◆サイパン ビアンカツアー(2000年11月22〜25日)◆


 今回のツアーはPADIの日本本部に紹介された、ダイビングショップビアンカで申し込んだ。現地でホテルを経営されている日本人スタッフのいるショップである。海外旅行は実は大学時代にスペインに行って以来だった。グロットという超有名スポットに行きたいということでサイパンに決めたのだ。

 成田から海外へ行くのは初めてだったが、アッという間の3時間ほどで到着した。サイパンはもうクリスマスの飾り付けがされていた。日本は寒かったが、やはり常夏のサイパンは暑い!空港を出るとホテルビアンカのジェスさんが車で迎えに来てくれた。このおじさん信用して乗っていいのだろうか?と余計な心配をしていたら到着した。白い建物で海岸通りからすぐのところだ。サイパンの島の位置からすると、ちょっと町から離れた左下の方である。

 着いてすぐにインストラクターのマリさんに3店ほど案内されてウェットスーツを購入。200ドルほどだった。サイパンで買うと安いのである。



※ビアンカ前の海岸通りから撮影したサイパンの夕日




【23日】

@オブジャンビーチ


8月の沖縄以来のダイビングだった。Kさん夫婦と一緒に潜る。砂地のスポットで、帰りは流れが強いのでロープを伝ってこなければならない。初めての水中撮影で夢中になってしまう。今だ!と思ってシャッターを押してもタイミングがずれるのでなかなか思うように撮れない。




















※初めての水中写真。1本もぐった後、スノーケリングで魚を追っかけ回した。





















※一緒にもぐったKさん夫婦。右はツノダシ

◆印象に残った動物たち◆
・ガーデンイール・・・座間味でも見たウニョウニョと砂地から生えるように出ているアナゴの一種
・ツノダシ
・クロユリハゼ
・クロモンガラ
・ヒメジ



Aナフタン

午後からはボートで沖まで出た。船の移動で少し酔ってしまった。同じく船酔いで全く潜れない女の人がいて気の毒だった。
珊瑚の絶壁が見物だった。もっと下まで行きたかった。



Bディンプル


カスミチョウチョウウオで有名なスポット。餌付けされているので手をかざすだけでたくさん寄ってくる





24日】

C早朝グロット


ウミガメが見れるということで、4時半に起きて早朝のグロットへ行った。早朝でグロットに潜れるのはサイパンでもビアンカぐらいだそうだ。グロットいえば、有名な110段の階段があるのだが、真っ暗な中をタンク背負ってライト照らしながら降りていくのは怖かった。しかもザップンザップンと波が岩に押し寄せる音が聞こえるし、「おいおいホンマにこんなところに潜るのか?」とかなりびびってしまった。階段をおりたら、外洋へ繋がる入り口があり、池のようになっていてそこの真ん中にある大きな岩の上から飛び込むのである。波が荒くて非常に渡るタイミングが難しく、インストラクターのマリさんの逞しさと勇敢さには感心した。

何とか岩までたどり着いて勇んで飛び込んだら、ブシューと空気の漏れる音がするではないか!
ここでダイビングを始めて初めてパニック状態に陥った。これはやばい岸にもどらねば!と思って戻ろうとすると、マリさんが「戻ってこないで!流されるから奥へ行って!」と言うのであたふたしながら奥へと泳いだ。しばらくしてから、オクトパスから空気が出ているのに気づいた。なんと!オクトパスを下向きにすると簡単に空気が漏れるのが止まったのであった。ああ良かった良かった。しかし、講習で習ったようなこともパニックになればすぐに吹き飛んでしまうので、やはり経験と冷静さが大事だなと思った。

暗闇の海をライトで照らして潜るとウミガメがいた!素人目には5匹くらいしかわからなかったが、マリさんは10匹ぐらい見たそうだ。私が空気を漏らしたお陰で早めに上がることになってしまった。浮上するころには夜も明けて朝をグロットで迎えたのであった。





























※上がった後、グロットの入り口で記念撮影。世界最小のインストラクター=マリさん(真ん中)とKさん





Dディンプル

T夫妻と一緒にもぐって、水中写真を撮ってもらった。右の写真の通り、パンくずにカスミチョウチョウウオが群がってくる。顎の強い魚に指をガブッとかまれて血が出てしまった!バラクーダの群が8匹接近してきて間近でみれて圧巻だった。



























Eアイスクリーム

珊瑚礁がアイスクリームを盛ったような形をしているスポット。色んな種類の魚がいた。
噂のマダラトビエイは残念ながら見れなかった。



Fグロット



早朝では分からなかった景色がはっきりと分かり、こんなところを真っ暗な中歩いて下ったんだなと実感する。一緒にもぐったのは元インストラクターの夫婦だった。波がすごく荒くてザップンザップンしていた。エントリーすると、早朝と違って3つある洞窟の外から太陽の光が射し込んで非常に幻想的な世界が広がっていた。ブルーの光がカーテンのように降り注いでいて綺麗だった。これぞ、グロットが世界でも随一と言われるスポットたる所以であろう。真ん中の洞窟を通って外洋へ抜け、左から帰ってくるというコースだった。波があって透明度がそれほどよくなかったが、それでも満足の行くラストの一本となった。サイパンに来た目的は果たせた!目の肥えた元インストラクターの夫婦もここはすごい!と感動していた。ベテランの元インストラクターと一緒だから行ったのであって、初心者ならば他のスポットにしていたとマリさんは言っていた。後から来た他のショップの人達は階段の上から波が白くたっているのを見て「今日はやめとこう」とどんどん他のスポットへ移動していた。






【番外編】

 サイパンの町、ガラパンにはインチキくさいお店が揃っている、「つぼマッサージ」「大人のおもちゃ」etc。すべてパチモン臭い町だ。観光客目当ての呼び込みがいっぱいで売春婦も夜になるとあちこちに出てくるそうだ。文化のない町という感じがした。観光客はほとんどが日本人だから、英会話をしたのは海岸線を散歩しているときに出会った、自称元ボクシングチャンピオンのガラパンのポリスマンと名乗る人とだけだった。

 晩ご飯は、毎晩ホテルに泊まっているお客さんとインストラクターのマリさん、シンさんと一緒に食べた。最終日前の香港レストランの四川シャプシャプはめちゃ辛くて次の日はお腹の調子が悪かった。(なぜかしゃぶしゃぶをシャプシャプと書いてある)ここのお店のリリアンという小さな女の子がダンスを披露してくれた。











※香港レストランで記念撮影。真ん中の子がリリアン。

 常夏の国サイパンだが、沖縄と違って良いのは蚊がほとんどいないこと。沖縄よりも安上がりなこと。一日にがんばれば6本も潜れてしまうということである。(沖縄では3本がいいところ)追加ダイビング代も考慮しておかねばならないが。

 色々とあったが、ホテルビアンカには会長を始め、皆本当に良くしてくれて助かった。特にマリさん(あの小さい体のどこにそんなエネルギーが!?)とシンさん(また色々と東京のことをまた教えてほしい)には。またサイパンへ行くときはここを利用したいと思う。