私が読んだミステリーの感想・記憶に留めておく為の雑文などです。
オススメ度は★★★★★が満点です、あくまで個人的な好みなのです。
・・・1点、・・・0.5点です。






2005.9.4
387「灰色の北壁」真保 裕一 (講談社)
オススメ度★★★★
山岳ミステリ3編を収録した中編集。
収録作品は「黒部の羆」「灰色の北壁」「雪の慰霊碑」。
表題作も良いけどミステリ的には「黒部の羆」を推す。
ラストでもう一度はじめを確認させられてしまう・・・上手い。


『もう山は懲りたなんて言わないでくれよ。君らにはこの体験を後輩に語り継いでいく
 義務がある。わたしと同じように、ね』


2005.9.4
386「地獄のババぬき」上甲 宣之 (宝島社)
オススメ度★★★☆
バスジャック事件が起きる。
犯人はバス内にTVカメラを入れて全国に生放送することを要求。
元・放送作家の犯人の目的は歴代視聴率NO.1にすることと賭博王の名を手に入れること。
バスの中では乗客同士が命を賭けて「ババぬき」をする。
最後に負けた一人が犯人と共に自爆するというルールで。
バスの中の乗客には世界中から指名手配を受ける大泥棒の2人組。
人の嘘を見抜く能力を持つ少女。
不死身の殺人鬼、心理学に詳しい女子大生など、心理合戦には
うってつけのメンバーが揃っていた。


『自分で、そうやって先に壁作ってるんだよ。それって、周りにも分かるんだよ』

2005.8.23
385「幽霊人命救助隊」高野 和明 (文藝春秋)
オススメ度★★★★
天国に行けない4人の自殺者。
神様が4人に指令を出す「7週間で100人の自殺者を救え」と。
それが達成できれば晴れて天国に行くことが出来る。
・・・というSF的なミステリ。
自殺者しそうな人を救助しているうちに4人は自分の『命』を自分で絶ったことを
後悔する、が後悔しても生き返ることは出来ない、ならば自殺者を減らそうと
バラバラだった4人のチームは結束していく。
100人目の救助対象者は自分が命を絶ったことで家族崩壊してしまいそうな
自分の父親だった・・・。


『未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである』

2005.8.16
384「サウスポー・キラー」水原 秀策 (宝島社)
オススメ度★★★☆
有名大学卒のプロ野球選手・沢村に八百長疑惑の罠に嵌められる。
沢村の所属するチームは国民的な人気チーム。
自分の疑惑は自分で晴らすと沢村は独自で調査を開始する。
調査を進めるにつれ過去に明らかに奇妙なトレード複数あり
トレードに出されたのは全てサウスポーの投手だったことが判明する。


『演技はやめないでほしかったな、カットの声がかかるまでは』
第3回 このミス大賞受賞作品

2005.6.9
383「ネジソギラジカル 中」西尾 維新 (講談社ノベルズ)
オススメ度★★★★
『あとがき』にある通り空回りの連続。
初めのバトルと終わりのバトルだけが見どころ。
それでも終わりのバトルに登場する久々のキャラには ついに登場か・・・,と唸ってしまう。


『零崎人識は生きている』

2005.3.21
382「時の誘拐」芦辺 拓 (講談社文庫)
オススメ度★★★★
弁護士・森江春策シリーズ。
府知事候補の15歳の娘が誘拐された。
誘拐犯たちは身代金2億円を要求し、受け渡し相手に、府知事とは全く認識の無い
相手を指名する。
考え抜いた計画で警察を騙し身代金を奪った犯人。
警察は、その受け渡し相手を犯人とグルと判断し半ば強引に逮捕する。
物語は半世紀前に起こった連続殺人事件と前後して語られる。


『僕がついていながら、こんなことになったのはお恥ずかしい限りです。
 僕にもう少し力がありさえすれば…』


2005.3.14
381「パーフェクト・プラン」柳原 慧 (宝島社文庫)
オススメ度★★★★
母親に虐待されている子供を誘拐する。
誘拐犯たちの目標は身代金0、せしめる金は5億円。
誘拐された子供の父親は自分が設立した株関係の会社が危うい状態で、それどころではなかった・・・。
誘拐犯たちは息子の安全を保障し、尚且つ、株に関する有益な情報までもたらしてくれた。
倒産寸前の自分の会社を救う為にその情報を信じ株を買い漁ることにする。
だが、途中でインターネットを通じて見知らぬ第3者が介在してきて
完璧に思えた誘拐犯たちの計画の邪魔をする。

『おれは、いやなことや悲しいことは、ぜんぶ河に流すことにしてるんだ。
 これまでも、ずっとそうやって生きてきたんだ』

第2回 このミス大賞受賞作品

2005.3.13
380「火の粉」雫井 脩介 (幻冬舎文庫)
オススメ度★★★★
裁判官・梶間勲はそれまで自供により死刑でもおかしくない被告人・武内を証拠不充分ということで
無罪の判決を下す。
理由は被告人の背中の打撲痕が被告人自身では偽装するにはあまりに深すぎるということ。
その後裁判官・梶間勲は裁判官を辞め1軒家を購入し息子夫婦とその娘、彼の母と平和な日々を過ごす。
ところがある日隣家に無罪を言い渡した男・武内が引っ越してくる。
引っ越してきた本人は偶然というが、その日を堺に梶間家の家庭が少しづつ崩壊しはじめる。
武内の異常な性格に気づいた息子の嫁・雪見は家族に武内に異常性を訴えるが誰も信じてくれない。
しばらくしてようやく義父である元裁判官・梶間勲も武内の異常性に気づくのだが・・・。
最近読んだ東野圭吾の「さまよう刃」と共に日本の法律について考えさせらる作品。


『あの、裁判官に必要な資質というのは何でしょうか?』

2005.3.12
379「花嫁のさけび」泡坂 妻夫 (ハルキ文庫)
オススメ度★★★★
有名タレント・早馬と結婚したごく普通の女性・伊津子。
早馬は過去に一度結婚していてその時の妻・貴緒は密室状態の部屋で謎の死を遂げていた。
貴緒は誰でも絶賛する完璧な女性。
貴緒は部屋に入る前に蛇を持っていたと家政婦が証言。
だがその蛇は部屋から発見されなかった・・・。


『いいの……生きていれば、どんなことをされてもいいの……欺されたって、殺されたって、
 わたしは幸せです』


2005.3.5
378「さまよう刃」東野 圭吾 (朝日新聞社)
オススメ度★★★★
長峰は妻を亡くし男手ひとつで育ててきた一人娘をレイプされ殺されてしまう。
ある告発者からの連絡で彼は犯人達が使用していたアパートの場所を知りそこに行く。
だがその部屋には犯人達が今までに犯してきたレイプを自分たちで撮影したビデオがあった。
そこで長峰は自分の娘がレイプされているのを見てしまった…。
犯人達は日本の法律により少年という理由だけで警察に捕まっても
数年もすれば又、社会に復帰できてしまう。
長峰は先ず、その部屋に戻ってきた少年をその場で殺害し、警察に宛て
”殺したのは自分で、復讐の為にもう一人も殺した後に自首する”という手紙を送る。
少年という理由だけで人を殺しても大した罪にならない日本の法律が本当に正しいのか?


『私も以前はあなたと同じ考えだった。だけどこうなってはじめて思い知ったんです。
 法律は人間の弱さを理解していない,と』


2005.2.28
377「千年岳の殺人鬼」黒田研二 二階堂黎人(カッパノベルズ)
オススメ度★★★☆
都内で発生する連続ホテトル嬢殺人事件。
キラーXという人気キャラのグッズが現場に残されていた。
それを追う刑事たちだが、どうしても犯人の逃げ方が解からない・・・。
一方、千年岳のスキー場では【ワームホイール】なる現象が話題になる。
その空間に入るとタイムスリップしてしまうという超常現象。
オーストラリアの日本語学校の仲間15人が2チームに分かれて
日本旅行を楽しむがスキーを選択したチームは一人の仲間の意志により
ワームホイールが発生するという場所に導かれる。
そこから幕を開ける連続殺人。


『ところで、お姉さんたち。キラーXは好きですか?』

2005.2.28
376「各務原氏の逆説 見えない人影」氷川 透(徳間ノベルズ)
オススメ度★★★☆
オタクの兄からスポーツに関する情報をいろいろと聞かされて
サッカーに関することもいつの間にか覚えてしまた、女子高生が
半ば強引にマネージャーに勧誘されてしまう。
その直後、サッカー部のエースストライカーが殺された。
目撃者の情報によると犯人は左足でボールを蹴って被害者の頭に
ボールをぶつけ失神させたらしい。
左足でそれだけ正確なフリーキックを打てるのは部員の中では
一人しかいない・・・
あたりさわりのない作品のよーな気はするけど最後の一言
にはドキリ。

『そんなこと、自分にだってよくわからない』

2005.2.27
375「共犯マジック」北森 鴻(徳間文庫)
オススメ度★★★★
1冊の占いの本。
その本の予言は「悪い」予言しかしないということと必ず当たる
ということで話題になり、自殺者まで出す社会的現象になる。
発売禁止となったその本だが地方都市の書店で眠っていた在庫、数冊が
店頭に並んでしまう、それを買い求めた客たちのそれぞれの人生を連作短編で
描きつつ、最後に日本の犯罪史上に残る事件に繋がってゆく。

『さよなら、神様』

2005.2.26
374「古傷」東 直己(光文社文庫)
オススメ度★★★☆
法間探偵事務所の社長、法間に町の大企業の会長から依頼が舞いこむ。
表面上の依頼は「会社内の機密事項が流出」しているから調査して欲しい
というものだったが会長は裏で本当の依頼を法間にする。

『光栄で御座います!』

2005.2.20
373「生贄を抱く夜」西澤 保彦(講談社ノベルズ)
オススメ度★★★☆
チョーモンインシリーズの番外編的短編集。
7編からなる作品でタイトル作が中編でそれ以外は短編。

『恋こそすべての原動力ですわっ』

2005.2.12
372「黒冷水」羽田 圭介(河出書房新社)
オススメ度★★★☆
兄弟の憎しみ合い。
弟は兄が留守の間に兄の部屋に忍び込み部屋中を漁る。
兄はカウンセリングを受け一旦は弟への憎しみは消えたかに思えたが
「黒冷水」は心臓に開いた穴からジワジワと侵食してゆく。
ダイブ前から弟の部屋あさりに気づいていた兄は罠を仕掛ける。
どうしても消えない憎しみ。

『なにがあっても……なにが待ち構えていようと、俺は弟を守る』
第40回 文藝賞受賞作品

2005.2.12
371「フォックスの死劇」霞 流一(角川文庫)
オススメ度★★★☆
探偵・紅門シーリーズの1作目。
映画監督が他界する前に残した「ハモノハラ」という謎の言葉。
その言葉をきっかけに起こる連続バラバラ殺人事件。
どれもよく考えると「狐」の見立て殺人だった。

『思えるときに思うのが、人が幸せになるコツだそうです』

2005.2.11
370「Fake」五十嵐 貴久(幻冬舎)
オススメ度★★★★☆
宮本調査事務所の所長・宮本(所員は宮本一人)はある親から息子を東京芸大に
合格させて欲しいという依頼を受ける。
その息子は実技の才能は1流だが他の科目は全く出来ない。
1年前に叔父の息子を完璧なカンニングで合格させたということを
依頼してきた男は知っていたのだ。
依頼を受けて前回のカンニングでのパートナー、親友の娘・加奈(現役東大生)を
呼び寄せ、完璧なカンニング計画は成功するはずだったが失敗する。
依頼してきた親が実は偽物で本当の親を落としいれる為の罠だった・・・。
宮本は職を変えざるをえなくなり、加奈は東大を退学、その親は議員を辞職。
復讐する為に10億円を賭けたポーカー対決を仕掛ける。

『そういうわけだ。わたしらはゲームには負けたかもしれん。だが勝負には勝ったのだ』
2005年度 このミステリーがすごい第17位作品

2005.2.10
369「ネコソギラジカル 上 十三階段」西尾 維新(講談社ノベルズ)
オススメ度★★★★
前作の続編的作品でありシーリーズの最終章の上巻。
前作で主人公いーちゃんが告白した相手・浅野みいこが13階段の一人、奇野頼知の
正体不明の毒によって意識不明。
解毒剤を手に入れる為に13階段が待っているという澄百合学園に向かう。
いーちゃん郡は、人類最強・哀川潤と同じアパートの住人、死神・石凪萌太郎、闇口崩子
の4人と思いきや、意外な人物が加勢してくれる。
まあ、とにかくこの物語は始まったばかり。

『かなりじゃない。最強の次に,強いんだ』

2005.2.6
368「イニシエーション・ラブ」乾 くるみ(原書房)
オススメ度★★★☆
合コンで知り合った大学生の鈴木夕樹と歯科衛生士の成岡繭子。
恋人になってゆく二人だが、鈴木は就職に為、二人の間に距離が出来てしまう。
最後の一言がオチだと思うんだけどイマイチ解からなかった・・・・。

帯の「衝撃保証−きっとあなたは2度読むことになる」
↑読まない。

『イニシエーション……通過儀礼ってこと?』
2005年度 このミステリーがすごい第12位作品

2005.2.5
367「灰夜 新宿鮫Z」大沢 在昌(光文社文庫)
オススメ度★★★☆
宮本という同期の7回忌に呼ばれた鮫島。
その自殺した宮本は鮫島同様キャリア組で将来を嘱望されていたが、自殺する。
自殺してから数日後に宮本から鮫島宛に届いた1通の封筒。
その中身が鮫島をエリートコースから脱線させるきっかけになっている。
で、7回忌で宮本の友人と知り合いになり、事件に巻き込まれてゆく。
警察手帳を奪われ、完全に個人として戦う鮫島。


『信じないだろうがここにいる。私はひとりの人間として、かかわっているだけだ』

2005.2.2
366「子供は遠くに行った」乙 一(講談社・ファウストVOL.4に収録)
オススメ度★★★☆
乙一得意の切ない系、但しショートショート。
母親宛ての1通の手紙、その手紙の内容で二人姉妹の姉が他界していることが解かる。
で、2通目、3通目で姉が他界した理由が解かることになる。
彼氏が東京に上京する、姉は東京で彼に新しい彼女が出来たのが不安で上京する。
彼氏の観察を始める姉だが意外な真実が解かってしまう・・・。

何だかやりきれない気持ちになる作品、タイトルの「子供は遠くに行った」には
2重の重さがある。


『私もあなたを好きでした。それを覚えていてください』

2005.1.31
365「陽だまりの迷宮」青井 夏海(ハルキ文庫)
オススメ度★★★★
両親を亡くした2男、9女・11人の子供たち。
両親の散骨の儀式後、ちょうど1年後、それぞれ全く違う生活をしている
11人が稲村ケ崎の岬の公園に集合することになる。
約束の時間に到着したのは末っ子の生夫(サラリーマン)と
上から7番目の茅弥(独り暮らしの生活アドバイザー)二人だけ。
他の兄弟を待つ間に、生夫が子供のころ不思議に思っていたことを
下宿していたヨモギさんが回答を出す。という回想連作短編を3編収録。
最後には今までの回想がキチンとひっくり返る、おまけ付き。
たぶんデビュー作よりいいかもしれない、これ。

『黙ってるんだぞ、今の話は。こういうことは、本人が言わない限り
 言っちゃいけないものなんだ。わかったな』


2005.1.30
364「方舟は冬の国へ」西澤 保彦(カッパノベルズ)
オススメ度★★★★
十(ツナシ)和人は地元の1流企業を退職してハローワーク通いをしていた。
その帰り道、一人の男から仕事を依頼される。
内容は1ヶ月間とある別荘に滞在して欲しいという奇妙なもの。
法外な報酬に釣られ仕事を引き受けることにするが
別荘で暮らすのは彼だけではなかった。
家族として全然知らない女性と夫婦を装い、全然知らない少女と過ごす
ことになる。(妻と娘も報酬を受けている赤の他人)
しかも事前になってその別荘のありとあらゆるところに
監視カメラや盗聴器が仕掛けられ彼らの生活振りが監視されているという・・・。
仕事を依頼した側の目的は一体何なのか?

『いつかは終わる、か。でもおれたち、少なくともいまは夏休みなんだ』

2005.1.24
363「芙路魅」積木 鏡介(講談社ノベルズ)
オススメ度★★★★
ホラー小説だと思う。
芙路魅の父親が連続小学生殺人事件の犯人として拘留される
拘留中に妻から差し入れされた弁当に毒が入っていて父親は死亡。
その妻も自ら毒を飲み自殺したかに思えたのだが・・・・。
本当の真相は意外なところに。

『怪物!!怪物!!』

2005.1.23
362「牛乳アンタッチャブル」戸梶 圭太(双葉文庫)
オススメ度★★★★
日本一の牛乳メーカーが出荷した牛乳が原因で全国で食中毒が起こる。
腐敗している会社の上層部に君臨している経営陣たちをクビに
して会社を再編しようと一人の男が秘密に部隊を編成し
経営陣のクビきりを始める。
社員の中からスカウトされるそのメンバーの個性が個性が凄い。

『いや、それは本人が悪いんや。好奇心を持ってアンテナ張って生きてりゃ、
 やりたいことなんてすぐに見つかるんや』


2005.1.23
361「ふたたびの虹」柴田 よしき(祥伝社文庫)
オススメ度★★★★
東京のオフィス街にある小料理屋「ばんざい屋」の女将・吉永が
が主人公の連作短編集。
短編が進むに連れ過去を捨てた吉永の過去が明らかになってゆく。

『たんぽぽの花言葉、調べたよ。いちばん有名な花言葉は、離別、だった』

2005.1.16
360「名探偵木更津悠也」麻耶 雄嵩(カッパノベルス)
オススメ度★★★☆
名探偵木更津悠也の連作短編集。
「白幽霊」「禁区」「交換殺人」「時間外返却」の4編を収録。
ワトソン役の香月実朝の助言が冴える。
「交換殺人」は別のアンソロジーで読んでいたのがちょっと残念。

『いや、僕は探偵だからね。事件の選り好みは出来ても、真相の選り好みは出来ないよ。
 君が悪いんじゃない』


2005.1.16
359「青空の卵」坂木 司(東京創元社)
オススメ度★★★☆
ひきこもりの鳥井真一が探偵役の連作短編集。
鳥井が唯一心を許している外資系の保健会社に勤務する友人から
いろいろな事件を相談される。
話が進むに連れ鳥井にも友人が出来てきたり「ひきこもり」になった
原因などが解かってくる。

『鳥井、人はね、誰かと本気で向き合おうとしたら、泣いても叫んでもいい。
 きちんと求めなきゃいけないよ。恥ずかしがったり、照れてたりする場合じゃないんだ』


2005.1.10
358「アフターダーク」村上 春樹(講談社)
オススメ度★★★☆
浅井マリは姉・エリとの距離を測れないまま成長してしまう。
ある日、突然眠ったまま、ずーっと起きてこない姉エリ。
マリは深夜のファミレスで読書をしていると姉の同級生に話し掛けられる。
深夜から明け方に起こる事件をきっかけに今まで見つけられなかった
自分と姉との壁が何なのかが解かり始める。

『真夜中には真夜中の時間の流れ方があるんだ』