「たつのこの外観」

 はじめて「たつのこ」を訪ねた時、ここ十数年嗅ぎ忘れていた臭いを嗅いだ気がしました。
 実際に「たつのこ」の外観を見たときには、「普通のぼろい家」という感じでびっくりしましたが、建物の中へ入り、まだ寒い部屋の中で元気に駆け回る子供たちを見て、「これでしょ、これ」と心の中で数年後の息子の姿を想像し、一人ほくそ笑んでいました。
 入所してから8ヶ月。様々な行事に参加し、外観だけではわからないこの保育所の姿も少しずつわかってきた気がします。ある講演会で、佐藤学さんという東大の教授が「子供が楽しく遊ぶためには、親も楽しまなければいけない」と言っていたのを思い出したのですが、まさに「たつのこ」は「保育者や保護者が“子供を育てることを楽しんでいる”保育所」ではないかと思います。
 友人に保育所のことを話すと、「ぼろい外観なんだけど」とはじまり、「いい保育所なんだよ」と自慢話になってしまうことが多いこのごろです。(記:TOMO父)