中国はひたすら大きい国です。その大きい国の中に、都市が散らばって存在します。そのため、各都市間の移動は列車で移動するのが基本ですが遠いところへ行くとなると、なんと3泊も4泊もしたりすることもあります。上海−北京間でだいたい11時間少しといったとこだったような・・・。
でも、中国において列車に乗るというのはそうなまやさしい事ではありません。下手をすると、列車に乗った時間より切符を取るのにかかる時間の方が長かったという事にもなりかねない恐ろしい国なのです。
しかも、我々外国人にとってはもう一つ問題があります。中国には外国人料金というものがあり、人民の2倍の料金を払わねばなりません(98年現在は廃止)。それを避けたいがために、人民に紛れ込んで長い列を待つチャレンジャーも多いです。でも、中国語の発音ができなくて、あっという間に見抜かれて外国人用切符売場にご招待、という事の方が多いです。ひまなら十分やる価値はあります。
旅行社に頼めば手数料を取られるけど、簡単に切符が手に入ります。それでも硬臥は無理ですけど。中国の列車の座席には4種類あって、硬座→硬臥→軟座→軟臥というふうに高くなります。
硬座 人民の基本。木製の上にほとんど背もたれが直角の椅子、これが硬座の基本的なスタイル。日本人には非常にきついです。席すらない無座、というものもあります(こっちが基本かな)。
硬臥 人民に加えて、旅行者の基本でもあります。3段組のベッドは少しせまいですけど、クーラーも効いていて快適。だれか旅行者や中国人と仲良くなろうと思ったらとにかくこれに限ります。きれいな毛布と枕がついています。ただ、これの切符はそのリーズナブルさからみんな欲しがるので、取るのは大変です。値段は硬座の倍くらいします。
軟座 一般の人民はあまり利用しません。新幹線の座席とほぼ同じようなものです。近距離区間用にしかない車両で、1泊するような列車にはほとんどありません。レア車両ってとこでしょうか。
軟臥 最高の座席です。4人用の個室には、クーラーが効いていてお茶が用意してあり、食事どきにはメイドさんが呼びに来る、って具合です。軟臥以下の切符では、この車両に入る事さえ許されません。その分料金も硬臥の倍以上します。
軟臥
上海から北京へ行くときに乗りました。これしか切符が無かったんです。最高料金だけあって快適そのものでした。
晩御飯は500円くらいで、中華のフルコースが出ました。日本でこんなのに乗ったらいくら取られることやら。
硬臥 上・中段
身長196cmもあるショーンさんには少しつらそうです。ところで、硬臥には夕方と夜中に売り子がやってきます。夕方は怪しげなお弁当。米とおかず。夜にはラーメン(なんとパックに入れてくれる)とあずきがゆ。あずきがゆはなんか知らないけどむちゃくちゃ美味しく感じます。 ・・・でも、売りこさんは1度しか通らなかったりするので、トイレにでも行っていると悲惨な事になりかねないです。(誰かが何か恵んでくれるでしょうけど。) |
硬臥 中・下段
硬臥でどの段を選ぶか、ということですが、寝るとき以外はやはり下にいる事が多いので、下段が便利です。もし、そうできなかったらどうでしょう?答えは下段の人と友達になってしまう、です。仮に自分が一番下になったときでも、他の人も遠慮無しに座ってくるからあまり気を使っても仕方ないですし。まあ、寝るだけなら上段が一番良いかもしれないですけど。 |