筋肉の連動

 僕は胴体力トレーニングをきっかけに身体操作について興味を持ち、あれこれ自分の身体で実験してきました。最近は「操体」を学ぶことにより、人間の身体の原理・原則が徐々にわかってきました。

「人間の筋肉はひとつのところが動けば、全体が連動して動くようになっている」
「人間は全身が連動して動くと大きな力が出る」
という人体構造的な原理・原則があります。

技がかからないときというのはその原理・原則に反したことをやっているということが多いです。頭で考えて不自然に「動かそうとする」から連動しないんです。
連動しないということは、筋肉がパーツパーツ、バラバラの動きしかしていないということです。

身体の一部分しか使えていないわけですから大きな力もでません。
「動かそうとする」のでなくて「動く」でないと駄目なわけです。

例えば、逆小手という技ひとつにしてもそうだと思います。手首関節を極めることにこだわり、手だけ腕だけでかけようとして相手がまったく崩れない、倒れないという場面がよくありますが、あれは身体の一部分しか使えていないということです。
上手い先生は「身体全体を使ってかけなさい」と言われますがまったくその通りやと思います。

人間が何気なくする日常の動作は全て筋肉が連動しています。
例えば、歩く、物をとる、振りかえる、あくびする、しゃがむなどなど。
その日常の動作をそのまま使うのが武道、武術なのではないかな?と最近思います。だから、日常の動作すべてが修行になるわけです。


一つ、面白い実験を紹介します。

練習中に発見した護身技です。(ある流派の柔術で既に技として存在するそうですが)
相手とすれ違い様に相手の手首を両手でふわりとつかみます。
そのまま相手を気にせずにスタスタと歩いていきます。
うまくいけば相手は抵抗できずに後ろへコロンと倒れてしまうはずです。
全身を使った技の応用です。面白いから是非お験しください(^○^)

【最終更新日2002年7月14日】