『大江戸曲者列伝 太平の巻』
2006.01.20.新潮社刊、新潮新書所収。著:野口武彦。
| 概要── 歴史の表舞台には、主に悪役──それも、田沼や吉良みたいに左翼による再評価も無く、小悪党程度の扱いしか受けない本当の「悪役」──として登場する江戸時代の人物達の素顔を描いた歴史教養書。 |
うーん、矢張り野口先生は『新選組の遠景』みたいな取り澄ましたお行儀の良い本より、こういうゴシップめいた本を書いてた方が生き生きしてるように感じられます。登場する人物も、浅野内匠頭を抱き止めた梶川与惣兵衛、艶福宰相阿部正弘、粋な寺社奉行安藤信正等45名と多岐に亘り、非常に面白かったです。幕末ファンならずとも「買い」の一冊かと。