F時間ルール
☆3秒ルール
ボールを持っているチームの選手は、相手側のバスケットに近い制限区域内(イラストで表示)に3秒を越えてとどまってはならない、というのが3秒ルールです。
アウトからスローインするときはゲームクロックが動き始めてから3秒ルールが適用されます。ただし、ショットのボールが空中にあるときやデッドになっているときは、どちらのチームもボールを持っているわけではないので、この3秒ルールは適用されません。また、3秒ルールの違反はヴァイオレイションとなって相手チームにスローインが与えられ、そのヴァイオレイションが起こったポジションに最も近いサイドラインのアウトから再開されます。
☆5秒ルール
フリースローやスローインのとき、選手はボールをもらったら、5秒以内にプレーしなければいけないという5秒ルールがあります。また、選手が相手にしっかりディフェンスされて5秒以上プレーできない状態を超えたときもヴァイオレイションになります。
このとき、ただピヴォットをしているだけではプレーをしていることになりません。プレーをしようとする意志があっても、この状態で5秒を過ぎればヴァイオレイションになり、相手ボールになります。
相手に5秒ルールのヴァイオレイションを起こさせるには、コーナーやセンターライン際に追い込む方法もあります。
たとえば、ボールを持っているオフェンスをコーナーに追い込んで、バックパスや5秒オーバールールをさせるためにダブルチーム(2人で1組)を組んでいくわけです。
ヴァイオレイションを誘うためにダブルチームを組むときは、2人の間を絶対にあけないことが大切です。2人のからだを交差させて、その間をしめてしまいます。相手に外にプレーされる分には、リングからの距離が縮まらないので構いません。しかし、ダブルチームの間を抜かれてしまうと、相手がリングへの距離を縮めるのと同時に、一度に2人が抜かれることになって不利になります。
ダブルチームの場合、一番効果的なのは相手にピヴォットも踏めない状態にすることです。もっとも、ダブルチームの動きが悪いと相手にスキを与えてピヴォットなどでダブルチームを崩されることがありますので注意が必要です。
逆に相手がダブルチームできたとき、オフェンス側がそれを破るためには、パスができない場合はピヴォットを踏んで、ディフェンスを動かすことも有効です。
2人がオフェンスの動きにつられてスキをつくったら、その方向に動けますし、ダブルチームの間が開いたらその間を突破することもできます。
どうしてダブルチームの間があいてしまうかというと、1人が動いたときにもう1人がさぼってしまったり、2人の呼吸が合わないときなどに起こってしまうのです。
☆10秒ルール
バックコート内で生きているボールを持ったチームは、10秒以内にボールをフロントコートに進めなければいけません。つまり、10秒以内にフロントコートにいるどの選手にでも触れるか、ドリブルでセンターラインを越えるなどして、ボールをフロントコートに触れさせる必要があるわけです。
センターラインをまたいでいる選手は、バックコートとフロントコートの両方に位置していることになります。この場合、パスを受けてバックコート側の足を上げれば、ボールはフロントコートに進んだことになります。
この10秒ルールに違反してしまうとヴァイオレイションです。相手チームにスローインが与えられ、それが起こったポジションに最も近いアウトの位置から再開されます。
☆30秒ルール
ボールを持ったチームは30秒以内にシュートをしなければならないというのが30秒ルールです。
違反するとヴァイオレイションとなり、それが起こったポジションに最も近いアウトの位置で、相手チームにスローインが与えられます。
一方、NBAでは24秒ルールが採用されていて、攻撃側はシュートをしてバックボードやリングの決められた場所に、24秒以内にボールを当てなければいけません。プロだけに、よりスピーディーにゲームが進行するように工夫されており、このルールのおかげで得点もよく入ります。
また、NBAでは24秒ルールのぎりぎりでシュートを打つことが多く、またそれを越えて反則となってしまうケースもよく見られます。