージ少なくてすむはずです。

※慣れてきたら何回かに一度、相手の攻撃線が出た瞬間を捉えて間合いを外し、攻撃を止めてしまうとか色々これも応用ができると思います。


詳細はe研HPのこちらでチェック!


【最終更新日:2002年4月30日】