高久 半之助
 百俵取旗本で、元は御天守番。講武所剣術世話心得を務め、文久三年に十四代将軍徳川家茂の上洛の際、警備の為に随行した。
 元治元年二月、二条城において剣術を上覧。当時弱冠二十三歳でありながら、家茂より刀の下緒を下賜される程の武芸名誉の士であった。
 同年五月十五日、同じく講武所教授の速水又四郎共々見廻組与頭勤方にスカウトされた。
 同年七月十九日、見廻組として禁門の変に参加。九条河原で金剛隊と交戦、金剛隊の旗手荒瀬千代熊(周防国佐波郡島地の妙誓寺の次男。享年二十三歳)を槍で討ち取った。