| 11月15日に近い日曜(5年毎)/栃木県栃木市 |
| 巴波川の舟運によって見世蔵や土蔵が軒をつらねて、北関東屈指の物資集散地として盛況をきわめた江戸・明治期に人形山車を江戸より購入、同時期に宇都宮より諌鼓鶏の山車が購入され、神武祭典の際に曳かれたのが始まり。その後見事な彫刻と金糸銀糸の刺繍をほどこした人形山車が次々に造られた。昭和36年の市制施行25周年より、5年に一度、各町内の所有する絢爛豪華な山車の数々が大通りへと繰り出し、市内を練り歩く。96年は市政60周年奉祝行事として行われた。 |
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| 最前は倭町三丁目、静御前の山車。明治7年に東京日本橋の伊勢町・小田原町・瀬戸物町の山車を購入したもので、江戸の天下祭りであった山王祭で9番目に曳かれた。 | ||||
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| 万町一丁目の山車人形 山車は現在8台、そのうち6台が栃木県より有形民俗文化財の指定を受けている。万町1丁目の山車は天照大神の人形を飾っているが、96年の祭りで103年ぶりに本来の劉備玄徳の人形が飾られた。これは明治中期に起こった日清戦争において敵国の武将を掲げることを憚り、103年間、蔵に眠っていたもの。 |
倭町二丁目の山車内部 内から見ると、江戸型山車の高欄の構造がよくわかる。倭町二丁目の山車は明治26年の製作で、人形は原舟月作の神武天皇。県指定有形民俗文化財。 |
万町二丁目の山車 これも県の有形民俗文化財。人形は関羽雲長で、明治26年、日本橋の人形師三代目法橋原秀月の作。山車はほとんどが3輪で、台輪を持ち上げ方向転換する。 夕方、提灯に灯がともされ、ライトアップにより人形の勇姿が浮かび上がる。 |
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| 万町三丁目の山車 人形は原舟月作の素盞鳴尊。張飛翼徳もある。明治26年製作。 |
泉町の山車 諌鼓鶏の山車。文久3年製作、明治7年頃に宇都宮から購入。 |
大町の山車 嘉永年間製作。人形は弁慶。 |
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| 室町の山車 明治38年頃製作。人形は大沢銀之丞作の桃太郎。県指定有形民俗文化財。 |
夜の曳き廻し 山車は3層から垂らした提灯を揺らしながらゆったりと進む。すれ違い様、山車どうしの囃子の競演があり、引き手は弓張り提灯を掲げ盛り上がる。祭りのクライマックス。「これが終われば、しばらくは寂しくなるなあ」5年という歳月はちょっと長い‥‥と感じてしまう瞬間である。 |
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