高木正次
 明治時代の法学家・歴史家。
 幕府旗本高木氏(主水正家)出身。高木氏は河内国丹南郡丹南を領し、代々幕府大番頭を務める名門であり、明治維新に際しては一万石に高直しされて大名に列せられた。
 正次は当時農商務大臣であった榎本武揚の元で書生として勉学を積み、京大を卒業して法学者となった。
 勉強熱心で成績も優秀であったが性格は茫洋としており、何故か松平太郎を気に入って押し掛け養子となり、松平太郎正親を名乗った。
 晩年、自身の知識と義父の口述を纏めて「江戸時代制度の研究 上巻」を記した。この書物は江戸時代の制度を纏めた良質の資料でああった。下巻の原稿も出来上がっていたといわれているが、何故か出版される事は無く、原稿も散逸して現存しないと言われている。