poem.htm

 

 

<羽根>

1枚

また1枚と

白い羽根を

もぎ取られ

飛べなくなってしまうのなら

自らの手で

この身を引き裂き

消し去ってしまいたい

再び生をうけたなら

黒い羽根を身にまとい

心の闇に

生きて行きたい

この世に楽園はない

あるのは幻影

そして空虚

 


<闇の森>

水鏡をのぞく

そこにうつるのは誰?

もう1人の自分

本当の自分

鏡の中に

手をのばす

腕をつかまれ

息をのむ

もどりたいなら

壊せばいい

冷たい手を

ふりほどけばいい

時の階段に

足を踏みいれたなら

水面がゆれて

輪廻する