
沖縄の伝説
ず〜と昔、古宇利(こうり)島という小さな島に、男の子と女の子が二人だけあらわれた。二人は丸裸のままではずかしいとも思わずにいた。
二人は、毎日、天から降ってくる餅を拾って食べのんびりと暮らしていた。天からは毎日決まった時間に餅が降ってくる。だから二人は働かずにいた。やがて、知恵がすすんできて、食べ残しの餅をちゃんと取っておくというくせがついてきた。神様はそれが気にいらず、餅を降らすのをやめてしまった。さぁ、二人はびっくり、大慌てで天を仰いで、神様にお願いした。
・・・・・たうたうまえ、さりたうたうまえ(お月様、もしお月様)、大餅やと餅おたべめしょうれ(おおきな餅、太い餅を下さいませ)、うまぐる(うまぐる=さざえのような貝の一種。)拾うておしゃげやべら(拾って差し上げます)
と歌ったのだが、餅は二度と降ってこなかった。しかたなく、二人は毎日一生懸命に働くようになり、うまぐるを拾ってそれを毎日の糧とした。
この二人が沖縄人の先祖になったといわれている。
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