ソルジャー
基地案内

We're doing some research on Kenjiro. Won't you join us ?
▼ 初代ソルジャーでございます。



ようこそ!ヘヴィメタルソルジャー基地へ!

ようこそ!研次郎さんファンの、ファンによる、ファンの為の「重鋼音戦士 研次郎」、
もちろん、ヘヴィメタルソルジャー研次郎と読んで、略してヘビ研へ!
管理人の、みちのく戦隊フクシマンこと蘭(らん)です。

ヘビ研は、前身のHP「研次郎研究会」の改訂版です。
管理人の諸事情のため、一度は閉鎖してしまった研研ですが、
意外にも好評を頂き、
かつ、管理人がどうしても研次郎さんオンリーコーナーを持ちたかったので(笑)、
いつかは復活させたいと願っておりました。
決して、研次郎さんにこんな格好をさせたかったから、ではありません。
そして2002年6月15日、研次郎さんのお誕生日に合わせて再登場です。

当ページは、蘭による私設応援サイトです。
研次郎さん御本人、及びカリガリ等関係各位の活動とは一切関係ございません。



ヘヴィメタルソルジャー伝説
作:妄想ゴーストライター蘭

199×年。世紀末の日本。
無気力、無感動の若者達、現実と仮想の区別がつかない子供達、
公私混同によって私腹を肥やす大人達、恥じらいと慎みを忘れた女性達・・・
明らかに、この国は病魔に巣食われていた。

「一体、この国はどうなってしまったんだ・・・
 明るい未来も希望もなくなってしまったのか・・・?」

ここに、この国の未来を案ずる1人の若者がいた。名を村井研次郎という。
とある大学で化学を学び、研究員を志す、ごく普通の青年であった。

「いくら研究を重ねても、人の精神を治療する薬なんて未知の領域だ。
 くそっ!自分の研究では、どうする事もできないのか?」

村井青年が無力感にさいなまれている、その時であった。
ボボボボボボ・・・・
地鳴りのような轟き(ベース音)が鳴り響いたかと思うと、
村井青年の前に、戦闘服をまとった1人の壮年が現れた。

「あ、あなたは!?」

「やぁ。私の名はMASAKING(マサキング)。アニメタル星からやってきた。
 安心したまえ、君の仲間だ。」

そう、彼こそ、くどいようだがエクレアとシュークリームを混同しているヘヴィメタル界の雄、
アニメタル星の王・MASAKINGその人であった。

「君も、この国の住人はおかしいと思うだろう?
 彼らは自分自身が病にかかっていることすら気付かないんだ。
 だから我々は、君のように異変に気付いている人間を探していたんだよ。
 彼らに影響されない君こそ、この荒廃した日本を、彼らを救う戦士なんだ!」

「ちょ、ちょっと待って下さい!
 私は、まだ研究者の見習いでしかないんですよ?
 そんな大それた事、私の力ではとても無理です!
 それに、先日、実験室から火を出してしまったので始末書を書かなければなりませんし、
 まだ途中の研究もありますし、とてもそんな時間は・・・」

突然の展開で動揺を隠せない村井青年に、MASAKINGは語りかけた。

「君も見ただろう?すさんでしまった人々を。
 君は、彼らやこの国の未来を案じていたんじゃないのかい?
 なあに、始末書の1枚や2枚、私が君の代わりに書き上げてやるさ!
 何を不安に思う事があるんだい!?」

「いや、あなたが始末書を書くのかと思うとしんぱ・・・
 いえ、私には、人々の心の病を治療するような薬を作る力はありません。
 私に、一体何ができるというんですか!?」

「君は、何でも、薬や化学の力で解決できるとは思ってやしないかい?
 肉体的な病気は薬で治せても、精神的な病気は違うんだ。
 心の病気の薬は、心に直接語りかけるもの、つまり音楽だ!
 人の心を激しく揺さぶる音楽、それはヘヴィメタルだ!
 君には、メタルを愛する心という、最大の武器があるだろう!?」

「ヘヴィ・・・メタル・・・」

「そう。君は、熱いヘヴィメタル魂(ソウル)を持っている。
 君の熱い魂と、熱いヘヴィメタルのメロディが合わされば、
 灰と化してしまった人々の心に、再び火を点ける事ができるんだ!」

ピシャーン!
絶妙なタイミングで雷鳴が轟き、
その稲光は村井青年の迷いを断ち切った。

「そうか!ヘヴィメタル!
 この激しいメロディなら、人の心を動かす事ができるかもしれませんね!」

「ああ!君こそ、この国を救うヘヴィメタル戦士、
 ヘヴィメタルソルジャー研次郎なんだ!」

するとMASAKINGは、村井青年に1本のベースを手渡した。
それは、形こそ鋭く攻撃的であったが、
ボディはまるで森林を思わせる深緑をたたえ、見る者の心を安らかにした。

「これは・・・?」

「ヘヴィメタルソルジャー研次郎ベース。
 ESPに頼んで、変身機能を内蔵してもらった特注品だ。」

「甘栗が出てくるんですか?」

「それは天津だ!そうではない!変身だ!
 このベースを装備すると、ヘヴィメタルソルジャーに変身できるのだ。
 さぁ、肩にかけてみたまえ!」

村井青年は、言われるままにソルジャーベースを肩にかけ、
お気に入りのフレーズで軽く指慣らしを始めた。
ボーンボボーンボボーン・・・森林を思わせるのはボディの色だけではなく、
音色もまた、静寂に低く響く、木々の鼓動のようであった。

村井青年が、触れた事のない音色に耳を傾けている、その瞬間、

カッ!

辺りに閃光が走ったかと思うと、ソルジャーベースがパリパリと帯電を始め、
電流は、あたかも大蛇か昇竜か、ネック部分を伝い覆った。

「うわっ!な、なんだ!?」

きらめく閃光!ほとばしる電流!巻き上がる突風!渦巻く煙!
噴き出すCO2!撃ち上がる3連発特攻!ちょっとやり過ぎじゃないか?MASAKING!

「こっ、これは・・・」

「ゲホンゲホン(←煙)
 そう、今の君の姿こそ、ヘヴィメタルソルジャーの真の姿!」

辺りに静寂が戻ると、そこには、変身した村井青年の姿があった。

「・・・コレ、衣装間違ってますよね?」

「うむ。すまん。発注ミスだ。それはアニメタルレディーの衣装だ。
 君のはこっちだ。さぁ、受け取れ!」

村井青年は、MASAKINGに渡されたボストンバッグを開く。
中には、不思議な素材で作られたソルジャースーツ一式が入っていた。
それは、村井青年の研究と知識をもってしても、初めて出会う素材であった。

「このスーツは、君のヘヴィメタル魂の振動を感じ取って増幅させ、
 君を守る、音の防護壁を作る事ができるんだ。
 ソルジャーベースと共に、君の片腕になってくれるだろう。
 尚、クリーニングに出す時は、飾りボタンはあらかじめ外してから出すようにな。」(切実)

「これが・・・ヘヴィメタルソルジャー・・・。
 私に与えられた使命なんですね?」

村井青年の瞳に強い意志を感じたMASAKINGは、大きく頷いた。

「戦いは、孤独で果てしない、辛いものになるだろう。
 しかし、君の志は必ず報われるはずだ。
 ・・・おっと、どうやら私にも時間が来たようだ。私は、3分半しか地球にいられないのでな。」

ピコーン、ピコーン・・・
MASAKINGの胸のキッチンタイマーが鳴り響き、別れの時を告げた。

「私が君に再び会う時は、君が使命を達成した時だ。
 人々に熱いヘヴィメタル魂が宿る日を、楽しみにしているぞ!
 では、さらばだ!また会おう!駐輪場はこっちでいいんだな?」

「正面玄関から出て右手です!
 ありがとうMASAKINGさん!やってみます!
 人々の心を、ヘヴィメタルで目覚めさせてみせます!
 アニメタル星から、見ていて下さいね!
 あ、始末書はA4用紙で、今月の25日まで宜しくお願いします!」

こうして村井青年に、研究生として日常を送る傍ら、
ヘヴィメタルソルジャーとして、人々の心に巣食う病魔と戦う日々が始まったのだった。

それから数年後。世界は新世紀を迎えた。
しかし、相変わらず日本は、灰殻、殺伐、敗訴、絶惨であり、
MASAKINGと村井青年の再会は、当分先になりそうな様相を呈していた。

研究生だった村井青年は、自分がヘヴィメタルソルジャーである事を悟られないよう、
現在、どこかのバンドでベーシストとして活躍しているらしいが、その消息は定かではない。
しかし、あるバンドのベーシストが使用しているベースに、
「ヘヴィメタルソルジャー」という名が付けられているのは、
果たして偶然の一致なのだろうか。



・・・芥川賞は頂いた。
やっぱ、書かなきゃダメ?こんなもん、フィクションに決まってるやん!(笑)



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